果樹試験場

現在取り組んでいるりんごの新品種開発（令和6年1月）

　果樹試験場ではりんご、ぶどう、ももの新品種開発に取り組んでいます。今回はりんごの新品種開発について紹介します。

　新品種開発は”どんなりんごを開発したいか”といった目標もって取り組みます。おいしい、品質が良い、ボケにくい、栽培しやすいなど、目標は様々です。５年前に薬剤耐性黒星病の発生が問題となり、黒星病に強い品種が求められています。国を挙げて化学合成農薬の削減を進めているので、黒星病に限らず病害虫に強いことも重要な目標になっています。また、近年は収穫期の高温の影響で着色が不良の年が多くなりました。高温条件でも着色の良いことが重要な目標になっています。

　当場では生産現場や関係機関と意思疎通を図りながら目標を定め、新品種開発を進めています。

りんご選抜系統のひとつ

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