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更新日:2025年3月26日

第983回長野県教育委員会定例会会議録

1日時

平成26年(2014年)11月6日(木曜日)午後1時30分から午後3時まで

2場所

県教育委員会室

3議題

議事

議第1号ー職員の処分について

議第2号ー平成27年度長野県立高等学校生徒募集定員について

報第1号ー職員の人事異動について

 

教育長報告事項

(1)平成26年度長野県全国学力・学習状況調査分析委員会の報告について

(2)平成25年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

(3)「長野県中学生期のスポーツ活動指針」を踏まえた取組状況について

(4)第69回国民体育大会における総合成績について

 

4出席者

委員

委員長櫻井久江

委員長職務代理者耳塚寛明

委員生田千鶴子

委員平林尚武

委員矢島宏美

教育長伊藤学司

その他

青木教育次長、菅沼教育次長、北澤教育総務課長、兒玉義務教育課長、内堀高校教育課長、

中坪特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、小野文化財・生涯学習課長、

宮下保健厚生課長、茅野スポーツ課長

 

会議録

櫻井委員長

ただいまから第983回教育委員会定例会を開催します。

本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

櫻井委員長

御異議ございませんので、議第1号につきましては非公開とすることに決定しました。

なお、議第1号につきましては、本日の最後に審議することにします。

それでは議事に入ります。

最初に議第2号「平成27年度長野県立高等学校生徒募集定員について」、内掘高校教育課長から説明してください。

 

内掘高校教育課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

今説明がありましたとおり、7学級280名減ということで提示されておりますが、特に御意見ございませんでしょうか。

それでは、御意見ないようでありますので、議第2号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

異議なし。

 

櫻井委員長

それでは、議第2号を原案のとおり決定いたします。

続いて、報第1号「職員の人事異動について」、北澤教育総務課長から説明をお願いします。

 

北澤教育総務課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたらお願いします。

特にございませんでしょうか。

それでは、報第1号を原案のとおり承認したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

櫻井委員長

御異議ございませんので、報第1号を原案どおり承認します。

以上で議事を終わります。

続きまして、教育長報告事項に入ります。

最初に、教育長報告事項(1)「平成26年度長野県全国学力・学習状況調査分析委員会の報告について」、武田教学指導課長から説明をお願いします。

 

武田教学指導課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いします。

耳塚委員。

 

耳塚委員長職務代理者

分析委員会の報告書でございますが、分析委員会と、基礎的な資料の提供をしていただいた県教育委員会事務局に感謝をしたいと思います。

昨年度から、大きくこの目標が変わりましたけれども、大変良質なものが今年もまたさらにできたと思います。

3点あるのですけれども、「良質な」と申し上げた理由の一つは、現状分析に基づいてこの施策や対応が包括されていて、つまり分析と施策の結び付きが見られることが大変重要なことで、効果も期待できると思います。また昨年度の分析委員会の指摘に対して、成果が出ていないところもありますけれども、きちんと取り組まれたということも分かります。

2点目ですけれど、34ページ以降にございますが、市町村の教育委員会や小中学校について、他のところで模範とすべき良い例が紹介されていて、大変に良いことだと思います。これに対して、分析委員会が視察できるように支援してほしいと指摘されていますので、ぜひこれは実行していただければと思います。

3点目は、これはデータを見て初めて私も知りましたけれど、高校入試の問題の形式別の傾向を他県と比較していて、本県では論述問題の採点上の比率が小さいことが分かったということが発見だと思います。それは活用する力の向上にも関係する部分で重要なところだと思いますので、入試問題を検討する上で、ぜひお考えいただければと思いました。

後は、総合的学習の時間における探究的な活動の不足というのがやはり今年も出ていますので、ここは何とか改善が見られるようにと思っております。

以上です。

 

 

櫻井委員長

 

何点か御意見いただきました。市町村教育委員会の取組例の紹介のところでは、それを視察できるよう支援していくこと、また高校入試の問題において論述問題の採点が指摘されましたが、その点につきまして何かありますか。

伊藤教育長。

 

伊藤教育長

この提言でも、高校入試まで視野を広げて検証していただいて御提言をいただいたということで、これからまさに活用する力、いわゆる21世紀型が増える中、こういうものを中学校以下の教育でしっかり取り組んでもらう上でも大変重要な視点をいただいたと思っております。

高校入試問題については、今年度末に行う入試についてはもう既に様々な観点で問題作成が進んでいる状況でございます。来年度以降行う入試についてどういう形が良いのか、もう一方で、当然各学校で採点をしていくときに採点にぶれが出ないようにという視点もこれまであって、今の問題になってきているところもございますので、それらも踏まえながら、今回いただいた視点は大変大事な視点だと思っておりますので、事務局の中で少し検討していきたいと思っております。

 

櫻井委員長

他に御意見ございませんか。

生田委員。

 

生田委員

以前、全国学力一斉状況調査のデータを見せていただいたときに、上位県との比較のデータを見せていただきました。その時に明らかになっていたことが、上位県の学習の構成の仕方が、どういうふうにやったら良いのかという組み立ての部分を子どもたちに考えさせる割合がかなり高かったように思います。それが印象的だったのですけれども、やはりそうすることによって、学ぶ意欲、意識の向上につながりますし、学ぶことは楽しいことで自分にとって有意義なことだという実感を子どもたちに持たせることが教育の中で必要なのではないかなと感じました。この分析委員会さんの中にもそういった御指摘があったかと思うのですけれども、その点はやはりより一層強くやっていただき、子どもたちが学ぶことの楽しさを知ることで、不登校やいじめなど、そういったところにも良い意味で効果が出ていくのではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

櫻井委員長

他に御意見ございませんか。

非常に細かい分析と、県の教育委員会に期待する事項がこのように挙げられておりますが、御意見いかがでしょうか。

 

矢島委員

かなり細かい分析をしていただいたので、施策としてどのようにしていくかというところも具体的に進められると思います。特に、早寝・早起・朝御飯という生活リズムを、教育委員会もそうですが、学校だけではなくて家庭と連携しながら進めていくことで、学校の授業に集中できるとか、そういうところも出てくると思いますので、さらなる一層の連携が必要になってくるのかなと思います。

以上です。

 

櫻井委員長

来年度に向けまして、期待する事項等しっかりと研究・検討していただきたいと思います。

これで教育長報告事項(1)を終了いたします。

次に、教育長報告事項(2)「平成25年度『児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査』について」、永原心の支援室長から説明をお願いいたします。

 

永原心の支援室長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 

矢島委員

3ページの2の生徒間暴力が、全部で261件あるのですけれども、この生徒間暴力は具体的にはどのようなものが挙げられていますか。

 

永原心の支援室長

これらの暴力につきましては、それぞれの案件について報告されております。具体的なものとして、非常に事例が多いのですけれども、例えば、クラスの中で子どもたちが複数いて、口論がエスカレートしてその中の二人に対して暴力を振るった事例や、休み時間に体育館でのボールの取り合いからなど、様々な事例がございますが、内容については私どもで把握はしております。

 

矢島委員

ありがとうございます。

私の感覚で言いますと、生徒間同士の性暴力がかなり今増えてきていると感じます。その性暴力が、先生方にもし認識されていないようでしたら、この生徒間暴力というところに生徒間の性暴力が入るかと思うのですけれども、生徒間の性暴力は何件か上がってきていますか。

 

永原心の支援室長

私どもが認識している限りではありません。

 

矢島委員

私は、生徒間性暴力はかなり増えてきていると思っています。ただ学校が、生徒間の性暴力が初めから頭にないとすれば、それが上がってこないのは当然だと思います。実際に性暴力に対しては、まだまだ支援の仕方や対応がまだ分かっていなくて、学校の中で先生方が問題にして困っていることがかなり多いです。ですのでこれに対しては、かなり早くの研修が必要かと思います。また性暴力に関しては、被害者の最大のケアと加害者への支援がとても必要かと思うのですけれども、3ページの一番下の5番の課題と今後の対応というところで、家庭、地域、警察、児童相談所といろいろな関係機関との一層の連携と書かれているのですが、実際に学校現場で子ども間同士の性暴力が起きたときに、警察とか児童相談所とともに学校に連絡をしても、なかなか対応してくれないことがあります。学校側は、加害者をどうしたら良いのかというところもありますので、今までどのように関係機関と連携していて、さらに一層の連携を具体的にどのようにしていくかというところをお聞きしたいと思います。

 

永原心の支援室長

委員御指摘のような生徒間における性的なトラブルが起こった時に、そしてそれが学校だけでは対応が十分でない時には、こういった関係機関と連携することが非常に大事なことであると思います。しかしながらこういった事例は頻繁に起こり得るものではないために、対応した先生あるいは学校も含めて、一体どういった機関と連携をするのが適切なのかという部分において、迷う部分があったと思います。そういった点につきまして、様々な機会を通じて、各機関の果たす役割であるとか、あるいはこういった機関と日ごろから連絡を取り合える関係性を学校がつくることが非常に大事だと思っておりまして、そういったことも含めて話をしていきたいと思っております。

 

矢島委員

ありがとうございます。学校はかなり混乱していますので、ぜひ県の教育委員会として、子ども間の性暴力はあるのだという認識と、それに対してどのように学校側が対応すれば良いかということを、喫緊の課題としてお願いしたいと思います。

それから、同じ3ページの4番目の加害児童生徒に対する学校の措置別人数で、中学に入ってかなり暴力行為が増えていると数字としては出ているのですけれども、私はこれは不登校と同じだと思います。不登校が中学になってかなり数字的には増えているのですけれども、実際にいつからと言ったら、この前御報告があったとおり小学校1年ぐらいから休みがちになっているということと同じように、小学校で暴力に合ったり、支援はしてくれたものの暴力に合ったときの気持ちをなかなか組み取ってもらえなくて、その気持ちだけが置き去りにされ、中学になって思春期と相絡まってまた暴力的なものに発展していくこともあります。中学で暴力が増えたという視点ではなくて、小学校の早い段階から、早期発見、早期対応をしていけば、中学校でこんなに数字が上がらなくても良いのかなと思いますので、ぜひ小中の連携をお願いしたいと思います。

以上です。

 

櫻井委員長

他に御意見ございませんでしょうか。

 

生田委員

この暴力行為なのですけれども、暴力という言葉の定義ですね。確か長野県の教育委員会とすれば、言葉の暴力も暴力とすると定義されていたかと思うのですけれども、今回このデータは、言葉の暴力は入っていないという解釈でよろしいでしょうか。

 

永原心の支援室長

今回の暴力というのは、物理的な、先生に対してとか生徒間の暴力であるとか、あるいは先生や生徒ではなくて第三者に対する暴力、そして器物破損ということで、その4種類が入っておりまして、言葉の暴力は入っておりません。

 

生田委員

ありがとうございます。

暴力がいけないというのはどのお子さんも承知だとは思うのですけれども、やはり内に秘めた何かを伝える手段、そこまで意識的に思って暴力にはつながっていないかとは思うのですけれども、やはり自分で何かバランスをとったり、いわゆるアクションだと思うのですね。それが外に出た場合が暴力であって、それをうまく外に出さない子ども、内に抱えてしまった場合、例えば、不登校や自傷、また最悪は自死という形に表れてくるかと思うのですけれども、暴力にしても不登校にしても、やはり一人一人お子さんたちの内に秘めたものは大きな違いはないのではないかと思うのですね。そういう点で見てみますと、ある意味、外に表してくれたことは、対応する上で分かりやすくてすぐ対応ができると思うのです。とらえ方次第だと思うのですけれども、やはり学校現場でこういったことが起こると周りの先生方も大変かと思うのですけれども、その大変な中でもチャンスだという、この子が何か心の中に抱えているものを外に出してくれたというチャンスであり、対応ができるという、そういった視点を持っていただけると、子どもに対する対応もまた違ってくるのかなと感じました。

それと、3ページの5の(2)の(1)ですけれども、課題として、きめ細かい分析と書いてありますけれど、起こってからではなくて、日ごろから児童生徒の理解及び信頼関係の構築ということ、そこも強く先生方の中で持っていただければと思います。物事が起こってからの対応ではやはり傷つく子どもたちや周りの方がいらっしゃいますので、日ごろからそういった理解をしていただければありがたいかなと思います。

 

櫻井委員長

他に御意見ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは御意見ないようですので、以上で教育長報告事項(2)を終了します。

次に、教育長報告事項(3)「『長野県中学生期のスポーツ活動指針』を踏まえた取組状況について」、茅野スポーツ課長から説明をお願いします。

 

茅野スポーツ課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 

耳塚委員長職務代理者

質問ですけれども、188校が対象となっていますけれども、現段階では質問項目によって違いますが80校前後がまだ検討中のカテゴリーにあるので、ここで指針どおりにしていないところが多く見えるような項目でも、おおむね指針の考え方に沿って実施されることになるだろうと理解すればよろしいでしょうか。

 

茅野スポーツ課長

はい、委員御指摘のとおりです。

 

耳塚委員長職務代理者

そうすると一つ気になるのは、既に「設定しない」と回答している学校が、どこか特定の学校に固まっているといいますか、ばらついてるのではなくて、ある学校が指針とは違ったことで継続しているという傾向があるかどうか。つまり、特定の学校に片寄って設定しないと回答していることがなかったかどうかということと、もう一つ、社会体育について、これは別組織だから学校の方針について何か言える対象にはなっていないというところは、結果として指針に沿ったことが実現されない可能性あるのだけれど、そこをどう考えたらいいのかと、この2点について質問です。

 

茅野スポーツ課長

最初の特定の学校に片寄っているかという御質問でございますけれども、基本的には項目によって全てが一つの学校に片寄っているわけではございません。いろいろな状況でございます。当然、これはやっていますよというものと、これは今は実施しないというようなものもある状況でございます。

また2つ目の社会体育の関係でございますけれど、これはスポーツ活動運営委員会との関係もございますが、ここに、社会体育を実施している例えば総合型スポーツクラブの指導員等を委員に入れていただき、連携しながら社会体育についてもこの指針の趣旨を御理解いただきたいということで、引き続きその徹底を図っていきたいと考えております。

 

櫻井委員長

他に御意見ございませんでしょうか。

 

矢島委員

お願いします。

目的としては中学生期の子どもの発達のためということだと思うのですけれども、実際に生活リズムが整って学習意欲がわいたとか、そういう現場の声はありますか。

 

茅野スポーツ課長

保護者からメール等をいただくこともございますし、まさに学校現場でもそのような意見があるということもお聞きはしております。

 

櫻井委員長

他によろしいですか。

それでは引き続き、よろしくお願いしたいと思います。

以上で、教育長報告(3)を終了します。

次に、教育長報告事項(4)「第69回国民体育大会における総合成績について」、茅野スポーツ課長から説明をお願いします。

 

茅野スポーツ課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

よろしいですか。

それでは、次につながるようにお願いしたいと思います。

以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

それでは、その他に移ります。

主な行事予定につきまして、北澤教育総務課長から説明をお願いします。

 

北澤教育総務課長

(資料説明)

 

櫻井委員長

ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は11月20日木曜日午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

異議なし。

 

櫻井委員長

それでは、御異議ございませんので、そのようにいたします。

その他何かございますか。

それでは以上で、公開の審議は終了といたします。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが傍聴人の方は退席をお願いいたします。

 

 

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