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更新日:2015年5月19日

第981回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日 時

    平成26年(2014年)9月18日(木) 午後2時から午後3時50分まで

2 場 所

    県教育委員会室

3 議 題

   ○議 事

    議第1号 平成26年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について

    議第2号 職員の処分について

    議第3号 平成26年度「長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価」について

    議第4号 長野県高等学校将来像検討委員会委員の委嘱(任命)について 

    議第5号 長野県文化財保護審議会委員の委嘱について

    議第6号 長野県天然記念物の指定について

 

   ○教育長報告事項

   (1) 平成27年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について

   (2) 平成26年度全国学力・学習状況調査の結果について

   (3) 平成27~30年度 小学校及び特別支援学校小学部で使用する教科書について

   (4) 平成26年度全国中学校体育大会及び全国高等学校総合体育大会等における成績について

   (5) 第35回北信越国民体育大会における成績について

 

  4 出席者

   ○委 員

    委     員     長   櫻 井 久 江

    委員長職務代理者   耳 塚 寛 明

    委          員   生 田 千鶴子

    委          員   平 林 尚 武

    委          員   矢 島 宏 美    

    教    育    長   伊 藤 学 司

   ○その他 

    青木教育次長、菅沼教育次長、北澤教育総務課長、兒玉義務教育課長、内堀高校教育課長、

    中坪特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、小野文化財・生涯学習課長、     

    宮下保健厚生課長、茅野スポーツ課長

 

会議録

櫻井委員長

 ただいまから第981回教育委員会定例会を開会します。

 本日の審議事項中、議第1号「平成26年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討をするものであり、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号及び議第2号を非公開で審議することが適当と思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第1号及び議第2号は非公開とすることに決定しました。

 なお、議第1号及び議第2号につきましては、本日の最後に審議をすることにします。

 それでは、議事に入ります。

 議第3号「平成26年度『長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価』について」審議を行います。

 北澤教育総務課長から説明してください。

 

北澤教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたら発言願います。

 矢島委員。

 

矢島委員

 個別の具体的なものについての質問でもよろしいですか。

 今お話を伺いまして、実績値を見ると、本当に順調に進まれているということで、とても評価できると思います。ただ、実績値だけにとらわれるのではなくて、実際のその施策の概要の成果目標に目を向けて、じゃあ実際に本当にそれがどうかというところで、幾つか意見と質問がありますのでお願いしたいと思います。

 一つは24ページですね。もし、ここでの発言が適当でなければ言っていただければ結構なのですけれども、教員の資質能力向上というところで、研修のことについて意見をしたいと思います。特に校内研修なのですけれども、非違行為防止のための研修というのは本当にやられていると思います。ただ、その研修自体の内容が実際に変わったのかどうかというところですね。実際にセクハラとか体罰、学校内で起こっていることに対しまして、校内の研修として以前からチェックリストをやられていたのですけれども、それが本当に効果のあるものなのかというところと、実際にそれ以降、校内の研修をもっと掘り下げる内容にした方が良いのではないかなと、私は実感しています。というのは、数年前にはいじめは起こっていないという認識から、今はどこの学校でもどこの学級でも起こり得るという意識に変わってきたと同じように、セクハラや体罰も、どこの学校でも起こり得る土壌があるというところを根底に考えていただくと、それを未然に防ぐためには、やはり自分を振り返る研修であるとか、風通しの良さであるとか、相談できる環境であるとか、そういうことが大切だと思うのですね。ただチェックリストをやって終わりということではなく。非違行為がかなり頻繁に起こっていたときに比べて、今は本当に少なくなったと思います。ただ、押さえる研修、もう出さないようにとか、絶対に起こってはいけないぞという学校の雰囲気、ぴりぴりした中でただ押さえていると、いつかはその関係が爆発してしまうと思うのです。そのためには、もっと研修自体が楽しい、もちろん真面目なことをやるのですけれども、もっとみんなで笑顔でできるような、振り返れるような、そして気軽にいろいろな意見が出るような研修にしていただきたいなというのが一つの要望です。そういう研修が、今、必要になっているのではないかということが一つです。

 続いて幾つか、よろしいですか。

 27ページ、28ページの、いじめと不登校の関係で、一つは質問なのですけれども、不登校児童が若干増えたという報告があったのですけれども、緊急保護の必要な子ども、例えば虐待を受けている子どもですね。それとか問題行動を起こしてしまって、どうしても家庭では対応が難しいという子どもを児童相談所が一時的に保護するようになっています。一時保護所に入所した子どもはもちろん学校には通学できないわけなのですね。その中でも高校は、全国調査で約4割が保護期間のときには欠席扱いをしているという報告がされています。高校の場合は義務と違って、出席日数とか単位に影響が出てくるので、どうしても学校を辞めざるを得ない。そういう状況を回避したいために、虐待が起こっている家に帰らざるを得ない状況になっていることもあるのですけれども、長野県の場合は一時保護所に入所している子どもの出席の単位だとか、それはどういうような状況になっているでしょうか。ということが一つの質問です。私は、子どもの安全をまず最優先にして、教育の保証、どこにいても教育が受けられるという保証をしていただきたいなと思います。

 それから不登校関係では、文科省がフリースクールを教育機関として正式に位置づけて財政支援を行うような方向になってきたと思うのですけれども、学校を選ばない多様な生き方を支援する大人の存在というのが、私は必要になってくるのかなと思います。子どもがどこを選んでも安心して学べる社会づくりということで、周りの大人が絶対学校に行くべきということの価値観から少し脱却しまして、大人同士が手をつないで、そしてそういう大前提があった上で、より魅力的な安心した学校づくりをするためにはどうすれば良いのか考えることが必要だと思います。ここではいろいろ意見があると思いますので、委員さん皆さんの御意見を伺いたいと思います。

 それから、29ページの特別支援教育の充実というところです。個別の支援計画作成率が増えているかと思うのですけれども、私はこれは喫緊の課題だと思います。現場では個々の先生のやり方に任せているところがかなり多くて、専門性が高く工夫や努力をされている先生のもとで特別支援学級にいるお子さんで、落ちついてかなり学力も上がってきたお子さんが、その先生が変わった途端に、支援の仕方が分からなくて紙1枚だけを与えられて、そのまま飽き始めて、最後は紙を食べているという状況があるところもあります。本来ならば先生同士が引き継ぎをしっかりした方が良いと思うのですけれども、先生の中では、先生方のそれぞれの指導方法に任せますというような考えも多いかと思います。やはり特別支援学級と原級と、それから家庭での支援の仕方が統一していなければ、子どもたちはとても混乱すると思いますし、学力の向上にもならないと思います。その先生の知識不足であるとか対応のまずさから、子どもが二次障がいになったりとか、いじめを受けたり不登校になる傾向があるかと思いますので、ここでは多分小学校からの個別支援計画だと思うのですけれども、幼保のときからずっと続いていくような、教育だけではなくて地域とか福祉、医療の関係の方と全部関わっていくトータルでの個別支援計画が必要になるかと思います。2,500人の先生方が、県で行う講座とか研修に参加した多さを見ると、現場の先生たちは本当に困ってらっしゃるのですね。研修を受けたくてもなかなか研修にも行けない、それから時間もとれない先生が多くなっている中で、私の提案としては、特別支援教育に力を入れてきました千葉県の教育委員会のホームページ、これは先日の1都9県の教育委員長会議での資料の中にもあったのですけれども、そこに発達障がいの可能性のある生徒のため特別な教育支援Q&Aという、先生でも誰でもが見られるQ&Aがとても分かりやすく掲載されています。ぜひそのような、すぐ、誰でもが見られて、具体的な支援ができる方法という、そういうホームページを作成するのはどうでしょうか。たくさんありますけれど、よろしくお願いいたします。

 

櫻井委員長

 兒玉義務教育課長。

 

兒玉義務教育課長

 それでは、1点目の非違行為防止研修について義務教育課、高校教育課、特別支援教育課全て含めてお答えしたいと思います。

 平成24年度から始まりました非違行為が多数起きたというような状況の中で、少しずつその対策を各学校に考えていただいた中で、チェックリストという方法も一つのやり方として、各学校で取り組んでいただいたということで承知しております。実はその後、信州教育の信頼回復に向けた行動計画等を県で作らせていただきまして、様々な資料もつくっております。特に今年3月に、非違行為防止に関わる研修資料を作りまして、これを学校に配布いたしまして、それをもとにした研修をしていただいたり、その中には事例研究もできるような方向もとっております。また、これまでの2年間の中で各学校で工夫いただく中で、例えば自分のこれまでの教育経験を振り返る研修をしたり、それから仲間同士でディスカッションをする、熟議をする研修をしたり、それからこれは今年度からお願いをしているのですけれども、職員同士が人間関係をつくる、そういう研修をしていただきたいというようなことで、そのような方向の取組も各学校でやっていただいています。というようなことで、いろいろな研修が出てきておりまして、チェックリストだけではないという状況でございます。

 以上でございます。

 

永原心の支援室長

 私からは、児童虐待等に遭って一時保護になっている高校生の場合、その欠席の取り扱いはどうなのかということでございますけれども、基本的には欠席であったとしても、その事情は考慮されるということであります。そのことだけで進級、卒業できないというわけではないということでやっております。

 

中坪特別支援教育課長

 個別の教育支援計画の作成の関係でございます。御指摘のように、関係機関との連携も含めて、子どもさんの長期的な視点に立った教育支援の計画をつくるというのが非常に重要になってきております。この計画を策定するためには、学校だけではなくて、御指摘のように福祉部門ですとか医療関係、それから地域の方、また保護者の方も含めて、連携をとって作成するということで、そのためには、おっしゃられたように、教員の方の専門的な知識もかなり求められている状況でございます。前任者の引継ぎもきちんと行っていく必要があると思っておりますし、個々の先生だけではなかなか取組が難しい面については学校を挙げて取り組めるように、今、各学校に特別支援教育コーディネーターを配置しておりますので、その方の授業も含めていくことが必要だということで、研修に取り組んでまいりたいと思います。

 去年と今年にかけて、そのコーディネーターの中でも中核を担っていただく方の器量を高めたいということで、70人ほどですが、中核の特別支援教育コーディネーターの研修等も行っておりますので、そういった成果も出てくればと思っています。

 それから、今年初めてですが、117校の特別支援学級の巡回支援を6月から開始しておりますので、そういった中でも特別支援学級の担任の支援ができればと思います。

 ホームページについては、ぜひ私どもの参考にさせていただきたいと思っております。私どもの取組としては、毎年度ハンドブックというような形で、特別支援学級の運営はどのようにやったら良いとか、そういったガイドラインのようなものを毎年作成しておりますので、ホームページなども参考にしながら取り組んでいきたいと思います。

 

櫻井委員長

 矢島委員、よろしいですか。

 他に。生田委員。

 

生田委員

 確認させていただきたいのですけれども、先ほどの矢島委員の御質問の中で、振り返りに関しての研修をやっていただきたいという御意見があったかと思うのですけれど、先ほど事務局のお答えが、教員生活の振り返りの研修はやっていらっしゃるという御回答でした。私の理解では、もし違っていたら教えていただきたいのですけれど、教員生活ではなくて成育の過程においての振り返り、個々人が性癖やセクハラ、そういったものや、暴力を受けてきた、それが大人になって何らかの形で出てきたケースが多いということを鑑みて、そういった個々人の過去における成育過程においての振り返りという意味でおっしゃったのかなと、私はそういう理解で聞いていたので、もしそうだとすればちょっと食い違いがあるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか。

 

兒玉義務教育課長

 今、生田委員が言われたところまで振り返りができれば、これは本当に素晴らしい人間関係、教職員同士の関係ができているということだと思います。ですので、そういうことも中にはあるかと思います。ただ、一般的にはなかなかそこまでは難しい、というのが実情でございまして、自分の教員生活の中でこういう指導をしたときに、自分はやっぱりこういうふうに考えてしまった等の話の中から、そこまでいくかどうかというところかと思います。

 以上でございます。

 

生田委員

 現状そうなのかなとは思うのですけれども、心の問題などはやはり個々人が消化して乗り越えていかないと、なかなかこうあるべきだ、こうすべきだという頭の理解があっても、感情的な部分で抑え切れずに非違行為に至ってしまうというケースもあるかと思うのですね。ですので、本当に本人が一番困っていらっしゃるかと思うのですね。振り返りをしてそういう自分を消化して乗り越えるということ、その一助になればという、そういった思いでそういう研修、なかなかそれを体系化していくのは難しいかもしれませんけれども、そういった部分も念頭に置いた上で、研修体系、これからまた変わっていくとは思うのですけれども、中に取り込んでいただければありがたいと思います。

 それと、もう1点なのですけれども、29ページの特別支援教育の充実というところなのですが、取組の主な成果の状況の二つ目の丸のところで、こちらに書かれてあります様々な局や課、センターの連携による効果を狙っていかれるということだと思うのですけれども、これも本当に大切なことだと思うのですけれども、やはり心に関して、子どもたちの心が満たされることで、成果、結果が形となって出てくるのだと思うのですね。心というところを考えてみますと、いろいろなこういう環境的なシステムをつくっていくことと同時に、障がいを持っていると言われる子どもたちに、「大丈夫?」とか「何か困っていることはない?」とか、一番側にいる人が、友達や先生や大人が、そういった言葉を気軽にかけることが支援を求める子たちにとって一番必要なことではないのかなと思うのですね。いろいろこういう成果を求めることも否定はいたしませんけれども、もしかすると一番求めているのはほんのちょっとの暖かい一言で、そういった雰囲気がつくられることをぜひ願います。

 

櫻井委員長

 要望ですね。

 他に。矢島委員。

 

矢島委員

 先ほどの振り返るというところで、私の声を述べさせていただきたいと思います。私は先日、スポーツ課さんが開催いたしました体罰の講演会に参加させていただいて、本当に素晴らしい講演会でした。2時間の話の中で山口香さんという方がお話をされたのですけれども、本当に最後、うるうるとくるぐらいの素晴らしい内容でした。その中で、私がちょっと感じたことがあって、本当に自分を振り返る機会になったのですね。多分、参加された多くの方が、そのように、じゃあ、この今の気持ちをどう共有できたら良いかなと思ったのですね。どうしても目の前の子どもが言うことを聞かなかったり、スポーツで勝たせてあげたいのにサボったりしたら、腹が立つのは当然だと思うのですね。その腹が立ったのを、たたく先生もいれば、たたかずに違う形で指導する先生もいる。じゃあどうして自分は腹が立ってしまうのだろうとか、どうして自分はたたいてしまうのだろうという、そこに自分の振り返りが必要だと思うのですね。多分、セクハラをする先生は本当にごく一部だと思うのですけれども、私は、先ほど生田委員がおっしゃったように成育歴から来ていると思います。環境だとか性的欲求ではないと思います。ただ、そこのところで、どうして自分はそうしてしまうのだろうというところを、意見交換をしなくても、自分が振り返る、自分で持って帰って振り返ることをして意識改革をしなければ、根本的な解決にならないと思いますので、ぜひ個別で話をしてもっと踏み込んだ内容ですね、本当に自分を振り返れるような、自分のマイナスのイメージのところもどんどん出せるような雰囲気を、学校の校内研修を通じてつくっていただきたいなと思います。

 

櫻井委員長

 良い雰囲気でということですね。

 他に御意見はありますか。耳塚委員。

 

耳塚委員長職務代理者

 5ページから7ページのところに、進捗状況を要約で示したところがありまして、それを見ると、例えば1の1だと4分の1が努力を要する、それから次のページにいって1の3だと60%が努力を要すると読めてしまうわけですが、2の5については、これも約4割が努力を要するになっていて、具体的にどうしていくのかということを考えないと、こういう作業を行ったことの意味はないなと思います。ですから、それを考えないといけないなと思うのですが、これが適切な指標であり評価になっていると思う部分もあります。例えば1の1で25%が努力を要するとなっていますけれど、この細かい項目を見ていくと、中学校の学力の問題というのはやはり出てきているわけで、これは課題だなと思うわけです。その半面、18ページ、豊かな心を育む教育ということで成果目標があって指標も設定されているのですが、二重の意味で、これは有識者の意見の中にも明確に出されているのですけれども、まず指標自体が妥当かどうかということと、技術的にこれだけの数値を1%か2%上げるというのは無理だと思うような点もあって、初年度からこのようなこというのは何ですけれども、改めて設定し直すことはできないのでしょうか。これを決めるときに私も見た記憶があって他人ごとではないのですけれども、これはこのままいけば毎年、努力を要すると出てきますよね。別に努力しなくても良いじゃないかと思うところもあるわけです。何かもっと実質的なものに変える必要があるのかと。いかがでしょうか。教育委員会だけの問題ではないと思うのですけれども。

 

伊藤教育長

 今、耳塚委員に御指摘いただいたように、全体の教育振興基本計画もそうですし、そのベースとなっているのは県の総合5カ年計画です。指標策定については、もちろん、その当時としてベストなものを指標で選んだということです。ただし、ベストなものを指標で選んだというのは、指標がとれるものの中でベストなものを選んだということですので、新たな指標がとれるような代替の調査が出てきているとか、別のことを始めるということであれば、もちろんその指標を追加したり変えたりということはあり得るのだとは思ってございますが、そういうような様子もない中で、この項目はもう外してしまおうと、どうも達成できそうにないからというわけにも行政としてはいかない部分がございます。もちろん、同じ努力を要するという文言であっても、非常に重く努力を要するものと、県民運動的な形で引き続き運動を一生懸命やっていきましょうという意味での努力を要するというようなものもございますので、数字で、努力を要するが何%だということでひとり歩きすると、確かに行政的にも我々もきつい面はあるのですけれども、しかし、やはり当初はもう少しいくだろうという思いでつくったものについて、努力を要するのかなと思っております。あわせて、その当時に想定できなかったような指標で、こういう指標が良いのではないかとか、もしくはこんな指標、データを取り始めたからこれを見るべきではないかというのは、補足データのような形で追加をしながら、参考的に見ていくということはあってもいいのかなと思います。今も御指摘いただきましたし、今回も有識者からの御指摘をいただいてございますので、もう少し相応しい、名は体を表すような項目については、引き続き検討させていただければと思っております。

 

櫻井委員長

 追加をしたりということですね。

 他に。生田委員。

 

生田委員

 以前も要望させていただいた記憶があるのですけれども、豊かな心を育む教育というところですね。他者を思いやることはすごく大切なことですけれども、学校教育では、自分を大切にするということ、エゴ的な発想ではなくて、まず自分を豊かに満たし、そして他人をも思いやるという、そういう方向性の教育というのはなかなかされてないように思うのですね。特にこの指標だけを見ても、人の気持ちが分かる人間になりたいと思う、人の役に立つ人間になりたいと思う、常に人、人なのですね。となると、人を満たしてもまだ自分が満たされていないと、今度は私を満たしてよというような、逆に奪いたいというか、もっと自分に自分にというような、見えないところでの心の動きが起こってくるのかなと思います。これは、あり方検討会のときにある委員さんが、学校教育では自分のことを大切にしようという教育はされていないと御指摘をされました。まず、個々人を大切にすることによって、今、大きな課題となっております自尊心、自己肯定感、それを満たすことが大きな次への一歩のエネルギーになっていくかと思います。そういった視点、この4つの指標の中に入らないとしても、参考の指標とするような形でも入れていただくことによって、それが子どもたちの自己肯定感、自尊心を高めるというところにまたつながっていくような形で、もっともっと指標をつくっていただければありがたいなと、これは要望でございます。

 

伊藤教育長

 この指標の②は、まさにその自己肯定感、自分に良いところがあると思うと答える児童、生徒を高めようというもので、全国でそういう調査項目になっているものです。その下にも書いているように、②がまさに、自己肯定感を高める取組をしていく指標、全国学力・学習状況調査でとっている指標になっておりまして、この調査を専門家の方々がつくる中で、この調査項目が自己肯定感であるという文言で出しているものですから、我々もそう使わせていただいている状況でございます。もっとストレートに、内閣府がやっているような4カ国の青少年調査だともう少しストレートな聞き方をしているのが出ているものもあるのですが、その県版は全くないので、比較しようがない部分はあるのですけれども、これがいわゆる自己肯定感というのが専門の御意見です。

 

生田委員

 ありがとうございます。確かにそのとおりかなとは思うのですけれど、例えば③④で、私は人の気持ちが分かる人間になりたいと思って、私は人の気持ちが分かる人間だ、私は人の役に立っている人間だ、だから自分には良いところがあると思う、というように関連的になってしまって、常に人のためにやっている自分は良い人間なのだというような形になってしまう。だから、そういった発想で今までもちゃんとやってきたかと思うのですけれども、もっと子どもたちが自分のことを大切にするということですね。結局は私が一番願うところは、自分を大切にできる、それは先ほど言いましたようにエゴ的な発想ではなくて、自分というのは大切な人間なのだと、役に立つ人間なのだと、そう思える子どもたちに育って欲しいという願いがありまして、先ほどのように要望させていただきました。

 

櫻井委員長

 他に。

 平林委員。

 

平林委員

 時間も進んでいますが少し感想を申し上げたいと思います。社会全体で共に育む、共に学ぶ教育の推進というような文言が基本目標に新たに掲げられておりますので、当然そうなのだと思いますが、あらゆる教育に関わることが取り上げられて、そして測定指標、評価の対象になっているわけであります。その中で、順調という測定指標の数値が40%、概ね順調が0%ですけれども、努力を要するという指標の数値が多いわけであります。中を見ると、近所の人に会ったときに挨拶をするとか、栄養指導とか、給食のときの指導とか、これは学校でのことですから必要かもしれませんけれども、一日の食事のことまで、一切合切あらゆることを学校教育が背負い込まなければいけないと、あるいはそれを背負い込むべきだというような形でこの項目というのはつくられているというような気がするわけであります。私は、豊かな心と健やかな身体の育成というところを除いて、一番低いところでも概ね順調という数値も合わせれば60%を超えているわけです。大体100点満点で60点以上は合格だと私は認識しておりますので、学校の先生のみならず教育関係者の方々が日夜努力されていると私は受けとめて、非常に頭が下がる思いであります。でき得れば、学校関係の学校教育だけが教育ではありませんので、学校の関係者の任務というか負わされる責務、責任というものが軽減化される、あるいは仕事の分担量がスリム化されていくというような方向がもう少し推進されれば、学校現場の先生方がもっと伸びやかにできるのではないかなと、素朴な印象を持ちました。以上です。

 

櫻井委員長

 学校教育が一切合切背負い込んでというのは、これからに向けて考えていくべきことだなと思いますが、何か御意見ございますか。

 

矢島委員

 本当にそのとおりだと思います。学校が子どもを育てていく中で、学校がもちろん責任を負うべきところもあるのですけれども、先ほどの自己肯定感のところに書かれています、課題と今後の取組方針のところで、学校、地域、家庭が共に協力しというところが本当に、子どもを取り巻く周りの大人が全て協力していかなければいけないかなと思います。ただ、近所の人に会ったときには挨拶をするというのは、今、地域の方に道に立って挨拶をしていただいたりとか、学校に入る校門で先生方が立っていたりとか、挨拶委員の方々が立っていたりとか、挨拶というのはもう当たり前のようにできているのかなと私は実感します。ただ、それを今後の課題のところで、道徳などを通じて挨拶の気持ち良さなどの心情を養いたいとあります。教科書に任せるのではなくて、生身の大人が実際に挨拶をしたりとか、人の役に立つ人間になりたいと思う数字を上げる、そういう子どもが増えるように願うならば、大人がその子どもの良いところを認めて一言ありがとうと言うだけで、自分は役に立ったのだという感謝の気持ちと自己肯定感が生まれ、自己存在感の言葉にもなると言われています。そういうふうに大人が実際に子どもに関われば、自然と、道徳とかいろいろな難しいことをしなくてもいいのではないかなということがありますので、ぜひその課題と今後の取組方針のところに、日常当たり前のことなのですけれども、学校だけではなくて周りの大人が挨拶をするとか、ありがとうと言うとか、子どもの良いところを見つけるとか、そういうような視点があったら良いかなと思います。

 

櫻井委員長

 武田教学指導課長。

 

武田教学指導課長

 今の御指摘でありますが、この課題と今後の取組方針に書きました二つ目の丸の「共育」クローバープランですけれども、共育の「共」が「共に」ということでありまして、誰と共にということは、そこの下に書いてあります、学校、地域、家庭が共にということでございます。この挨拶や汗を流すなどについては学校だけではなくて、地域や親も一緒にやっていこうという運動でありまして、委員がおっしゃるとおりでございます。そのような取組をしてまいりたいと考えております。

 

櫻井委員長

 ぜひとも、「共」の共育をやっていただきたいと思います。

 これは毎年度議会に公表するものでありまして、今年度もこの形で公表をするわけでありますが、他に御意見ありますでしょうか。

 細かい御意見はいろいろとありましたが、他に御意見無いようでしたら、議第3号を原案のとおりに決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第3号は原案のとおりに決定いたします。

 次に、議第4号「長野県高等学校将来像検討委員会委員の委嘱(任命)について」、内堀高校教育課長から説明をお願いします。

 

内堀高校教育課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 14名の委員が示されましたが、特に御意見ございませんでしょうか。

 それでは、議第4号を原案のとおりに決定したいと思いますが、よろしいですか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 次に、議第5号「長野県文化財保護審議会委員の委嘱について(案)」、小野文化財・生涯学習課長から説明してください。

 

小野文化財・生涯学習課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 文化財保護審議会、3名の新任、あとは再任ということでございますが、特に御意見ありませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長 

 それでは、議第5号は原案のとおり決定したいと思います。

 

櫻井委員長

 次に、議第6号「長野県天然記念物の指定について」、小野文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

小野文化財・生涯学習課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 飯田城桜丸のイスノキと野尻湖の大型哺乳類の化石群でありますが、よろしいですか。

 それでは、議第6号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第6号は原案のとおり決定いたします。

 以上で、議事を終わります。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

 最初に、教育長報告事項(1)「平成27年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について」、内堀高校教育課長から説明してください。

 

内堀高校教育課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 特にございませんでしょうか。

 特に無いようでありますので、以上で教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成26年度全国学力・学習状況調査の結果について」、武田教学指導課長から説明してください。

 

武田教学指導課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 耳塚委員。

 

耳塚委員長職務代理者

 御報告ありがとうございました。

 1ページの冒頭に書かれていますように、中学の国語B、数学B、つまり活用する力については引き続き大きな課題であるということが1ページ下の平均正答率、それから3ページの分布を見てもはっきりと出ていると思います。これはもう長いこと課題になっていることで、一層取り組んでいく必要があると感じました。県内でもB問題についての正答率が高いところだけを普通に取り出してきて見ても、大体予想されるのはA問題も高いところが出てくるだけなので、A問題を説明変数にしてB問題を回帰分析すると、予想されるよりも十分精度が高いところで学校が発見できるので、そこでの取組を集中的に御覧になると良いのではないかと思います。

 それと、これと関係して気になるのは、6ページにある探究的な学習活動に取り組んでいる状況というのは、全国と比べて相当少ないというところがあるように思います。日常生活を送ったり、職場で職務を遂行する上でも、重要なところに初めからアンダーラインが引いてあったり、そういう形で課題が提示されるわけではなくて、どこが重要であるかということを、文章とか資料から自分たちで取り出してきて、それに基づいて課題解決を図るということをしているわけで、やはり活用にウェイトを置いて指導するということは、子どもの将来にとってもとても重要なことではないか思います。もう少し高校入試でもこのあたりを強調するとか、少し力を入れても良いかなという気がいたしました。以上です。

 

櫻井委員長

 よろしいですか。

 他に御意見はありますか。

 矢島委員。

 

矢島委員

 専門的でないので分からないのですけれども、東京都のやり方、加配の先生を配置したことで、先生方がすごく自信を持って子どもと向き合う時間が取れたりとか、家庭訪問をする時間が取れたりとか、その子どもを理解できるようになったというような報告がされたと思います。これは耳塚委員の専門的なところだと思うのですけれども、この加配の先生を配置するようなことは、もちろん財政的なこともあると思うのですけれども、そのようなことはどうでしょうか。

 

櫻井委員長

 はい。兒玉義務教育課長。

 

兒玉義務教育課長

 現在、長野県でも加配は1,000人程度配置しております。特に、先日の県民協働の会議でもありましたように、30人規模の学級をつくるために多くの加配をして、児童・生徒と教職員が安定した人間関係のもとに学級経営をして学習ができるような、そのような環境を整えるような方策をとっております。また、不登校等に対する加配等もかなり配置しております。

 

櫻井委員長

 他に御意見ございませんか。

 

伊藤教育長

 昨年度の結果を踏まえ分析委員会をつくって、そして今年度から幾つかの項目について改善する取組を始めてございます。学校も、子どもたちにしっかり学力をつけ切るのだという意識の中で、授業改善が始まっているところもございまして、そうした学校では、この春の結果も去年よりも上向いているというようなところも出始めてきてございます。ただし、子どもたちの学力ですから、すぐに成果が出るというわけではないので、しっかり長期間にわたって継続して取り組むということが大事だと思ってございます。今回の結果を踏まえて、先ほど課長も申し上げましたが、分析委員会を今、立ち上げたところでございますので、去年の取組とまた違うことをするというよりも、去年の取組をさらに実のあるものにしていくというような方向で改善をしていきたいと思います。経年変化を出しているデータを見て幾つかの指標を出してございますが、着実にいろいろな面で良い方向には向かっていると、それがまだ結果に結びつき切っていないところと、全国もものすごく頑張っていて全国の平均も上がってきている中で、まだ成果が出切ってない面もあるのだと思いますけれども、相当現場も意識をし、努力を始めているなという感じがございますので、この努力がしっかり子どもたちまで届くように、さらにしっかりやっていきたいと思っております。

 

櫻井委員長

 これから良い成績を残していただきたいと思います。

 以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「平成27~30年度小学校及び特別支援学校小学部で使用する教科書について」、武田教学指導課長から説明お願いします。

 

武田教学指導課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 特にございませんでしょうか。

 これは専決で採択をしたものでありますので、これでお願いしたいと思います。

 以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「平成26年度全国中学校体育大会及び全国高等学校総合体育大会等における成績について」、茅野スポーツ課長から説明してください。

 

茅野スポーツ課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 特によろしいですか。

 以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 次に、教育長報告事項(5)「第35回北信越国民体育大会における成績について」、茅野スポーツ課長から説明をお願いします。

 

茅野スポーツ課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 耳塚委員。

 

耳塚委員長職務代理者

 最後の説明のところで分かったような気はしたのですけれども、北信越というと、富山、石川は100万人ちょっとしかいないのですよね。福井は80万人いないのですよね。それに対して新潟と長野は200万人を超えた県で、単純に見ると2倍も人がいるわけですよ。それでどうしてこのように、ほとんど同じか、あるいはそれを下回るかということを考えると、要するに体力増強に本県に問題があるということの指標ではないけれど、選手の育成において力を入れてない、その表れだと見てもよろしいのでしょうか。

 

櫻井委員長

 茅野スポーツ課長。

 

茅野スポーツ課長

 競技力向上については、本県でも予算をつけてやっているところですけれど、その予算だけを比較して物を申すのはいかがかと思うのですけれど、概ね2倍から2.5倍の予算の違いはございます。

 

耳塚委員長職務代理者

 少ないということですか。

 

茅野スポーツ課長

 そういうことです。

 

櫻井委員長

 長野県の予算が少ないということですね。

 

茅野スポーツ課長

 そういうことでございます。

 

櫻井委員長

 平林委員はいかがですか。

 

平林委員

 細かなことは覚えておりませんが、私もスポーツをやりまして、高校のチームにも行って、いろいろなところに行ったことがあります。北信越では、例えば屋内のハンドボールは富山とか、バスケットは新潟とか、そういうところがありましたけれども、大体長野県が勝っていた。それがこうなったというのは私も分かりませんが、インターハイも国体も、北信越で一番遅かったのですよ。したがって、施設、それから指導体制、そういうようなものが整うのが一番遅れた、そしてそのままになっているのではないかなというような、そういう印象を持っています。

 以上です。

 

櫻井委員長

 これから力を入れて頑張っていただきたいと思います。

 教育長は特によろしいですか。

 

伊藤教育長

 全体の中でどれに予算をかけていくのか、これは難しいです。教育、学校の方にも予算をかけなければいけない、スポーツ振興も予算をかけなければいけない、そういった中で、メリハリをきかせながら、この競技力向上予算も各団体に等しくお配りをするのが良いのか、点数を取れるところにお配りするのが良いのか、それはそれでまた別の問題になりかねないというようなこともございまして、なかなか悩ましいのですが、ただ、絶対額が少ないというのは厳然たる事実ですので、少しでも県の予算を増やせるよう、いろいろな手だてを考えていかなければいけないのかなという難しい課題かと思ってございます。また予算の関係で御審議いただければと思います。

 

櫻井委員長

 ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 それでは、これで教育長報告事項(5)を終了しまして、その他に移りたいと思います。

 「主な行事予定について」、北澤教育総務課長から説明をお願いします。

 

北澤教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は10月16日木曜日の午後に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、そのようにいたします。

 その他、何かございますか。

 それでは、以上で公開による審議は終了いたしました。

 恐れ入りますが傍聴人の方は退室をお願いいたします。

 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育政策課

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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