ホーム > 県政情報・統計 > 組織・行財政 > 組織・職員 > 部局長会議 > 部局長会議(2020年度) > 令和3年(2021年)3月26日部局長会議

ここから本文です。

更新日:2021年4月17日

令和3年(2021年)3月26日部局長会議録

時 間:午前9時16分~午前10時26分

場 所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、安田警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、五十嵐危機管理監、竹内危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、高田女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、土屋健康福祉部長、猿田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、田中山岳高原観光課長、伊藤農政部長、井出林務部長、田下建設部長、小野会計管理者兼会計局長、松澤監査委員事務局長、玉井人事委員会事務局長、守屋労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小山諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、草間松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、吉沢長野地域振興局長、藤森北信地域振興局長

(太田副知事)

 おはようございます。ただ今から部局長会議を始めます。知事から何かございますか。

(阿部知事)

 いいです。

(太田副知事)

 早速、協議事項に入ります。なお本日は議題が多いため、説明は簡潔に、また御意見質問などにつきましても簡潔な発言をお願いいたします。始めに協議資料1について土屋健康福祉部長、説明をお願いします。

(土屋健康福祉部長)

 第6期障がい福祉計画、第2期障がい児福祉計画案についてです。

 障がい者総合支援法及び児童福祉法に基づき、障がい者福祉サービスの提供体制の確保に関する3年間の計画として策定します。また、県の障がい者施策の基本となる「長野県障がい者プラン2018」は6年間の計画として3年前に策定し、本年度末が中間点となりますが、本計画はその一部として成果目標等を定めています。現行の計画の進捗状況も踏まえて、今後、具体的な目標を共有して進めていけるように関係者や市町村と協議しながら策定作業を進めます。

 1ページ目の上段に昨年度時点の実績をまとめていますが、この中で施設からの地域生活移行については、全国と比べても並行して取り組んできた結果、入所者総数は順調に減少しています。

 その一方で一般就労への移行につきましては、コロナ禍の影響もあり令和2年度の実績見込みも厳しい状況です。これらの現状と課題を踏まえ、計画を策定しましたが、新しい計画のポイントとしては、まずコロナ禍における雇用情勢への対応です。感染防止のため、様々な自粛が障がい者雇用にも大きく影響しているため、施設から一般就労への移行に今後も一層力を入れることとし、例えば農福連携、ICT導入支援、職場実習や就職指導の強化など、庁内の関係づくりと連携強化をして企業等への就職者を増やす取組を進めていきたいと考えています。

 次に、自らが望む生活への支援です。重い障がいがあっても自らが選択した暮らしを地域で送ることができるよう、施設入所者の地域生活移行において、入所者一人ひとりの意向を丁寧に確認する相談支援やグループホームの整備、専門性の高い人材育成に取り組んでいきます。3点目としては、地域で支える支援力の強化です。誰もが住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、日常的な相談支援や緊急時の受入れを行う地域生活支援拠点等の機能も充実させます。拠点の整備につきましては、全国に先駆けて取組を進め、各圏域に一つ以上整備という目標を達成しています。引き続き課題の共有や好事例の発信等により、さらなる機能強化を目指していきたいと考えています。

 この計画を関係者と共に進めることで「長野県障がい者プラン2018」の基本理念である誰もが「居場所と出番」のある共生社会の実現を目指したいと考えておりますので、関係部局の皆様のさらなる御協力をお願いします。説明は以上になります。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問意見等ありましたらお願いいたします。

(阿部知事)

 ありがとうございました。地域生活移行等も着実に推進していただきましてありがとうございます。先日広報した個人モデル社会モデルの話もあり、共生社会づくり条例の徹底、県民の皆さんとしっかり対話をしながら、本当に地域社会の中で、障がい者の皆さんが物理的、精神的様々な障壁を感じることなく暮らせる社会をつくっていくことが大変重要だと思います。

 今回の計画もしっかり推進をすると同時に、まだまだ取り組むべき課題がたくさんあるので、多くの課題を受け入れながら、先ほど部長に言ってもらいましたように、誰にでも居場所と出番のある長野県の取組をしっかり続けていきたいと思いますので、健康福祉部のみならず、関係部局も是非共有して取り組んでいってもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。以上です。

(太田副知事)

 これをもちまして第6期障がい福祉計画、第2期障がい児福祉計画案につきまして決定をいたします。

 次に、協議資料2につきまして田下建設部長から説明があります。

(田下建設部長)

 長野県耐震改修促進計画の第3期計画案の概要について説明します。平成19年に長野県耐震改修促進計画の第1期を策定して、県内における住宅建築物の耐震化を進めてきたところです。2期計画が今年度末に期間を満了するということで、引き続き住宅建築物の耐震化対策に取り組むものです。

 策定に当たって、パブコメ、市町村の意見さらに、住宅審議会での意見を聞き策定しているところです。計画の概要ですが、資料上段の概要の欄を御覧いただきたいと思いますが、計画期間を来年度から令和7年度までの5年間として、その下の基本的な考え方に沿って耐震化を進めていきます。また、第3期計画のポイントを右上に記載していますが、具体的な内容につきまして、下段の目標と主な取組欄で説明をしたいと思います。

 下段左側、住宅については、令和7年度の耐震化率の目標92%としています。現計画の目標90%は未達成となりましたが、右上のグラフを御覧いただきたいと思いますが、平成15年からの伸び率は全国を上回っていて、現在の耐震化率の状況を踏まえ目標を設定しています。取組としては、住宅所有者への働きかけ等の具体的な行動計画を定めるアクションプログラム、これは市町村が策定しますが、これの策定促進、現在37市町村にとどまっている状況です。また、対象となる住宅がすでに築40年を経過することから、建替等の促進により耐震化の加速を図っていきたいと考えています。具体的な支援策といたしまして、耐震診断、改修、建替え及び、補強設計への支援、また耐震化を促進するための環境整備としての安価な耐震改修工法を普及するための講習会等を実施し、技術者の育成を図ります。

 次に多数の者が利用する建築物ですが、令和7年度の耐震化率の目標を95%と設定しています。現計画の目標95%は未達成となりましたが、右上のグラフのとおり、全国の耐震化率を上回っていて、現在の耐震化率を踏まえ目標を据え置くこととしました。その中でも耐震改修促進法により耐震診断が義務付けとなっている要緊急安全確認大規模建築物につきましては、令和7年度までに耐震改修の完了を目標にしています。促進に向けた取組としては、災害時の避難先として活用されるホテル、旅館等の耐震化や救急医療対応を行う病院の耐震化を促進したいと考えています。

 また、市町村及び関係部局との連携を強化し、所有者等への個別訪問や相談支援体制の構築を図ります。具体的な支援策としては、耐震診断への支援のほか、要緊急安全確認大規模建築物、避難所の耐震改修の助成金などでの支援を引き続き行っていきたいと考えています。

 次に右の緊急輸送道路避難路沿道建築物については、現計画に基づき実態調査や関係市町村と義務化路線の指定に向けた協議を行ってきましたが、代替路線の整備計画を踏まえながら、引き続き協議を継続していきたいと考えております。県有施設の耐震化につきましては、第2期県有施設整備プログラムにつき、未完了となっていますが、残り24棟につきまして災害拠点施設等の割増し補強と機能強化を進めていきます。甚大な被害の発生が予想される地震から県民の生命や財産を守るため、第3期の長野県耐震改修推進計画に基づいて、引き続き住宅及び建築物の耐震化に努めていきたいと思います。

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問意見等ありましたらお願いします。よろしいですか。知事ありますか。

(阿部知事)

 2点申し上げたいと思います。まず建築物の耐震化は、県民の皆様方の命を守る上で非常に重要な施策だと思っています。先日も東北で大規模な地震がありましたけれども、ここしばらく県内でも、私が知事になってからも栄村の地震、神城断層地震、全国的にも非常に地震の頻度が高いと感じています。耐震改修、一朝一夕に成し遂げられることではありませんけれども、これまでも着実に全国のペースを上回って取り組んできていますので、引き続き着実に進められるように、建設部中心に取り組んでもらいたいと思っています。

 それから、先日全国知事会のゼロカーボンPTでゼロカーボンを実現していく上での建築物の話を、鳥取県等からも具体的な取組の紹介があり、小泉大臣にも出席していただきましたけれども、建築物については関係省庁が多いので縦割りを排して取り組んでもらいたい、と国には言っております。住宅の話、断熱性能の向上、エコ住宅、あるいは健康に優しい住まいづくりは、建設部の視点だけでない視点が重要になってきますので、引き続き関係部局と連携して、よりよい環境に優しく、健康に良く、そして、生活の質の向上も図られる住宅が長野県においてより多くなるように取り組んでもらいと思っています。よろしくお願いします。

(太田副知事)

 それではこれをもちまして長野県耐震改修促進計画第3期案につきまして決定いたします。次に報告事項に入ります。なお、質問意見等は、すべての項目の説明が終わった後に、まとめて伺いますのでよろしくお願いいたします。

 始めに、報告資料の1及び2につきまして伊藤企画振興部長から簡潔に説明をお願いいたします。

(伊藤企画振興部長)

 まず1つ目、データ利活用推進センターの設置について、『しあわせ信州創造プラン2.0』の7つ目のチャレンジプロジェクトの「学ぶ県組織への転換」があります。共創とは「共に創る」ですけれども、推進する組織能力の強化を掲げています。それを具現化するものとして考えております。目的はEBPMを進めていくに当たって職員のデータ活用能力を高めていくことに加え、県政をなるべく分かりやすく説明するに当たっても、データで「見える化」することが必要になってくると思います。体制ですけれど、令和3年4月1日に総合政策課の統計室にセンターの看板を掲げ、統計室長をセンター長として配置します。体制は専任職員1名でほとんどが兼務になりますけれども、各部の企画セクションの方にも携わっていただきたいと考えています。また、県立大学の鶴田先生にもアドバイザーとして参画をいただく予定としています。主な業務としては、人材育成ですとか、様々なデータの利活用ですとか、いろいろな機関との連携を進めていきたいと思っています。このセンターの役割はここでデータを分析するのではなく、各部局の皆さんが利活用できるように手助けする位置付けにしたいと思いますので、御協力よろしくお願いします。

 次に報告資料2です。令和3年度複数の現地機関に関係する横断的な課題で、それぞれの地域において、設定されたものが一覧として掲げてあります。この中でそれぞれの各地域固有の課題について、現地機関の長で構成する地域振興会議で設定したものです。それから全県的に共通した課題に取り組んでいくものについて知事が決定するものがあります。御覧いただきますと太かっこにありますが、従来からの観光地域づくりに加えまして、来年度に新たに持続可能な脱炭素社会づくりのためのゼロカーボンの推進を設定しておりますので、御覧いただければと思います。いずれにいたしましても各局各地域の取組を各部局においても絶大なる御協力をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 

(太田副知事)

 次に報告資料3につきまして、林産業労働部長から説明をお願いいたします。

 

(林産業労働部長)

 「職場いきいきアドバンスカンパニー認証制度」の改定のお知らせです。

 平成27年度に開始した本制度ですが、多様な働き方を実践する企業を認証するためにこうした制度を設けたわけですが、今回の改定はチラシにもありますが、ワークライフバランスを中心とした取組、あるいは、多様な人材の就業促進に取り組むダイバーシティコースや、若手従業員の育成に取り組むネクストジェネレーションコースを創設しました。

 また、さらに3コースすべてを認証された企業がアドバンスプラスとして上位認証を取得し、これまでの制度で認証されている企業につきましては、141社ございますが、上位の認証を目指していただけるように誘導していきたいと考えています。

 改定期日は、10月1日を予定していますが、当面141社はワークライフバランスコースにみなし認証で移行をした上で、さらなる追加をしていきたいと思っています。認証取得することによるインセンティブにつきましては、チラシの左下にも記載してあるとおりですが、認証企業のPR、あるいは融資制度、助成の優遇、あるいはインターシップフェア等で人材確保の支援をしてまいります。また、令和4年度末までに200社となるように目標を掲げまして、産業界と共に取り組んでいきたいと考えていますので、各部局並びに地域振興局においても、関係企業への認証取得の働きかけ、あるいは認証企業に対するさらなる独自のインセンティブ等を御検討いただければ幸いです。御協力のほど何とぞよろしくお願いします。以上です。

(太田副知事)

 次に報告資料4につきまして、熊谷信州ブランド推進監兼営業局長から説明をお願いいたします。

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 営業本部につきましては、知事を本部長に太田副知事を副本部長に、そして産業労働部、観光部、農政部、林務部そして中小企業振興センターと県観光機構で構成していますが、毎年戦略を策定し、そしてそれを塗り替え、翌年度の戦略を立てる取組を進めています。資料4の1ページ目に来年度戦略のサマリーがありますので、御覧いただきたいと思います。まず1点目、コロナ禍における営業本部2年度目の取組を通じて見えてきた本県の営業面で「取引チャンネルが狭い」とか「幅広い的確な情報が得られていない」といった課題が見えてきたことから、デジタル戦略等の中でもかなり努力をしていかないといけないことを感じました。ローマ数字の2.の1に来年度の目標ですが、短期的にまずコロナ禍においても確実な売上げと収益を確保していかなければいけないといった短期的な業績。そして中長期的には、アフターコロナを見据えて柔軟性や強靱性を獲得していくことを目標に定めています。

 具体的な戦略としては、2.の3に3つの柱を掲げていて、まず短期的な取組としては、ウィズコロナにおけるビジネスネットワークの基盤強化と積極的な売り込みの展開、そして中長期的にアフターコロナに向けた未来への投資と学び、商品力を強化していかないといけない。そして、3つ目の柱としては、構造的課題への挑戦で、信州ブランドを一層深化させ発信力を大きくしていくことを3つの柱に掲げていきたいと思います。ここで恐縮ですが、5ページ目の上から三つ目にポツがありますが、今10年間のブランド戦略は、7年が終わるところでして、第2期のブランド戦略の策定に向けて動きを開始していきたいと思うと同時に4ポツ目を見ると、県民や県内事業者の努力によって勝ち得た国内外のコンテストやコンクールで皆さんが優秀な成績を収められているのもありますが、営業本部の範囲にとどまらず、組織委員会を含めて各部横断的にいろいろな成果を発信していきたいと思いますので、こんなことで県内のブランド力も高めていこうと思っています。同じ5ページ目の中段から下に4がありますが、皆で連携を高めながら進めていかないといけないことを3点掲げています。新型コロナウイルス感染症による県内経済の影響への対応、そしてデジタル化社会への積極的対応と県内事業者のスキルアップそして、6ページ目に、は沖縄県との交流の深化と拡大、こういった面について営業本部のみならず、全庁で連携を図りながら取り組んでいきたいと思います。7ページですけれども、特に営業本部クロスファンクションな縦軸に業務推進チーム、そして横軸にプロジェクトチームで業務をお願いしていますけれども、新年度の戦略ではデジタル戦略の推進チームを設けたいと思いますし、先ほど企画振興部長からも御報告がありましたけれども、データ分析も非常に営業本部には重要ですので、データ分析を強めていきたいと考えています。プロジェクトチームとしては、信州ブランドの深化にも注力をしていきたいと思います。8ページ目以降には、品目ごとの取組計画、そして最終ページには、2021年度の成果目標を定めていますので、これに向けてまた一年頑張っていきたいと思います。コロナ禍に苦しむ経済事業者を全力で皆さんとともに支援することによって、本県の勝てる力とブランド力を高めてまいりたいと思いますので、また一層の御協力をお願いします。以上でございます。

(太田副知事)

 次に報告資料5につきまして、小林公営企業管理者から説明お願いいたします。

(小林公営企業管理者)

 現経営戦略については最初にあるように、平成28年度から10年間で取り組んできました。そこに3つまとめています。「社会経済情勢の変化・時代の要請」は、令和元年東日本台風ですとか、新型コロナウイルスの感染拡大がありました。中央の「電気事業の現状と課題」では、2050年エネルギー転換、あるいは脱炭素の動きがありました。令和元年の2050ゼロカーボンへの知事の御発言ですとか、昨年の脱炭素社会づくり条例の制定等もありました。 

 また水道では、元年10月に施工された水道法の改正を踏まえて、基本的事項の左側に基本的な考え方があります。計画期間は現計画を引き継ぐものとして下から2段目の令和3年度から7年度までの5年間を考えています。右に行って、基本的な考え方は水の恵みを未来へつなぐことを目標とし、方針としては経営の安定と未来への投資、知事が存続を決意した24年度以降で礎を作ってきたものをさらに積極的に投資に向けていくところを今回前向きに打ち出しました。

 その下、基本方針を推進する6つの視点としてこれで今回地域との連携を組み込んだことと右側にある3つの項目、未来への投資、先端技術の活用、柔軟で俊敏な組織づくりを今回は打ち出しています。詳細を見てください。電気事業においては、1にあるように本年で17箇所ある水力発電所について、着手ベースで令和7年度には倍以上の36箇所としたいと考えています。これについては、各部局の御協力を得て、新規電源開発地点発掘プロジェクトについて進めていきたいと思いますので、引き続き各部局の皆さんよろしくお願いしたいと思います。

 後は大規模災害時の地域連携水力発電マイクログリッドですとか、あるいは電力の地消地産も進めながら右側の一番上にありますが、これから大規模改修が入るので春近、美和の再稼働がかかろうとしている令和7年度は厳しい状況ですが、しっかり盛りながら取り組みたいと考えています。次のページは水道事業の経営計画です。東日本台風などがあって、防災面あるいは新型コロナウイルス等でも業務継続ができる体制をしっかりつくるとともに5の「広域化・広域連携の推進」で、協議会の全水道事業者に参画していただいて、昨年立ち上げることになりました。これも企画振興部、環境部を中心に連携を取っていますが、モデルケースとして5の(2)のところにある末端用水を進めていきたいと思いますし、これだけ千曲市との広域化についても引き続き検討していきたいと考えています。

 次のページに行っていただきまして、先ほどの協議会の組織を上の右側にありますが、ネットワークシステムこれにつきましては、DXの推進でお客様のスマート化推進センターをこの4月から立ち上げる予定としています。企画振興部とDXの推進でしっかりと連携させていただくとともに、気象データ等については危機管理や主に土木部とも連携をして、データを危機管理などに活かせる形を私どもとしてやっていきたいと思います。

 最後に60周年ということでもあるので、地元の皆さんの御理解をいただかないと治水幹線等の建設等も進まないこともあります。また、各部局の皆さんとも是非御協力をいただき、連携をして取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いします。企業局からは以上でございます。

(太田副知事)

 ここまで報告資料、報告事項の1から5までの説明がありました。これまでのそれぞれの報告につきまして、質問意見等があればお願いいたします。

 よろしいですか。知事ありましたら。

(阿部知事)

 データ利活用推進センターは、EBPMを推進する上で非常に重要な組織だと思っています。統計室にはずっと最近の情勢毎月送ってもらって私も非常に参考にさせていただいていますけれども、やはりデータをしっかり踏まえた政策を行わないとバックボーンの非常に緩い政策になってしまうなと思っています。

 先日、教育委員会にも協力してもらって、全国知事会の「これからの高等学校教育のあり方研究会」の報告書がほぼまとまりましたけれども、その中で三重県からの提案もあってAIを活用した教育の効果測定、県内高校にも協力してもらって行いましたけれども、AI学習ですと所得格差で苦しんでいる子どもたちの学習レベルを上げることができるんじゃないかという方向のデータが示されている。なんとなく感覚とか思いつきとかデータがないと感覚で進めてしまいかねないので、各部局が政策をつくる際にもデータをベースにしてもらいたいと思いますし、このデータ利活用推進センターを設置するときに私も看板をかけさせてもらえることになっていますので、発展させるようによろしくお願いします。 

 それから、地域横断的な課題については、地域振興局が課題解決をしっかり進めてもらいたいと思いますし、特に横断的な課題全体にゼロカーボン推進を位置付けていますので、ゼロカーボンは本当にいろいろな局面がありますので、大きなものから小さなものまで地域ごとに工夫をして取り組んでもらいたいと思います。

 「職場いきいきアドバンスカンパニー認証」は、毎日の取組を行っている企業がもっと目立つ存在になるように、産業労働部がしっかりアピールをしてもらいたいと思いますのでよろしくお願いします。

 営業戦略は、熊谷局長の置き土産的なものなので、しっかり引き継いで対応していきたいと思います。特に中身もそうですが各部局長にお願いしておきたいのは、営業本部、熊谷さんがPDCAをしっかり回して、施策を実施しています。今年振り返って来年何をするかをしっかりとやっていかないと毎年毎年ゼロから考えて同じことをやっていると全く進歩しないので、各部局の仕事も振り返って見えてきた課題や方向性を次につなげるということをしっかり毎年の仕事のサイクルに取り入れてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 公営企業の経営戦略については、いい戦略の改定を提案していただきましてありがとうございます。先日G7サミットで私がゼロカーボンの関連でパネリストとして議論させていただいた中では、私はほとんど企業局の話ばかりしました。公営企業管理者からもお話ししてもらったように民間に譲渡しなくてよかっただろうと本当に思っていますし、この戦略にも表れているように非常にポジティブな役割を電気事業、水道事業ともに役割を果たしていただく存在になっていく。これからも地域の皆さん市町村の皆さんと一緒になって電気事業それから水道事業が安定するようにこの戦略を踏まえた取組を積極的に進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。私からは以上です。

(太田副知事)

 その他の事項に移ります。始めに出川人事課長お願いします。

(出川人事課長)

 資料はありません。一昨年の本県の台風災害の復旧・復興のために、多くの県や経産省、長野市から21名の方々に応援に来ていただいています。大変大きな取組をいただきました。この方々のうち19名の方が、この3月末をもって離任となります。離任される方々の全員ではありませんが、本日この方々11名にこの会議室、それから各振興局にお集まりいただきました。こちらには富山県の大江さん、それから愛知県の佐藤さんにおいでいただきました。離任に当たりまして、知事から御礼の御挨拶をお願いいたします。

(阿部知事)

 オンラインで参加している皆さん含めて東日本台風災害からの本県復興に御尽力いただいた皆さん、大変長い間お疲れさまでした。ありがとうございました。皆さんの御尽力に心から感謝申し上げます。

 この復旧・復興も皆さんのおかげで着実に進んできていると思っています。皆さんも肌で感じていただけていると思いますけれども、本当に災害直後はどこから手をつけようかという状況でありましたけれども、皆さんのおかげで公共施設の復旧も、まだ残っている部分もありますけれども、着実に進捗し、また、被災された企業の皆さんへの支援も順調に進めてくることができました。これもひとえに皆様方が大変慣れない環境の中で御尽力いただいたおかげだと思っています。特にこの1年はコロナ禍の中で、本当はほかの県から来ていただいている皆さんにはいろいろな所でいろいろな人と触れ合う機会をもっと持ってもらえれば良かったと思いますけれども、なかなか行動も自由にならないところもあったかと思います。それぞれの出身、地元に帰られてからも、長野県との御縁をいただきましたので、いろいろな形で是非、交流を続けていただければありがたいと思いますし、またコロナに何とか打ち勝たなければいけないと思っていますけれども、改めて御家族友人あるいは職場の同僚の皆さんと一緒になって、長野県に遊びに帰っていただきたいと思います。本当にありがとうございます。

(出川人事課長)

 ありがとうございました。離任される方々を代表いたしまして、兵庫県から上田建設事務所へお越しいただいている地主さんに一言御挨拶をいただきたいと思います。地主さんお願いします。

(上田建設事務所に派遣中の地主さん)

 兵庫県から派遣の地主です。この度は、建設事務所の皆様、本庁関係機関の皆様、我々派遣職員が働くに当たりまして、皆さん温かく迎えていただきまして、非常に仕事がしやすい環境でさせていただきました。本当にありがとうございました。

 私個人としましては、長野県にいて非常に気候もよく快適に生活できていましたので、もう1年くらいはいたいなと思っていましたけれども、派遣元の兵庫県から帰ってこいということですので、1回、兵庫県に帰ります。また知事からありましたけれども、家族を連れて遊びに長野県に来たいと思っています。また、今回の経験を活かして、派遣元の自治体に戻りまして、政府からの補正予算で国土強靱化の予算もどんと付いていると聞いておりますので、帰ってからも国土強靱化に尽力したいと思っています。本当にありがとうございました。

(阿部知事)

 どうもありがとうございました。

(出川人事課長)

 皆様方どうもありがとうございました。

(太田副知事)

 ありがとうございました。次に増田県民文化部長からお願いします。

(増田県民文化部長)

 その他資料の2の1とそれから2の2を適宜御覧ください。来る4月10日でございますが、この美術館、長野県立美術館としてリニューアルオープンをいたします。「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」を皮切りに、8月まではここに掲載したとおり、たくさんの企画があり、普段の美術館ではなかなか開催できないイベントを行いまして、新しい美術館を多くの皆様に親しんでいただくこととしています。8月末からグランドオープンになります。リニューアルの成果を示していく肝心な初年度ですので、内容の充実化でPRに努めていきますけれども、広域な観光といったいろいろな連携によって多様な活用ができて、より多くの方々に来ていただくことができると考えていますのでよろしくお願いします。

 この新しい美術館では、東山魁夷館と本館の間の庭で「霧の彫刻」というものが展開されます。私も何度か鑑賞しましたが、写真映えを保証いたします。また広い屋上、カフェテラスでは善光寺の本堂を正面とした新しい景観を味わっていただくことができます。映像アート等を楽しむ交流スペースやレストランスペースは無料にもなっています。城山公園は、いつになく早い桜の季節がやってまいりました。是非、新長野県立美術館に足を運んでいただきますようお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 次に林産業労働部長お願いします。

(林産業労働部長)

 「信州の安心なお店応援キャンペーン事業」の事業者募集の御案内であります。県と経済団体では県内の経済活動の再開と需要喚起を図るために事業者自らが適切な感染防止策を宣言する新型コロナ対策推進宣言の店という取組を行っていまして、現在2万1,000店以上の事業者の方が宣言を行って取り組んでいます。県民の皆様が感染症への不安から特に飲食店等の利用を控える傾向が見られることから、各店舗の感染防止対策の取組を明確に表示して、県民の皆様方が安心して飲食やサービスを利用することができるよう環境の整備と需要喚起につなげていきたいと考えております。

 具体的には、巡回チームによる確認作業を行って、店舗のアップグレードを図ります。

 例えば、対人距離やマスクの着用、施設の換気や消毒、体温や体調管理等の項目について、実際に店舗を訪問して聴き取りと現地確認を行います。その上で信州の安心なお店として表示し、様々なメディアを活用してお店のPRをしていきたいと考えています。また、信州の安心なお店のうち、飲食店や理美容などの生活関連サービスのような店舗では、プレミアム付きクーポン券発行を支援し、クーポン券発行対象となるお店について、PRをしていきたいと思います。最終ページにプレミアム付きクーポン券を発行できるお店を表示していますが、多くの方々に参加いただきたいと思っていますので、関係する部局の皆様そして地域振興局の皆様にもPR等の御協力をお願いします。以上です。

(太田副知事)

 先ほどの県民文化部長、それからただ今の産業労働部長のこれらの説明につきまして、質問意見ありましたらお願いします。それでは阿部知事からお願いします。

(阿部知事)

 県立美術館には多くの皆さんに訪れてもらえるように、各部局連携して取り組んでまいりたいと思いますし、職員の皆さんもどんどん足を運んでください。それから「安心なお店応援キャンペーン」もこれから本格的にスタートするので、事業者に委託してやっていくスキームが基本となっていますけれども、各地域振興局においては市町村であるとか、あるいは様々な事業者団体の皆さんと協力して熱心にコロナ対策を取り組んでいただいているお店にしっかりお客さんに来てもらえるように引き続き取組を進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(太田副知事)

 以上で、本日の議題等は終了いたします。

 今年度の部局長会議は、これが最後となります。ここで3月31日付けで御退職になられる出席者の皆さんから順番に一言御挨拶いただきたいと思います。着座でお願いいたします。こちらから指名申し上げますので、順番にお願いいたします。最初に、吉沢佐久地域振興局長お願いいたします。

(吉沢佐久地域振興局長)

 佐久地域振興局長の吉沢です。多くの皆さんと仕事を共にしてきましたが、いよいよお別れだと思うと一抹の寂しさを感じます。長野県職員であったことを自分の胸の中で心密かに誇りに思いながら、これからの人生を歩んでまいりたいと思います。皆さんお世話になりました。ありがとうございました。それではさようなら。

(太田副知事)

 続きまして、佐藤上伊那地域振興局長お願いいたします。

(佐藤上伊那地域振興局長)

 上伊那の佐藤でございます。上伊那管内は新型コロナを除いては大きな災害、事件、事故等はなく無事過ごせました。今ほっとしているところでございます。これも皆様方の御支援御協力の賜物と思っています。どうも長い間ありがとうございました。以上です。

(太田副知事)

 藤森北信地域振興局長お願いいたします。

(藤森北信地域振興局長)

 コロナ禍もあって、通常の業務もなかなか思うように進められなかったこともありますが、一方で、なかなか進まなかった働き方改革が、リモートワークとかペーパーレスで進む兆しができたかなと。それから当管内、現地機関から離れていることがあり、人員も少ないハンデはありましたが、現地機関同士の連携協力は、これまで以上に進むことができたのかなというプラスの面もあったかなと思います。本当に長いことありがとうございました。

(阿部知事)

 どうもお疲れさまでした。

(太田副知事)

 竹内危機管理部長お願いいたします。

(竹内危機管理部長)

 知事はじめ、各部局長、地域振興局長の皆様、また職員の皆様には大変お世話になり、本当にありがとうございました。県の職員として36年あまり特に後半戦の半分くらいは、危機管理部で仕事をさせていただきましたが、その間、神城地震、御嶽山の捜索、東日本台風、さらには新型コロナと様々な危機管理事象が起こる中で知事はじめ、皆様のおかげでここまでやってこられたと思っています。また、市町村、国、民間団体の皆様さらには消防、警察、自衛隊、ボランティア団体の皆様と一緒に仕事ができたことが、私にとってはかけがえのない財産でありまして、またお世話になったことを心より感謝を申し上げたいと思っております。ただし危機管理事象、いつ起こるか分かりません。最後の最後までしっかりと対応してまいりますので、引き続き皆様の御協力をお願いしまして、私からの御礼の御挨拶にしたいと思います。どうもありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 関総務部長お願いいたします。

(関総務部長)

 部局長会議では環境部、そして総務部を通して、皆様にお世話になりました。総務部では、特に県庁の組織が最大のパフォーマンスを発揮できることを目標として取り組んできました。ここ数年は東日本台風災害、そしてコロナ禍で、県の組織にとっても数十年に一度と思われるような課題が続いておりました。そうした中で部局の垣根を越えて、県職員の皆さんそれぞれ御尽力をいただいて、なんとか県としての業務を続けてきました。この場をお借りして、県職員の皆さん一人ひとりに感謝の気持ちを申し上げたいと思います。まだまだこうした課題が続きますけれども、今後も一丸となって取組をいただくようお願いを申し上げます。どうも長い間ありがとうございました。

(阿部知事)

 ありがとうございました。

(太田副知事)

 高田女性活躍推進監お願いいたします。

(高田女性活躍推進監)

 微力な私が、今日この日を迎えられますのも、これまで一緒に仕事に携わっていただきましたすべての職員の皆様のおかげです。本当にお世話になったことを、画面越しで大変恐縮ですけれども、ここから皆様に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

これからの長野県が、本当にすべての人にとって働きやすく暮らしやすい環境になることを心から願っておりますので、これからの皆様、是非それぞれのお立場で御尽力をいただきますことを御期待申し上げたいと思っております。最後で大変恐縮ですけれどもそれをお願いしまして御礼としたいと思います。皆様本当に長い間ありがとうございました。

(太田副知事)

 増田県民文化部長お願いいたします。

(増田県民文化部長)

 県民文化部はすべてが部局横断的、地域横断的な課題です。本当に皆様の御協力に厚く御礼申し上げます。以前リーダーと詐欺師は分からない未来を語る点で一緒だと、本気でやろうとしているかどうかの違いだから語っていいんだよと言われたことがありました。リーダーも若い人も誰もが一人称で実現したいことや未来を語れる社会は素敵だなと思います。その場所であり続けていただきたいと願っております。シンプルに公共の福祉のために仕事ができることが魅力と話をした私にとっては、大変幸いな時間を過ごさせていただきました。知事、副知事をはじめ、一緒に仕事をしてくださった皆様に心より御礼申し上げます。今後ともどうぞ公私ともよろしくお願いいたします。皆様の御健康御活躍を祈念申し上げます。本当にどうもありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 土屋健康福祉部長お願いいたします。

(土屋健康福祉部長)

 例によって皆さん長い間お世話になりありがとうございました。私38年間に21箇所の勤務でございました。21箇所ここにいらっしゃる皆さんに比べても多いのがいいというわけではないのですが、最後が健康福祉部でした。ちょうどコロナの発生拡大と着任の時期が重なりましたことから、多くの方に「運が悪いね、ついてないね」といった声を掛けられたところですが、本当に頼れる仲間と一緒に県民の皆様のために一生懸命最後まで仕事ができたことは、私自身にとって幸せであり、運が悪いどころか運が良かったと今思っているところであります。この間苦労をしていただいた健康福祉部をはじめ、職員の皆様に心より感謝を申し上げまして挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 熊谷信州ブランド推進監お願いいたします。

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 私も37年間を振り返りると、前半は秘書だとか人事だとか財政難とか管理部門ばかりなので早く事業課やりたいなってずっと思っていたんですが、オリンピックまで秘書をやらせていただいたこともあり、本当に皆さんといろいろなお付き合いができて、その後の事業課に活かせることができたことを感謝しています。事業課に入っては、県立病院機構を立ち上げたり、銀座NAGANOそれとブランド戦略の「しあわせ信州」を立ち上げたりとか、観光戦略2018そして最後は営業戦略ということで本当に思い切りやらせていただきました。 

 自分の性分で本当に妥協することが嫌なので、大変皆さんには御迷惑をおかけしたと思います。また大変な御協力をいただきまして、この場をお借りして本当に感謝しきれないけれども、ありがとうございました。振り返ると人のために役立つことを考えるため、いろいろな局面を2年、3年携わりながら、今21箇所とおっしゃいましたけれども、こんなすばらしい仕事はないのではないかと思っています。4月からは私は基礎自治体の立場で「しあわせ信州」の各論を自分でやってみたいと思っております。また御協力いただくことあろうかと思いますが、どうか皆様には御健康でそして「しあわせ信州」で、いつまでも目標を定めて努めていっていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 伊藤農政部長お願いいたします。

(伊藤農政部長)

 本年は東日本台風災害復旧・復興、また豚熱や高病原性鳥インフルエンザへの対策、さらには新型コロナウイルスへの対応など、困っている皆様、そして不安を抱えている皆様に寄り添い、そしてそれをサポートし、元気を出していただく仕事もできたかなと感じております。知事、副知事をはじめ、関係の皆様には本当に御指導、ごべんたつをいただきまして、ありがとうございました。また多くの職員の皆様に支えていただいて、1年過ごすことができました。本当にありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 小野会計管理者兼会計局長お願いいたします。

(小野会計管理者兼会計局長)

 部局長会議では、人事委員会事務局をはじめとし、地域振興局それぞれ2年ずつ会計局で1年の合計5年間皆様方に大変お世話になりました。それぞれ若干趣の異なる仕事させていただきまして、なんとかこれまで推し進めていくことができましたのも皆様のおかげだというふうに思っております。長い間本当にありがとうございました。

(阿部知事)

 お疲れさまでした。

(太田副知事)

 守屋労働委員会事務局長お願いいたします。

(守屋労働委員会事務局長)

 労働委員会事務局長の守屋正造でございます。最後の1年は、新型コロナの影響で異例づくめとなりましたけれども、労働委員の皆様方の御尽力と事務局一丸の努力により、多くの成果が上げられたのではないかと思っています。

 私が県職員として勤務した38年間は、オリンピックなどの輝かしい成果もございましたし、その一方で自然災害や新型感染症といったような危機もあったなど、長野県の歴史の中でも有数の激動期だと思っております。そんな中で県政運営に携わることができて光栄に思っております。ここまで来られたことにつきましては県組織、知事を始め、職員の皆様方が大きな支えになっていると痛感しております。心から感謝申し上げます。皆様方の今後ますますの活躍、それから長野県のますますの発展をお祈りしております。ありがとうございました。

(阿部知事)

 大変お疲れさまでした。

(太田副知事)

 牧地域医療担当部長お願いいたします。

(牧地域医療担当部長)

 地域医療担当部長牧弘志でございます。コロナ危機への対応に追われた1年でございました。突然現れました未知のウイルスとの闘いであり、何をどうしたらいいか分からない中、主に医療提供体制の土台づくりということで行ってまいりました。皆様には大変お世話になりまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。以上でございます。

(太田副知事)

 なお、中村観光部長、きょう所用で欠席でございますが、皆様にくれぐれもよろしくということで伝言を承っております。知事からお願いいたします。

(阿部知事)

 いろいろ私からは御退職される皆様方に改めて御礼申し上げます。長い間県職員として今それぞれの職務、全力を尽くし、最善を尽くして長い間取り組んでいただきましたこと、本当にありがたく思っていますし、皆さんの御尽力の積重ねで今の長野県があると思っています。私も10年来知事の仕事をさせていただきましたけれども、今回退職される皆さんには本当に一人ひとりにお世話になりました。いつも職員の退職を送るときは、非常に寂しい思いがありますけれども、今年は私も60歳になります。特に寂しいなという思いがあります。長野県もオリンピックを経てそして、日本全体もそうですが、少し停滞の時代があり、今、様々な危機に直面しながら頑張っているわけですけれども、皆さん一人ひとりの日々の努力の積重ねで何とか長野県の日々一定でありながらも前を向いて進んでいくことができていると思っていますし、私も皆さんのおかげで知事としての仕事をこれまで何とか形づくることができたなと思っています。心から感謝をしたいと思います。

 今回、地域振興局長の皆さん3人が御退職ですけれども、市町村との連携、特にコロナ対応、災害復旧お疲れさまでした。吉沢さんには、議会事務局長をはじめ、議会関係の仕事を後半長くやっていただきましたけれども、議会と我々理事者側の円滑な関係の中で熱心に進めることができたのも吉沢さんのおかげだと思っており、本当にありがとうごございました。また、佐藤局長には、地域振興関係の仕事あるいは、交通担当部長をやっていただき、また飯田市にも行っていただいて非常に地域密着のいろんな情勢を行っていただきました。まだリニア構想道半ばでありますけれども、かなり地域の皆さんと密接に連携を取りながら進める体制ができたと思っております。本当にありがとうございました。また、藤森さんにもコロナ対応はもとより、地域振興課長、あるいは広報県民課長として、私の取組を支えてもらいました。特に広報関係では私からもいろいろお願いごとをさせてもらいましたけれども、しっかりサポートをいただきまして感謝をしています。ありがとうございました。

 高田さんには女性活躍推進監で最後御退任いただく形になりましたけれども、この場でも女性がいない中で高田さんあまりおっしゃらないですけれど人知れぬ苦労とか大変さがこれまであったんじゃないかなと思っています。そういう中で女性の労働モデルとして長野県の組織風土に風穴を開け続けてきてもらいましたし、また環境部長としては、ゼロカーボン関連で大変大きな仕事を仕切ってもらいました。おかげで今のゼロカーボン戦略の策定、方向性に結びついていると思いますので心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 熊谷さんにはブランド推進監ということで先ほど置き土産ということで申し上げましたけれども、ブランド戦略あるいは営業戦略、いずれも熊谷さんなしには語れないと思っています。ブランドのこととか営業本部のこととか考えるたびに熊谷さんの顔を思い出すだろうなと思っていますけれども、また引き続き自治体におられますので、引き続きアドバイスいただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 竹内危機管理部長には本当に、先ほども挨拶にありましたけれども、私もつらい思い出、大変な思い出たくさんありますけれども、第一線のところで長野県の危機管理をしっかりと支えてもらいまして、本当にありがとうございました。私はどちらかというと「あたふた」して、「かっか」してしまう方ですけれども、沈着冷静にいろいろ見て判断してもらって、私としては、非常に助けていただいたと思っています。365日気の抜けない日が続いたと思いますけれども、本当に長野県の県民の皆さんの安全安心を守っていただきましてありがとうございました。

 関総務部長には文字どおり県組織の扇の要として様々な調整に大変御尽力いただき、私の至らない点も多々カバーしてもらいまして、本当にありがとうございました。長野県組織、いろいろ課題はあるものの、なんとか前進しながらここまで来ていると思っております。予算編成もここで巨額な予算を今回編成させていただきましたけれども、関部長の御尽力で、何とかいい形でまとめることもできたと思っています。是非またこれからもいろいろな形で長野県政、バックアップいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 増田部長には、県民文化部がいろんな仕事、横断的に行っていただく難しい業務も随時行っていただきまして、特に先ほど御報告いただきました県立美術館、それから県立大学、何というか大玉二つを中心的に担っていただきました。人柄もあり、あるいは先ほどの話にもあったように、特にポジティブに対応してもらったことに心から感謝しています。とにかく県立大学も美術館もしっかり育てていきますので、また引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 土屋部長には、南信州の局長をやってもらって、健康福祉部でこんなことが滅多にないような仕事を担っていただく形になりました。新型コロナ、昨年は全くどういうことになっているのか予見ができない中で、私も手探り状況になりましたけれども健康福祉部を率いて、また各部局とも連携してもらって、コロナ禍に立ち向かってもらいました。私も時々自分の判断がこれでいいのかどうかと感じることがたくさんあるので、よく「土屋さんはどうですか」ということで聞かせてもらいましたけれども、そのたびに的確な判断を示していただき、サポートしてもらいました。本当にありがとうございました。この1年間コロナ禍を生きてこられたのは土屋部長の尽力があってだと思っています。引き続きまた長野県政への御支援よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 伊藤部長には、農政一筋で長い間、長野県の農業、農村の発展のために御尽力いただきましてありがとうございました。私も農政部の仕事にいろいろ口出しをさせてもらいましたけれども、農政で収まる話は基本的に部長の判断ということで従わせてもらったところです。長野県の農業、農村が元気でなければ長野県全体元気にならないという中で、様々な課題に、豚熱から始まって新型コロナウイルスや災害対応もあり、農政自体も普通の農業政策をやっていればいい状況ではない中で、全体のけん引役として責任を果たしていただきまして、本当にありがとうございました。また、引き続き農業、農村が元気になるように我々も努力していきたいと思いますので、御支援をよろしくお願いいたします。

 小野会計管理者兼会計局長には、内部統制制度の導入をはじめ、いろいろリスクマネジメントが重要になる局面で取組をしっかり進めてもらいまして、ありがとうございました。また、松本地域振興局長あるいは、人事委員会事務局長としてもそれぞれの重責、しっかり果たしていただけたと思っています。会計業務というどちらかというと縁の下の力持ち的なところでありますけれども、着実に仕事を進めてもらったこと心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 守屋労働委員会事務局長には、今コロナ禍で労使関係が非常に難しい中、委員の皆様方のサポートをしっかり行っていただきましてありがとうございました。また、長い間、障がい者福祉をはじめ、長野県の福祉の重要な基盤づくりにも貢献いただけたと思っています。本当に長い間、御功労に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 牧担当部長にはコロナ禍で非常に医療機関あるいは医師会との調整が肝になっているところで牧さんの能力がなければ、円滑な事業推進はできなかったと私は思っています。本当に土屋部長、牧部長が一時に県庁を去られてしまうことは、コロナ対応としては大変な痛手ではありますけれども、しかしながらこれまでも医師会、医療機関と緊密な連携関係を取りながら進めてこられたことは、牧さんの御貢献のおかげだと思っています。しっかり引き継ぎながら責任を持って私のコロナ対策続けていきますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 中村部長は今日いらっしゃいませんけれども、長野県の大きな柱の産業である観光振興、そして、コロナ禍では私がアクセルを踏んだりブレーキを踏んだりということで相当観光部の職員に負荷をかける中で、何とか中村部長の舵取りのおかげでここまで持ってくることができたと思っています。心から感謝を申し上げます。

 本当に名残が尽きないわけですけれども、先ほど竹内部長からも言ってもらったように、まだしばらく県の職員でいてもらわないといけないので、いつどんなことが起きるのか分からないということは、あまり言いたくないのですけれども、引き続き3月いっぱいは頑張っていただきたいと思いますし、また、先ほど吉沢局長からも話してもらいましたけれども、今の長野県ができ上がっているのは、皆さんの御功績だと思っております。これからも長野県職員として活躍した誇りをしっかり胸に刻んでいただいて、それぞれの立場でまた新たな思いで長野県の発展、地域の発展のために御尽力、そして県政への御協力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当に皆さんありがとうございました。

(太田副知事)

 以上をもちまして、本日の部局長会議を終了いたします。お疲れさまでした。

(阿部知事)

 お疲れさまです。

(太田副知事)

 なお、この後、ファシリティマネジメント推進会議を開催しますので、関係する部局長の皆さんは出席をお願いいたします。

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

総務部秘書課

電話番号:026-232-2002

ファックス:026-235-6232

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?