ヘルプマークについて

ヘルプマークを知っていますか
ヘルプマークとは
義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークで、平成29年7月にはJISの案内用図記号に追加され、全国に普及が進んでいます。
長野県では、希望される対象者の方にヘルプマークを配付するとともに、ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をしていただけるよう、ヘルプマークの趣旨を広く周知していきます。

ヘルプマーク
ヘルプマークを身に着けた方を見かけたら
電車・バスの中で、席をお譲りください。
外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。
駅や商業施設などで、声をかけるなどの配慮をお願いします。
交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
視覚障がいのある方や聴覚障がいのある方などの状況把握が難しい方、肢体不自由児・者などの自力での迅速な避難が困難な方がいます。
ヘルプマークの配付について
対象者からの申出により、次のとおりヘルプマークを配付します。
対象者
義足や人工関節を使用している方、内部障がいや難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方
(障がい者手帳や病状等を証明する書類の提示は必要ありません)
配付時期
平成30年7月2日(月曜日)から
配付窓口
県内市町村福祉担当窓口、県現地機関(保健福祉事務所、精神保健福祉センター、総合リハビリテーションセンター)、県立病院(県立信州医療センター、県立こころの医療センター駒ヶ根、県立阿南病院、県立木曽病院、県立こども病院)、県庁障がい者支援課
※数に限りがありますので、配付はお一人につき1個とさせていただきます。
※長野県内にお住いの方に限ります。
※申込は、本人又はその家族に限ります。
※窓口への来所が困難な方には、郵送での配付を行っております。お近くの配付窓口まで御相談ください。
(なお、郵送の場合は、返信用封筒と返信切手(94円)が必要となりますので御留意願います。)
※ヘルプマークの趣旨に沿った、適切な利用をお願いします。
ダウンロード版ヘルプマークについて
市町村福祉担当窓口等で配付しているヘルプマークの他に、自宅のプリンタで印刷可能なヘルプマークを作成しました。
ヘルプマークにつきましては、こちらからダウンロードが可能ですので御活用ください。
ヘルプマーク(ダウンロード版)(PDF:152KB)
利用にあたっての注意事項
- 必ず「カラー」で印刷してください。
- A4サイズの用紙に印刷してください。
- ヘルプマークの色変更、デザイン修正等、編集は行わないでください。
ヘルプマークの普及啓発について
長野県では、ポスターの掲示やチラシの配布等により、ヘルプマークの普及啓発に取り組んでいます。
また、障がいのある方を支える「信州あいサポート運動」を推進する中で、県民が「ヘルプマーク」を見かけた際は、配慮や援助を必要としている方が必要としている支援を行うことができるよう、県内市町村、関係機関などと連携して普及促進に取り組みます。
ヘルプマークの普及啓発に御協力ください!
ヘルプマークの啓発を応援いただける方や企業、団体の方にポスター及びチラシをお配りしています。詳しくは、県庁障がい者支援課にお尋ねください。
なお、ポスター及びチラシにつきましては、こちらからダウンロードが可能ですので啓発の際に御活用ください。
ポスター(縦)(PDF:3,189KB)
ポスター(横)(PDF:2,860KB)
チラシ(両面)(PDF:2,905KB)
※これらの他に、ヘルプマークを活用した啓発物等を作成される場合は、東京都が作成した「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」を御確認いただき、必要に応じて東京都に申請等の手続きをお願いします。
ヘルプマーク作成・活用ガイドライン(東京都ホームページ)(外部サイト)
ヘルプマークディレクターについて
ヘルプマークディレクターとは
長野県では、ヘルプマークの周知普及をさらに広げるため、各地域でヘルプマークの普及活動を積極的に行っている個人及び団体に「ヘルプマークディレクター」を委嘱しました。ディレクターには、ヘルプマークの普及に向けた主体的な周知活動にご協力いただくとともに、ヘルプマークを必要とされる方にヘルプマークを配付していただきます。
ヘルプマークディレクターの紹介
ディレクターとして、2名の個人と3団体に委嘱しております。
猪又竜(いのまたりゅう)氏

- 主な活動エリア長野県内全域
- ディレクターとしての思い・決意
私は生まれつきの心臓病患者です。見た目ではわからない疾患を持ち生活をしています。多くの人々にヘルプマークの存在と意義をしってもらい、誰もが自分らしく生きられる社会を作っていきたいと考えています。ヘルプマークが必要な方には直接お届けしたいと思っています。
- 自身の活動内容
生れつきの心臓病患者として、後輩患者により良い人生を送って欲しいと活動してきましたが、様々な疾患や障がい、LGBT当事者とお会いする中で共通する生きづらさを感じてきました。今では、全ての人々が自分らしく生きられる社会を作るため、講演を中心に活動しています。人はそれぞできること・できないことが違うので、補い合って支え合って生きています。「助けて」と言える社会、言ってもらいやすい社会を作っていくために活動を続けます。Youtubeで先天性心疾患の動画配信も行っています。「LivingWithHeart~みんなの生き方~」
- 連絡先

井出今日我(いできょうが)氏

- 主な活動エリア東信
- ディレクターとしての思い・決意
助けを求めている方々に助けの手を届けること、周りにいる方や助けたいけど勇気が出ない方々へのアプローチをしていきたいです。
いつかヘルプマークや区分けのない共生社会になるよう魂込めて行動します。
- 自身の活動内容
5歳の時にデュシェンヌ型筋ジストロフィーを発症。2016年1月に障がい当事者が主体となり他の障がい者の地域生活を確立するために様々な活動をしているCIL上田Groping(グローピング)を立ち上げ、バリアフリー化運動や啓発活動、生活相談・権利擁護、イベント主催などを行っています。また「区分けのないダイバーシティな共生社会の縮図を目指した発信・交流の場」を開設し、多くの方々に交流の場を提供し、日々その情報を発信しています。
電動車椅子サッカーでの国際舞台での活躍を夢見て現在も継続しており、全国各地を訪れています。
- 団体のSNS
フェイスブック:https://www.facebook.com/profile.php?id=100002124307846
長野県ヘルプマーク普及協会

- 代表西森一博(にしもりかずひろ)氏
- 主な活動エリア全域
- ディレクターとしての思い・決意
手助けして欲しい人と手助けできる人を結ぶのがヘルプマーク。
配慮や手助けを必要とされる方にヘルプマークをお渡して、手助けができる人にはあいサポート運動を普及して行きたい思います。
- 団体の活動内容
2017年1月から信州ヘルプマーク普及作戦という名称で活動を始めて2019年12月にヘルプマークディレクター委嘱団体となった事で、2020年1月から長野県ヘルプマーク普及協会と名称を変えて協会に属するメンバーと共に県内全域で啓発活動を行っています。
ポスターやチラシの掲示や、あいサポートメッセンジャーとして研修の実施、イベントでのヘルプマークの普及・啓発などを実施中です。
- 団体のSNS
フェイスブック:https://www.facebook.com/shmdsmain/?ref=bookmarks
ユニバーサル・サポートすわ

- 代表牛山玲子(うしやまれいこ)氏
- 主な活動エリア長野県全域(諏訪圏中心に)
- ディレクターとしての思い・決意
「誰一人取り残すことのない信州」を目指し、共生社会に貢献していきます。
ヘルプマークの普及を通して、誰にでも優しい街に、観光地に。
- 団体の活動内容
医療及び福祉・介護・保育の有資格保持者がユニバーサル・ツーリズム(アクセシブル・ツーリズム)ハードに頼らず人の手で乗り越える支援と介助、人材育成や新規産業の創出と地域の医療や福祉・教育に貢献する活動を行っています。福祉研修にあいサポート研修を取り入れ、心のバリアフリーで相互の理解を深めコミュニケーションをとり支え合る地域になれる研修や講演も開催しています。
- 団体のSNS、連絡先
フェイスブック:https://www.facebook.com/yunisaposuwa/
アドレス

NPO法人HappySpotClub

- 代表高山さや佳(たかやまさやか)氏
- 主な活動エリア北信
- ディレクターとしての思い・決意
私たちは、10年間の活動を通じて、1万人近い方と関わってきました。その中には、見た目にはわからない障がいのある人もたくさんいました。ヘルプマークが生きやすいつながりを築くきっかけになるように活動したいと思います。
- 団体の活動内容
福祉を特別なものではなく身近なものとして感じてもらうため、従来のイメージにとらわれず、福祉に変革をもたらしたいと2011年よりイベントを中心に活動を続けてきました。
2016年に千曲市にコミュニケーションスペース「ごちゃまぜカフェ」をオープン。枠組みにとらわれず、食事に来られた方、子連れの方、認知症の方、障がい者の方々が席を共にする居場所づくりに取り組んでいます。年齢、障がい、社会的環境を越えて仲間をつくることを大切に活動を続けています。
- 団体のSNS
フェイスブック:https://www.facebook.com/happyspotclub/
ヘルプマークディレクターと連絡を取りたい方は、長野県の以下の連絡先へお尋ねください。
県内におけるヘルプマーク普及啓発活動の御紹介!
※みなさんのヘルプマーク普及活動を御紹介します。県庁障がい者支援課に御連絡ください。
ヘルプカードについて
「ヘルプカード」とは
障がいのある人などが災害時や日常生活の中で困ったときに、周囲に自分の障がいへの理解や支援を求めるため緊急連絡先や必要な支援内容などが記載できるカードです。
「ヘルプカード」のメリット
・本人にとっての安心
・家族、支援者にとっての安心
・情報とコミュニケーションを支援
・障がいに対する理解の促進
ご自宅のプリンタでも印刷可能です。こちらからダウンロードしてご活用ください。
ヘルプカード(長野県様式)(PDF:96KB)
ヘルプカード(逆向き版長野県様式)(PDF:112KB)
(問合せ先)
長野県健康福祉部障がい者支援課
〒380-8570長野市大字南長野字幅下692-2
電話026-235-7104
FAX026-234-2369