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更新日:2025年5月30日

主要地方道須坂中野線および一般県道宮村湯田中停車場線の交通不能区間解消のための調査事業(県単)について

ご意見(2025年4月4日受付:Eメール等)

県は昨年度、標記県道2路線の不通区間の解消を目的に、中野市・山ノ内町・高山村を結ぶルートの検討を実施し、このほど調査結果について地元説明会を開催しました。同説明会には関係市町村長、議員、期成同盟会などから60名が参加したとのことですが、報道機関には非公開で行われました。関係者への取材からと思われる地域紙の記事によれば、北信建設事務所からは「これをたたき台に、地元に持ち帰って相談し、議論を深めてほしい」との発言があったようです。
私の地元である須坂中野線について言えば、昭和41年から道路改良を目的とした期成同盟会の運動が始まり、当初は林道で不通区間を結ぶ方針であったものが、途中からトンネルに方針転換し、今また2路線を一つに結ぶという方針転換が行われようとしています。この提案は県から出され、県単で1000万円の調査費が費やされたわけですが、県は事業主体として、方針転換を打ち出したこの機に、本路線に対する県の考え、つまり不通区間の解消を必要とし推進するのであればその必要性について関係者のみならず納税者である一般県民に明確かつ丁寧に説明すべきではないでしょうか。同路線について初めて調査費が計上されたことで、地元の推進者は事業着手への第1歩であると活気づいています。今回の調査はそのような意味を持つものでしょうか。昨年7月、私が北信建設事務所の担当者に調査費が予算化された理由をおたずねしたところ「調査費については毎年予算要求してきており、ようやく順番が回ってきた」との趣旨のお答えでした。地域から要望があるから惰性で毎年要求し、たまたま予算が付いたというだけなのでしょうか。よく理解できません。県の道路整備の基本的方針はどうなっているのでしょうか。今回の調査結果を地元での議論のたたき台にしてほしいとのことですが、示されたのは最適と思われるルート案のみであり(それもかなり大雑把なもの)、建設の必要性、投資効果、環境影響などが不明確なままでは議論ができる環境が整ったとはいえず、客観的視点からの冷静な議論は到底期待できません。県は地元に何を期待しているのか理解できません。なお県が作成した「道路の整備により期待される効果」という資料も配られたようですが、客観的視点を欠き、これを基に総合的・合理的な判断はできないと思います。
インフラ整備は多額の費用を要するものであり長期的な視点で、広範な住民の理解と納得を得ながら進めていただきたいと切に願います。

回答(2025年4月11日回答)

長野県建設部長の栗林一彦と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた、主要地方道須坂中野線および一般県道宮村湯田中停車場線の交通不能区間解消のための調査事業(県単)に関するご意見について、お答えします。
この度は、県の行う道路整備について貴重な御意見をいただき、誠にありがとうございます。

投稿者様からいただいたご意見について、順次お答えさせていただきます。
まず一般県民への説明についてですが、県では令和5年度から令和6年度にかけて課題等を整理するための調査を行ったところであり、概ねのルート案や基本的な道路構造が決定した段階になりましたら、地元の皆様にも説明をしてまいりたいと考えています。

調査の趣旨についてですが、両路線の課題等を整理するための調査です。
なお、調査結果の説明会でお示しした評価の高いルート帯案を県が事業化するという意味ではありません。
県の道路整備の基本方針としては、道路の整備・活用などの 10 年間の方向性を示す「信州みちビジョン」を 2018 年3月に策定(2023 年 10 月改定)しています。 この中で、「県土の強靭(きょうじん)性」など3つの分野に重点をおき各種施策を展開しており、必要性や緊急性等を考慮しながら、事業を実施しているところです。

今回ご意見をいただいている両路線は、開通には峠部のトンネル化が必要であり、事業規模が大きくなることから、現時点では緊急性等を勘案すると、両路線の早期事業着手は困難であると考えております。 一方、地元市町村長等関係者からは、毎年、交通不能区間解消に向けた道路改良の御要望をいただいていることから、まずはご要望いただいている関係者の皆様に、今後、地元で必要性等について議論を深めていただくための参考資料として、メリット、デメリットを含めた調査結果をご説明させていただいたところです。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、道路建設課長:下倉正弘、担当:計画調整係まで、ご連絡くださいますようお願いします。

【問合せ先:建設部/道路建設課/計画調整係/電話026-235-7304/メールmichiken(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:まち・みち・かわづくり)(月別:2025年4月)2025000010

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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