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更新日:2024年3月27日

果樹試験場

果樹の生態調査の意味と捉え方(令和6年3月)

 果樹の生育は暖かくなるに従い、発芽、展葉、開花と生育ステージが進みます。栽培管理や病害虫防除は、この生育ステージに合わせて実施するため、果樹の生育進度を把握するのはとても重要です。

 当場では栽培管理の参考にするため、また、研究結果の解析や考察等に活用するため、果樹の生育状況を調査しています。本年は、春の活動開始が早い野生りんご「エゾノコリンゴ」の発芽が2月13日でほぼ平年並、りんごの台木に用いる「M.9ナガノ」の発芽が3月16日とこちらもほぼ平年並みに進んでいます。

 果樹の生育が進む年は、生産上、大きな問題が発生する場合があります。特に開花前から凍霜害による結実不良が発生しやすくなり、県内では5月中旬頃まで遅霜による被害を受ける可能性があります。このため、生育が進むと低温に遭う期間が長くなり、凍霜害のリスクが高まります。本年も今後の気温次第では生育が早まる可能性があり、凍霜害のリスクが高まる危険性があります。

 果樹の生育状況は果樹試験場のホームページに掲載しているので、参考にしてください。
 関連リンク:定例調査

エゾノコリンゴの写真
「エゾノコリンゴ」がもうすぐ展葉

M.9ナガノが発芽した写真
りんごの台木「M.9ナガノ」の発芽

 

 

お問い合わせ

所属課室:長野県果樹試験場 

長野県須坂市大字小河原492

電話番号:026-246-2411

ファックス番号:026-251-2357

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