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更新日:2014年9月12日

知事会見(平成26年(2014年)9月12日(金曜日)11時00分~11時28分 会場:県庁)

項目

知事からの説明

  1. 長野県工業技術総合センターによる企業支援について

取材者からの質問

  1. 和田副知事の退任について
  2. 子どもを性被害から守るための県の対応方針について
  3. 信州まつもと空港について(1)
  4. 信州まつもと空港について(2)
  5. 新県立大学構想について
  6. 福島県知事選挙について

本文

知事からの説明

 1 長野県工業技術総合センターによる企業支援について

長野県知事 阿部守一
 
それでは9月12日の会見を始めさせていただきたいと思います。
 本日は私の方から1点であります。少し通常の会見とは違う形で工業技術総合センターとの共同会見、コラボ会見ということでお話をしたいと思います。「しあわせ信州創造プラン」を推進してきておりますが、次世代産業創出プロジェクトの中で、研究機関と企業との連携を強化して成長期待分野への展開を支援していこうという取り組みを進めてきています。そうした中で、工業技術総合センターを中核的な技術支援拠点と位置付けて県内企業との共同による技術開発を進めてきております。今回、そうした共同開発の中で、優れた成果が上がりました。ご紹介を致します。ご紹介するのは金属ガラスの製造装置でございます。岡谷市にある牛越製作所におきましては、以前から割れにくい、加工しやすいといった従来の金属にはない優れた特徴を持つ材料、金属ガラスについて技術開発を進めてこられています。今回この金属ガラスをより低コストで生産できる装置の開発に成功致しました。金属ガラスは加工を施すことで高いはっ水性を持つ性質を持っておりますので、手術用のメス等を金属ガラスで作ることができれば洗浄の手間が大きく省ける等、医療分野への応用も大いに期待できるものと聞いています。詳しい取り組みや経過等につきましては工業技術総合センターの横道正和所長から説明をしてもらいますので、よろしくお願い致します。

工業技術総合センター所長 横道正和 
 私ども工業技術総合センターは長野市、松本市、岡谷市に拠点となる4つの技術部門を置きまして、中小企業が単独では保有できない最先端の分析機器や加工設備、また職員のノウハウを提供することで県内の中小企業の新技術・新製品開発や新たな分野への展開を後押ししております。ご紹介いただきました牛越製作所様では、平成22年10月頃から新しい材料である金属ガラスの技術開発を進めていらっしゃいました。金属ガラスはご紹介にもありましたとおり、割れにくいとか、非常に微細な加工がしやすいという優れた特徴がありますけれども、製造するためには溶けた溶融状態から瞬間的に冷却する必要があり、また原料に高価な金属を含んでいるために、無駄を出さないように使用するというような工夫も必要だったりしまして、低コストに生産する方法の確立が難しかったわけでございます。そんなことから当センターの精密電子技術部門に平成24年4月頃にご相談をいただきまして、それから試作品の分析評価や新たな加工方法の開発、助言、また、ただ今はっ水性といったお話がございましたけれども、そうした可能性を検証するための金型の開発、国等の助成制度の活用支援などを行いながら一緒に開発を続けてまいりまして、この度同社の努力が実り、金属ガラスを低コストで製造できる画期的な装置の開発につながったわけでございます。詳細は午後の牛越製作所様の記者会見をお聞きいただければと思います。ここにサンプルを持ってまいりましたけれども、なかなか小さいものですから、午後ゆっくりご覧いただければと思います。同社では新しい装置を活用したい企業や、この金属ガラスを使って応用製品を考えてみたい企業などと企業間連携に発展させていきたいと考えていらっしゃいますので、多くのマスコミの皆さまにご参加いただきたいと思います。以上でございます。よろしくお願い致します。

長野県知事 阿部守一
 
はい。ということで、今の金属ガラス、なかなか私も説明を聞いても最初はよく理解しづらいところもありますけれども、非常に今まで、どうしても高コスト、高価なものは作れても、なかなか一般的に活用できるような低コスト生産は難しかったと聞いています。そういう意味で、今後この技術がいろんな分野で応用されていくということを期待しているところであります。私の方からは、今日はこの1点でございます。よろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 和田副知事の退任について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
最初に、和田副知事が明日で任期を迎えられまして、先日の議会との懇談会の場でも、知事からもお話がありましたけれども、1期をもって退任をされるということになりました。この間、4年間の阿部県政を支えられた幹部のお一人なわけですけれども、この4年間の和田副知事の実績と言いますか、どんなところで働いていただいたという思いを持っていらっしゃるのかというのとですね、それから退任に当たりまして、後任についてはですね、先日のお話どおり、今年度中は現行体制で行きたいというようなお話がありました。もう少し、詳しく、メリット・デメリット、いろんなところを勘案されてのご判断だとは思いますが、理由などご説明願えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 
和田副知事、実質的に今日で最後の任期中の通常の勤務日という形になります。4年間、私が知事として当選した直後に任命をさせていただいて、それ以来、私もかつて副知事をやっていたとはいえ、しばらく県政を離れていましたから、そういう意味では、職員との関係性づくり、あるいはさまざまな方面との円滑な調整に努力をしてもらえたと思っています。なかなか当初、私も少し県政がいろいろ変わった部分もあったんでですね、戸惑うところもありましたけれども、副知事のおかげで、着実に事業を進めてくることができたと思っています。そういう意味では、心から感謝を申し上げたいと思っています。
 後任の人事については、これは人事の話でありますから、極論をすれば、全体的に総合的に勘案して、当面置かないということに判断をしたということであります。もう少し申し上げれば、やはり年度途中でもあります。今まさに「スタートダッシュ・アクション7」を含めて、私が公約で掲げた事業、そして「しあわせ信州創造プラン」で進めていく事業、今それぞれ各部、分担してスピードアップを図りながら、進めていこうと考えています。そういう中で、年度途中で人事を大きく動かすのは、私としては県政のパフォーマンスを維持していく上では必ずしもプラスにはならないのではないかと思っております。現行の体制で当面県政を進めていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
これで、あさって以降は、県の副知事は加藤副知事お一人になるわけですけれども、これまでお二人で、両副知事で所管の部局などを分けられていらっしゃいましたけれども、そのあたりの今後の分担については、どんなふうにお考えなのかというのが1点と、和田副知事はいくつか外郭団体の理事長、それから社長をお務めでいらっしゃいますけれども、そちらの方も林業公社であるとか、経営状況など課題を抱えているところもいくつかあります。そちらの後任といいますか、当面の体制、責任体制についてはどんなふうにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
当面、副知事が空席になった部分は、私と加藤副知事、そして関連の部長で対応していくと、そういう意味ではしばらくの間は、それぞれ申し上げた私と副知事と部長の仕事は少しずつ重くなる部分があると思っています。外郭団体については、今、総務部の方で検討してもらっていますが、課長の方から説明してもらいます。

総務部行政改革課長 井出英治
 
県の関係の外郭団体につきましては、6法人で理事長あるいは代表取締役社長といった役職を和田副知事に現在お願いをしております。それぞれ、副理事長ですとか専務理事といった職を置いておるところがほとんどでございますので、当面、そういった副理事長なり専務理事などが事務を代わりに行うという体制でやっていきたいと思っております。原則としてそんな形でやっていきたいと思っております。

 2 子どもを性被害から守るための県の対応方針について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
また別の質問になりますけれども、先日の議会との懇談会の場では、淫行条例を含めて、性被害防止について県としての対応策を示す方向性についても若干意見などがありました。改革・新風の倉田県議からは、県としての方向性を出す前に、関係者、当事者、例えば若者であるとか、意見を聞くべきではないかというようなお話もありましたが、その場では知事からは、時期は明確ではなかったですけれども、さまざまな団体と意見交換をしていくんだというようなお話がありました。これまでのご説明では、まず、県としての方向性を出した上で、いろいろな意見を聞いて、その上で最終判断というような流れだったかと思いますが、今のところそのお考えには変更などはないでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
県民会議としての今後の取り組みについてご議論いただいて、私も報告を受けました。それと並行して、県庁の中でも検討してきています。その両者を合わせて、県としての対応方針案を作っていこうということで今取り組んでいるところであります。非常にこの問題、論点がいろいろあります。そして、長い間の積み重ねで、県全体で取り組んできたわけでありますので、私とすれば、相当程度慎重に対応していかなければいけない部分があると思っています。県議会の皆さんのご意見であったり、県民の皆さんのご意見であったり、そうしたものをお伺いしながら、最終的な結論を導いていかければいけないと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
確認ですけれども、そうしましたら、先ほどおっしゃったその対応方針案をまず示した上で、さまざまな声を聞いていくという段取りだということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね。今回やらなければいけない論点として考えられているのが、例えば教育の問題であるとか、あるいは、いわゆる性被害を受けた被害者に対する救済支援であったり、そして、いわゆる、他県では淫行処罰と言ってますけども、そうした条例で罰則規定を設けて規制するかどうか、いろんな論点があるわけであります。そうしたものについて、やはりわれわれとして一定の考え方をまとめていかなければいけないと思います。ただ、考え方もマルかバツかということだけではなくて、いろんな前提条件とか制約条件があったりする場合もありますので、そういうことも含めて慎重な取りまとめをしていこうと考えています。その上で、最終的に、例えば具体的に何かをするということに至る過程では、いろんな方のご意見を聞いて最終的な判断をしていかなければいけないと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
すみません、細かいところで。今おっしゃったマルかバツだけではなくてですね、いろんな前提や制約条件もあるというのは、そうしたものを付した形で方針案を出すこともありうるという話なのか。それとも、一定の方向案は出すんだけれども、それにはそれを解釈していただくですね、受け取り方として注釈をいろいろ付ける必要があるんだという認識をおっしゃってらっしゃるのか。

長野県知事 阿部守一
 
これ、まだ対応方針案まとめてないんで、今の段階でこれです、とは正直申し上げられない状況です。ただ、私が感じておりますのは、いろんな見方、いろんな考え方、価値観があるわけであります。私はやはり、まずはベースとなる現状とか、あるいはベースとなるものの見方とか、そうしたものをしっかり共有する中で議論を進めていくことが必要だろうと思います。そういう意味で、われわれの取りまとめも、そうした多くの皆さま方が、例えば賛成・反対いろいろあるにしても、見方とか考え方の視点が一定程度共有できるようなものにぜひしたいなというのが私の思いであります。

 3 信州まつもと空港について(1)

日本放送協会(NHK) 西村佑佳子 氏
 9月定例会に提出されます一般会計補正予算案のことでお伺いしたいと思います。まつもと空港の方の調査、路線拡充について調査費・検討費に2年間でおよそ950万円計上される見通しであるということなんですけれども、こちら狙いとして知事はどのようにお考えなのかということをお伺いできますか。

長野県知事 阿部守一
 
まつもと空港は県営空港であります。まつもと空港を活性化していくということが、県としての大きな政策目標でもあります。ただ、まつもと空港はいろんな制約があったりとかする中で、これからどう生かすかということを考えた時に、航空の専門家の意見を聞きながら考えないと、なかなか素人的にはもっとこうした方がいいんじゃないか、ああした方がいいんじゃないかという意見とか考えはさまざま出るわけですけれども、しかしながら現実に実行するという段階では、技術的な課題であったり、さまざま課題があるわけです。そういうものをやはりしっかりと整理してですね、まつもと空港の将来の発展性・方向性というものをしっかり見出していきたいとそういう思いで今回予算計上させていただいたところであります。

日本放送協会(NHK) 西村佑佳子 氏
 
すみません。それに関連しまして、今回路線拡充を検討するということで、調査を行われると思うんですけれども、それは今現在の採算を見た上で、路線を拡充することにやはり意味というものがあるというふうにお考えということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
採算性うんぬんというよりは、まつもと空港は県が管理している空港でありますし、長野県唯一の空港として積極的に生かしていくということが重要だと思っています。そういう意味で、生かす、活用していくにあたってやはり専門的な見地からの議論を十分にしていただくことが前提として必要だと思っています。

 4 信州まつもと空港について(2)

日本放送協会(NHK) 保科賢一 氏
 
先ほどのうちの記者と同様、関連するんですけれども、今後そのまつもと空港に対して、専門的な委員会を立ち上げるというお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
専門家の意見を聞いて検討を進めていくということですね。専門家の意見を聞いてまつもと空港の課題、あるいは可能性、そうしたものを見出していくということで考えています。

日本放送協会(NHK) 保科賢一 氏
 
それは先ほども、結局専門的なそのプロジェクト会議、委員会等を立てるというわけではなくて、今ある対応部署、関係部署の中で、それは行っていくものであるということですかね。

長野県知事 阿部守一
 
委員会という形式をとるかどうかっていうのは交通政策課の方からお答えします。

企画振興部交通政策課長 堀田文雄
 
専門家の意見ということなんですが、現在想定しておりますのは、まずは、空港の専門的なコンサルタントのご協力を得る。それと併せていわゆる専門家の方をアドバイザーのような形で委嘱を致しまして、専門的な見地を生かしていきたいと考えています。

日本放送協会(NHK) 保科賢一 氏
 
あと1点、この時点、9月補正の中で今回まつもと空港の予算を入れてきた何か狙いというのはあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
これは私とすれば、観光振興を別途予算計上検討中でありますけども、長野県のポテンシャルを最大限に生かしていかなければいけないと思っております。そういう中で、この観光についても産業振興についてもまつもと空港の活性化という話はいろいろなところでこれまでも論議されてきていますが、しかしながら決定的な方向付けというのが必ずしもなされないままきているということで、早急に方向付けをしていろいろな政策との組み合わせも考えて行きたいと思っています。

 5 新県立大学構想について

信濃毎日新聞 佐藤大輔 氏
 
新県立大構想についてのお尋ねなんですが、先般、安藤さんと金田一さんによる県内の大学との懇談が一巡、とりあえず終わったのですが、今後、お二人の役割について、特に私大さんの方で構想に対する一部懸念が残っている部分があるのですけど、安藤さん、金田一さんにどういう役割を引き続き期待されるかをということを改めて伺いたいのと、あと、知事ご自身として、特に松本大さんになるのかなと思うのですが、改めて説明するような、知事ご自身で説明するような機会をお考えかどうかお尋ねしたいのですけども。

長野県知事 阿部守一
 
理事長予定者の安藤さんと、学長予定者の金田一さんには精力的に各大学を回っていただいて本当に私は感謝をしています。その中で一定程度の思いの共有が図られてきていると私は認識しています。大学間競合みたいな話も確かに議論されることはありますけども、これは安藤さんも金田一さんもおっしゃっていただいていますけども、やはりそれぞれしっかり特色を出していくということが重要だと私も思っています。そういう意味で安藤さん、金田一さんには県立大学の理事長予定者、学長予定者としてこれから県立大学のエッジの利いた特色をしっかり出してもらうように取り組んでいただきたいと思っています。松本大学を含めた私大との関係性というのは、この県立大学の話だけではなくて、先般の高等教育の円卓会議でも学長の皆さんご出席いただきました。加えて高等教育全体の振興をいろんなことで図っていこうということで、私学・高等教育課の側でも、さまざま連携事業を具体化してきています。そういう中で、ともども発展する方向性を見出していくことが長野県にとって重要だと私は考えています。
 今の時点で、私が個別の学長とお話をする予定は特別には組んでいませんが、当然私が県の責任者でありますから、必要な場面がもしあれば、私が直接お話することは全くやぶさかではありません。ただ、今、県立大学構想自体は具体化に向けた取り組みの途中段階でありますから、そういう中でわれわれの取り組みを随時お知らせして、また、私大の皆さまともともども高等教育の振興の議論をする中で、一緒になって進んでいくことができる関係を強化していきたいと思っています。

 6 福島県知事選挙について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
一度に聞かずにすみません。1点追加しまして、昨日ですね、福島県知事選に自治省出身でいらっしゃる、内堀副知事が出馬の意向を表明されました。自治省の方では知事の後輩にも当たられますし、また長野市出身であるということもあったりしまして、またその他にも副知事出身で、知事選に出られるというところでも、阿部知事とも共通点はあるんですけれども、今後ですね、何か今までご接点であるとか、それから今後の、例えばそちらの方に出向かれる可能性があるのかないのかであるとか、そうした今後のお考えなどについてはどんなふうに見通していらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
現時点では、私が福島県の知事選挙に直接関わる、関わらないとかっていうことを考える以前の状況であります。そもそも旧自治省っていうのは小さな組織でありますので、内堀副知事のこともよく知っています。大変長い間福島県のために尽力しています。そして3.11以降非常に厳しい過酷な環境の中で佐藤知事をしっかり支えてきたな、と私は見ています。立候補表明をされたということでありますので、ぜひ県民のためにしっかり頑張ってもらいたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 
ありがとうございました。

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