ここから本文です。
更新日:2024年8月20日
果樹試験場
長野県オリジナル品種「クイーンルージュⓇ」は一昨年から本格的な出荷が始まり、皮ごと食べられる味のよい赤色ぶどうとして市場や消費者から注目されています。
赤色のぶどう品種の中で「クイーンルージュⓇ」は着色がよい特性を持っていますが、栽培環境によっては色調がばらつくことがあります。このため、試験場では、県ブランドとしての色調統一に向けた技術開発に取り組んでいます。
場内の「クイーンルージュⓇ」は8月に入って着色が始まり、果実調査の本格的なシーズンを迎えました。光や温度の環境が着色に与える影響を明らかにするため、果房の受光環境や温度環境を変えて生育させた果房について、果皮の色調や着色の面積、糖度、酸含量、香り等の調査を行っています。
今年は6月の開花期から8月にかけて平年より気温が高い状況が続いています。このような気象条件下での着色状況もしっかり把握しながら、目標とする色調統一に向けて技術開発を進めていきます。
着色が始まった頃の カラースケールを使って行う
場内の「クイーンルージュ®」 着色状況の調査
果汁を絞って行う酸含量の調査
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください