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更新日:2025年8月5日
果樹試験場
果樹では苗木を生産するにあたり、目的の品種を台木に接ぎ木します。この台木を増殖する方法は、品目や台木の種類によって様々ですが、ももでは台木の種を播いて実生苗を得ています(実生繁殖)。
この種をとって播種する実生繁殖は多くの手間と時間を要し、効率的な苗木生産の弊害となっています。また、種から増やしているため、遺伝的に均一ではない状態です。このため、苗木の生産段階や、苗木をほ場に定植してからの生育が揃いにくい課題がありました。
当場ではこの課題を克服するため、もも台木の挿し木繁殖技術の開発に取り組んでいます。この方法が確立できれば、苗木を効率的に生産できるだけでなく、生育が揃いやすくなるため、栽培管理がしやすくなります。
挿し木により旺盛に発根したももの台木
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