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更新日:2024年10月28日
不妊治療(先進医療)費用助成について質問です。
着床前胚異数性検査が項目のひとつになっていますが、私が治療した医療機関(長野県内のクリニック)では、着床前胚異数性検査は自費診療であり、保険診療と混合診療ができないことからすべての治療が保険適用外でした。
保険適用の治療と併用できる着床前胚異数性検査を実施している病院は、私の知る限りでは、国の研究対象となっている大阪の病院のみかと思うのですが、その病院で治療した場合に限られるのでしょうか?
PGTAを実施したため、全額自己負担で治療費が多額になったため、県からの助成も受けられると思ったのですが、保険適用と併用の条件があったため、申請ができませんでした。
長野県健康福祉部長の笹渕美香と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた着床前胚異数性検査に関するご質問についてお答えいたします。
まず、当県の不妊治療に対する助成制度に関心をお寄せくださりありがとうございます。
さて、先進医療は、厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた治療のうち、公的医療保険の対象になっていないものです。今回、投稿者様が行われた着床前胚異数性検査はご認識のとおり、先進医療に該当します。
先進医療は、安全性、有効性等を確保するために一定の施設基準や医療技術ごとの要件が設定され、当該要件に適合する保険医療機関の国による承認により、保険診療との併用が認められております。
着床前胚異数性検査については、令和6年8月16日時点では、大阪府所在の4医療機関で保険診療との併用が可能です。
当県の不妊治療(先進医療)費用助成事業では、治療の安全性を確保し、患者負担の軽減を図ることから、国が定める医療機関において、保険適用と併用して先進医療を受けた場合に先進医療に係る費用の二分の一(上限5万円)を助成しております。着床前胚異数性検査は、大阪府所在の医療機関で行われた治療のみ助成可能です(8月16日時点)。
大変残念ではございますが、当県では、今回の検査に対する費用助成を行うことができかねます。なお、先進医療に関する最新の医療技術や実施医療機関は下記により確認できますので、ご参考にしてください。
Https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html
以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、保健・疾病対策課長:鈴木三千穂、担当:母子保健係までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
【問合せ先:健康福祉部/保健・疾病対策課/母子保健係/電話026-235-7141/メールhoken-shippei(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:保健・医療・福祉)(月別:2024年8月)2024000278
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