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更新日:2020年11月13日

令和2年(2020年)10月22日部局長会議録

時 間:午前9時29分~午前10時04分

場 所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、安田警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、五十嵐危機管理監、竹内危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、高田女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、土屋健康福祉部長、猿田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、伊藤農政部長、井出林務部長、田下建設部長、小野会計管理者兼会計局長、松澤監査委員事務局長、守屋労働委員会事務局長、玉井人事委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小山諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、草間松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、吉沢長野地域振興局長、藤森北信地域振興局長、矢後財政課長

(太田副知事)

 おはようございます。それでは、ただいまから、本日の部局長会議を始めます。

 最初に知事から何かございましたら。

(阿部知事)

 いいです。

(太田副知事)

 報告事項に入ります。報告資料1につきまして、矢後財政課長から説明お願いいたします。

(矢後財政課長)

 令和3年度当初予算編成方針の概要について、報告資料1-1により、御説明申し上げます。

 県財政の現状認識としては、新型コロナウィルス感染症の影響に伴う県税収入の更なる落ち込み、また、高齢化等による社会保障関係費の増加などにより、厳しい財政運営を強いられることが懸念されております。来年の令和3年度当初予算では、3ページに一定の仮定の下、現時点での機械的な試算で財政見通しを示しています。昨年度の117億円を上回る140億円を超える収支差が生じる試算となっております。厳しい県財政の現状を共通認識として、2ページに来年度当初予算の要求基準を示しています。中ほどに、部局長裁量経費を記載してございますが、昨年度の予算編成方針において、要求基準は前年度の97%の範囲内での要求をお願いさせていただいておりました。来年度当初予算に向けましては、厳しい財政状況を踏まえまして、令和2年度当初予算額の95%の範囲内で要求をお願いいたします。

 下に地域振興局長裁量経費を記載してございますが、元気づくり支援金、地域振興推進費、また、一番下の公共事業費等の中、2つ目に記載している県単独公共事業費につきましても同様に、令和2年度当初予算額の95%の範囲内での要求をお願いいたします。

 1ページに戻っていただきまして、予算編成に当たっての基本的な考え方について御説明いたします。

 「しあわせ信州創造プラン2.0」の着実な推進を図っていく観点から、プランに掲げている政策推進の基本方針に沿った施策の展開を進めていきたいと考えていますが、今回の予算編成方針の中では、さらに踏み込んで重点テーマを設定しています。重点テーマについては、新型コロナウィルス感染症への対応、また、中長期的な視点に立った未来への投資、その具体化にも関連しますが、「長野県DX戦略」の具体化、「2050ゼロカーボンの実現」に向けた取組、さらに、災害からの復旧・復興、災害に強い県土づくり、これらのテーマに財源と人的資源を重点的に投下していきたいと考えております。それと合わせる形で、徹底した事務・事業の見直しによる選択と集中の強化、また、県行政のDXの加速化により、行政経営、行政の在り方について、質的な転換を図っていきたいと考えております。その際にも、住民ニーズですとか、社会経済情勢、また住民の利便性等の向上にも留意しつつ進めていければと考えております。

 その下に特記事項を記載してございますが、予算編成における具体的取組といたしまして、補正予算に続き、新しい生活様式への適応で、事業内容や実施方法の工夫・見直しをさらに進めるとともに、その下の2番で、新たな視点を記載してございますが、2050ゼロカーボンに向けた取組として、県有施設への再生可能エネルギーの導入、ゼロカーボンビル化に向けた省エネ改修、さらに、環境性能の高い公用車の導入等も各部局の中で検討いただきまして、2050ゼロカーボンに向けた取組を着実に進めてまいりたいと考えております。

 厳しい財政状況ですが、各部局長の皆様方にはリーダーシップを発揮して人材、資産、財源を総合的にマネジメントして、これまでの取組の成果、課題を徹底的に検証した上で事業を厳選して要求していただきたいと思います。より良い予算編成となるように財政課としても一緒になって事業構築に当たっていきたいと思っております。

 以上です。

(太田副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見等ありましたら、お願いいたします。

(関総務部長)

 はい。

(太田副知事)

 関総務部長。

(関総務部長)

 私からも少しお話をさせていただければと思います。

 財政課長から申し上げましたとおり、令和3年度の当初予算編成に当たっては、非常に厳しい財政状況の下で取り組まなければいけないと思っております。2ページ目に記載の要求基準についても厳しめのものを入れさせていただいております。前提となる県税収入が非常に厳しい見込みであることに加えて、国の地方財政対策が、どういった形で最終的に年末に決着するかによっても、大きな影響を受けようかと思っています。そういった中で、県としての最大限の取組をしなければいけないと思っている一方で、現在のコロナ禍の下、対応しなければいけない事業もそれぞれ各部局でもたくさんあろうかと思います。重点化する中では、各部局長さんの判断が特に求められるところが多いと思いますので、厳しい予算編成になりますが、是非、御協力をお願いしたいと思っております。また、国においては、年末の来年の当初予算の編成と併せて、ちらほら、3次補正の話も浮かんできております。国の財政的な対応についても、それぞれ情報収集を早めにしていただいて、県として的確な対応ができるようにお願いしたいと思っております。

 以上です。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事ございましたら、お願いいたします。

(阿部知事)

 総務部長と財政課長から説明をしてもらいましたけれども、来年度当初予算編成に向けては、各部局長の皆さんが、リーダーシップを強く持っていただいて、厳しい財政状況を共有してもらった上で進めてもらいたいと思います。

 新年度当初予算に向けての5つの重点テーマを設定していますけれども、新型コロナウィルス感染症への対応や災害からの復旧・復興はもとより、未来への投資であったり、DXであったり、ゼロカーボンであったり、既に我々がこれまで取組を進めてきているものばかりだと思っています。いたずらに新しいことをたくさん実施する必要は全くなくて、例えばゼロカーボンも、着実に環境エネルギー戦略の下に取組を進めてきました。その成果の上に立って、どう政策を伸ばしていくのかという観点で、根っこがいろいろあるものをしっかり活かしていく観点での予算編成にしてもらいたいと思っています。

 政府もデジタル化の推進であったり、今日の報道だとCO₂排出量を50年に実質ゼロの方針を、総理が表明されるという報道もされていたりします。国に先んじて、我々長野県はこれまで、方針を示して取り組んできていますので、これまでの成果を踏まえつつ、メリハリのある予算にしていってもらいたいと思います。

 重点テーマはいずれも直接的な担当部局はありますけれども、私の感覚は全ての部局に全部関係していると思っています。そういう意味で是非、全部局で知恵を出してもらいたいと思っています。DXもゼロカーボンも災害対応も未来の投資も新型コロナ対策も、各部で今までも進めてきているものがたくさんありますし、そうしたものをどう伸ばすかという観点でしっかり検討してもらいたいと思います。

 もう一方で、選択と集中ということで記載していますけれども、時代がどんどん変わっていく中で、今までやってきた施策が本当に必要なのかと。あるいは、必要だとしても本当に今までのやり方で良いのかとか、県がやるべきものなのか、という視点で、全体的にしっかり見直しをしてもらいたいと思っています。

 仕事改革の観点でこれまでも取り組んできましたが、例えば、予算上は大した金額ではなくても、職員の手間暇がたくさんかかる施策もあります。あるいは、人口減少社会の中で、そもそも公務員がやるべき仕事なのかどうかも問い直していかなければいけない施策もあると思っています。行政は、我々県だけではなくて、国もあれば、市町村もあるということで、県として本当にやるべき仕事なのか、市町村が中心にやるべきものではないのかとか、あるいは、国が責任を持って取り組むべきものではないのか、いろいろな観点で検討していかなければいけないと思いますので、これまでやってきたからその前提で進めましょうということは止めてもらって、是非、私たちの長野県が新たな時代の県行政のモデルを示していく意気込みで取り組んでもらいたいと思います。

 国の予算編成の動向等もまだよく分からない、地財対策もどうなるかということもありますけれども、いずれにしても県民の皆様方の期待に応えられるように、厳しい財政状況ですけれども、現状に適合した予算を、しっかりと組み立てていかなければいけないと思います。

 各部局が協力し合って、県庁全体でいい予算ができるように協力をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

(太田副知事)

 次に移ります。報告資料2につきまして、田下建設部長から説明をお願いいたします。

(田下建設部長)

 報告資料の2を御覧いただきたいと思います。

 昨年の東日本台風災害に関しまして、特に、土砂災害に注目して警戒避難に関する住民アンケートを行っておりますので、その結果について報告させていただきたいと思います。

 次のページを御覧いただきたいと思いますが、3ページ目までは、気象状況と土砂災害の発生状況です。

 4ページ目はアンケート内容でございます。目的としまして、東日本台風災害における土砂災害発生地域に居住する住民の皆さんに対しまして、どのように事前の備えをして、災害時、どのような行動をしたかを調査、検証しております。今後、これを防災意識向上の取組に活かすために調査を実施してきたところでございます。調査対象ですが、上田市、佐久市等、土砂災害が発生して実際に家屋被害が発生した地域を対象に住民の皆さんにアンケートを行っております。

 5ページ目ですが、全対象1,248戸にアンケートを行いまして、500件の回答があり、回収率40%でございます。

 6ページに結果がございますが、防災意識について7割を超える方々が、ハザードマップを見たことがあると回答しておりまして、割と高い結果になっています。その内容を理解している方は6割を超える結果となっておりますが、その反面、防災訓練、講習会への参加は、2割、3割と低い状況で、自ら参加して行っているものは割と低い状況にあったということです。

 7ページ目は避難行動についてですが、被害を受けると危機を感じた方は約17%、それに対しまして、実際に避難した方は26%と、約10%多い状況でございます。その差につきましては、次のページを御覧いただきたいと思いますが、実際、どういう形で避難したかと、約半数の方が避難する際に、ほかの人に声掛けをしながら避難したということでございます。避難する際に声をかける、いわゆる危険を感じていない方の背中を押した、ということが、結果として避難に結び付いたということで、共助の効果が伺える状況になっております。また、避難した方々の7割を超える方が、避難して良かったと回答しております。

 9ページでございますが、避難した理由、実際に避難した129名の方が、どうして避難したかを伺ったところ、一番多い理由としましては、自らの「身の危険を感じたから」ですが、次には、「近所の人や消防団等に避難を勧められたから」と、また、「行政からの避難指示などを受けて」という回答が得られております。

 10ページ目でございますが、避難しなかった方に理由を伺いますと、理由としましては、自分が被災するとは思わなかったということで、正常性バイアスが働いているというのは、一般的な内容となっております。

 11ページでございますが、今後、住民の皆さんが取り組みたいこと等を伺っておりますが、3つほど高い傾向がございます。「避難場所や避難方法について自ら考えてみたい」、「災害時の各種情報について知りたい」、また「地域で協力してできる防災行動を話し合いたい」ということでございまして、今回の被災経験を通じて防災に対して、一歩踏み出そうとする住民の皆さんの意識の高まりが伺える状況となっております。

 結果として、防災訓練や講習会への参加率、あるいは、実際に避難された方の率が低かったことから、いざというときに危険から身を守る方法を身に付けるため、防災訓練や講習会等への積極的な参加によりまして、防災意識と地域での共助の力を高めていくことが重要としております。

 次のページは、特に防災訓練、あるいは講習会の必要性について整理した結果でございます。防災訓練に実際に参加した人のうち、避難された方の割合は高い傾向があると。防災講習会に参加すると、実際の避難の際に、声掛けをする人の割合が高くなる、という中で、避難行動に結び付けるためには、住民自らが積極的に参加する体制を作り上げていく、事前に作り上げておくことが大事じゃないかな、ということでございます。これを一枚にまとめたのが次のぺージになりますが、3つの備えが肝心になります。防災訓練や講習会に参加していただけるように今後とも危機管理部、あるいは市町村等関係の皆さんと連携しまして、住民参加型で自らが作る地区防災マップの作成支援等に取り組みたい。それには地区での防災訓練を支援するなどしっかりと取組を行ってまいりたいと考えております。なお、この結果につきましては、ホームページに掲載しておりますので、御覧いただけたらと思います。

 次のページは、アンケートとは異なりますが、台風19号災害の復旧・復興の「進捗状況が見えない」という御意見を住民の皆さんからいただいておりまして、特に災害が集中した佐久地方につきまして、現在、ホームページで状況を閲覧できるようにしております。実際、復旧に着手している、実施中だという情報を掲載しております。これは、市町村の災害復旧、あるいは、農政部、林務部の災害復旧の現場も全て網羅する形で、閲覧できるようにしておりますので、よろしくお願いいたします。

 建設部からは、以上でございます。

(太田副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見等ありましたら、お願いいたします。

(竹内危機管理部長)

 お願いします。

(太田副知事)

 はい。どうぞ。

(竹内危機管理部長)

 危機管理部長の竹内です。

 今回のアンケート結果を見ますと、改めて、声掛けをして避難すること、あるいは、訓練、講習会等に参加いただくことが重要であることが示されたと思います。危機管理部でも、「逃げ遅れゼロ」プロジェクトで、声掛け避難であるとか、出前講座に取り組んでおりますので、今後とも、建設部等とも連携しまして、しっかりと災害の避難を促す取組を進めていきたいと思っております。

 以上です。

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事からお願いいたします。

(阿部知事)

 「逃げ遅れゼロ」プロジェクトにしっかり活かしていってもらいたいと思いますので、建設部、危機管理部、関係部で共有してよく分析をしてもらいたいと思います。先般も、御市で開催された総合防災訓練に参加してきました。新型コロナ下での避難で、いろいろ工夫をしなければいけないことがあると認識していますけれども、避難所環境をどう改善するかも合わせて、逃げ遅れゼロと一緒に考えていかないといけないのではないかなと思っています。避難所の環境が悪いと避難したくないなと言う人も出てくる可能性があると思います。例えば、先般の訓練でも段ボールのパーテンションであったり、テントであったり、プライバシーの確保には、いろいろ工夫を凝らされていましたし、市町村と連携して、トイレ、キッチン、ベッド、いわゆるTKBの改善で、より良い環境で避難生活を送っていただけるように、ここは是非力を入れて市町村と取り組んでいかなければいけないと思っています。避難したくなる避難所というと、若干語弊があるかもしれないですけれども、より快適に過ごしていただけるようにしていくことも避難を促す、あるいは、避難生活で心身ともに、ただでさえ負担が大きい被災者の皆さんをサポートする上では、避難所の環境改善は、極めて重要だと思いますので、危機管理部中心に考えていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。予算編成方針の中の災害に強い県土づくりのソフト、ハード両面に入っていますので、しっかり対応を検討してもらいたいと思います。

 それから、佐久建設事務所の災害復旧・復興の状況は、非常にすばらしい取組だと思います。私も住民の皆さんとお話ししていて、「どこがどれぐらい進捗しているのか」といった話は多くの皆さんが関心を持たれていますので、是非こうした取組を広げて定着をしていってもらえればありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

(太田副知事)

 その他に入ります。質問、意見等は全ての報告終わったところでお願いしたいと存じます。

 初めに、林産業労働部長からお願いいたします。

(林産業労働部長)

 産業労働部から2点御案内いたします。その他資料の1を御覧ください。1点目は、「2020 Nagano Fledge(ナガノフレッジ)~トビタツマデソダテル~」です。県などが参画します「信州ITバレー推進協議会」では、11月3日から11月7日までの5日間にわたり、第1回ナガノフレッジを信州大学工学部の国際科学イノベーションセンターで開催いたします。「信州未来アプリコンテスト0(ZERO)」や「信州ベンチャーコンテスト2020」に加えまして、県内の様々な機関が実施するDX関連の実証事業や大学等の研究成果を発表する等、イベントを集中的に実施しまして、IT人材の育成とITビジネス創出を加速させていきたいと考えております。11月4日のオープニングイベントでは、ポケモンGOの開発にも携わったNiantic,Inc.Tokyo Studio代表の野村達雄氏によるオンライン特別講演や長野県出身でファンコミュニケーションズ社長をされている信州ITバレー構想アンバサダーの柳澤安慶さんを迎えて「Society 5.0時代、アフターコロナを見据えた県内産業のDX実装・ビジネス展開」をテーマとするパネルディスカッション等を実施いたします。

 もう一つの事業として、「ワーケーションEXPO@信州」があります。ナガノフレッジ開催期間中の11月5日に同時開催するワーケーションEXPO@信州ですが、ロングステイの聖地、軽井沢で都市圏企業をターゲットにワーケーションの最前線で活躍するトップランナーを招いたフォーラムを開催いたします。当日は、小泉環境大臣や仁坂和歌山県知事からのメッセージ等もいただく予定でございます。

 6日の軽井沢はもとより、諏訪市、千曲市、富士見町、白馬村、山ノ内町等、県内6地域でリゾートテレワークの体験会を開催する予定であります。コロナ禍の地方回帰の流れを捉え、DX戦略やITバレー構想の促進策として、信州リゾートテレワークの活用を図ってまいります。

 両イベントとも現地参加だけでなく、オンライン配信もいたします。是非、多くの皆さんの御参加をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 次に伊藤農政部長お願いいたします。

(伊藤農政部長)

 その他資料2を御覧ください。

 生花コサージュを各部局、また地域振興局の式典等の際に積極的に御購入、御利用いただきたいというお願いでございます。農政部では県産の花の新しい利用方法といたしまして、チラシにあります県内の花屋さんの組合と連携をいたしまして、式典等での生花コサージュの利用を勧めており、各部局にも御協力をいただいているところでございます。コロナの影響で、結婚式等の業務用需要が落ち込んでおり、さらなる利用拡大が、喫緊の課題でございます。生産農家が丹精込めた花が、様々な場面で活用いただけますように、改めて、本県の生花コサージュの積極的な利用をお願いするものでございます。

 本日、私が付けておりますトルコギキョウのほか、ダリアですとか、アルストロメリア等、旬のものを利用したコサージュは、県のイベント、授賞式のほか、入学式、卒業式等、様々な式典で活用ができまして、場の雰囲気を優しく、気品のあるものにしていただけるものと、考えているところでございます。

 価格は、私が付けております通常サイズで、一つ1,500円。一回り小さいサイズで、1,000円でございまして、予算や場面に応じてサイズをお選びいただけるところです。注文は資料2ページの窓口に直接御用命いただくこともできますし、庁内のオーダーにつきましては、私ども、園芸畜産課でサポートさせていただきますので、少量でも是非、お気軽にお声をお掛けいただきたいと思います。

 産業労働部の御協力をいただきまして、明日開催の「NAGANOものづくりエクセレンス2020」認定式の受賞者、審査員の皆様にも生花コサージュを胸に付けていただくこととしているところでございます。

 各部局が関係いたします式典等、様々な行事で御利用いただきますことで、広く県民の皆様、また企業の皆様等にも認知をいただき、利用を拡大したいと考えておりますので、大変厳しい財政状況の中ではありますけれども、是非、各部局長また、地域振興局長のお力で、来年度予算の確保、また執行の面で、是非、コサージュを御購入、御利用いただけますように御配慮をお願いいたしますとともに、様々な式典の主催者等の皆様にもお口添えを賜れば大変ありがたいと思います。是非よろしくお願いします。

(太田副知事)

 次に、田下建設部長お願いします。

(田下建設部長)

 その他資料の3を御覧いただきたいと思います。

 現在、県内に52の道の駅がございますが、その情報共有や相互連携を目的に、「信州道の駅交流会」をこの11月に設立する予定となっております。最初の企画となりますが、建設部としても、企画振興部あるいは観光部、農政部と連携しながら、地域振興の応援をしてまいりたいと考えておりまして、交流会設立の記念行事として、10月16日から、「信州道の駅ARスタンプラリー」を開催中でございます。ARとは拡張現実のことです。長野県内の道の駅が連携した取組としては、初めての取組となります。スマホを利用しまして、コロナにも配慮した非接触型のスタンプラリーでございまして、県内の道の駅を巡っていただき、スタンプの獲得数に応じて、抽選で、地区賞や周遊賞が当たるという試みでございます。現在、観光部の御協力もいただきまして、テレビやラジオでCMを放送中でございます。12月31日まで開催を予定しておりますので、是非とも参加していただけたらと考えていて、10月21日現在、5日間で既にスタンプの発行数約750スタンプに達しております。今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。

(太田副知事)

 最後に伊藤企画振興部長。

(伊藤企画振興部長)

 資料はありませんけれども、国勢調査の関係です。10月20日に回答期限を迎えたわけですけれども、調査員さんが直接、回収聞き取りをするものを除くインターネット、それから郵送による回答につきまして、今回、国が公表しました。全国平均81.3%に対して、長野県は87.4%です。5年前の世帯数を分母にして率をはじいているものですけども、それによりますと、県が勝手に順位付けしたのですが、全国6位です。前回が国、県それぞれ71%でしたので、長野県はポイントが大幅に増えたということであります。本当に皆様、御協力ありがとうございました。今後、調査員さんのリアルのものも加えた全体の数字が出てくるので、また年を越えて御報告したいと思います。よろしくお願いいたします。

(太田副知事)

 ただいまの一連の説明につきまして、質問、意見等ありましたらお願いいたします。

 ただいまの報告、それから全体を通じまして、知事からありましたらお願いいたします。

(阿部知事)

 ナガノフレッジ、まずはITバレー構想のさらなる進展を図る意味で、県内外にしっかり発信していかなければいけないと思いますので、是非、よろしくお願いします。ワーケーションEXPOは、新型コロナの影響で、非常にいろんな観点から注目をされてきていますので、ワーケーション自治体協議会との共催になっていますけども、他の都道府県、あるいは、政府ともしっかり連携して、多くの働く皆さん、あるいは、どちらかというと企業にしっかり働きかけていくことが大事だと思いますので、企業の皆さんが長野県に来ていただいて、リゾート地の中で生産性の高い仕事をしていただけるように、しっかり発信と、引き続きの環境整備をお願いしたいと思います。

 先日、私もテレビに出演させてもらって、コサージュの宣伝をさせてもらいましたけれども、県のイベントはもとより、関係団体の皆さんと話すときにも、それぞれ部局長の皆さんからも宣伝をしていただきたいと思います。私は先日、ダリアのコサージュを付けさせてもらいましたけれども、南信州地域を中心に生産して、生産量日本一です。もともと地域で栽培されていたわけではなくて、どういう花が栽培に適しているか選び、地元の農家の皆さん、JAの皆さんと一緒になって育ててきています。少し回復基調にありますけれども、新型コロナで全体的に花の需要が大きく落ち込んでしまったので、この機会に花のある暮らしを長野県に定着をさせていきたいと思いますので、協力をしてもらいたいと思います。

 また、道の駅、スタンプラリーは是非、成功させてもらいたいと思いますし、この道の駅交流会が非常に重要だと、私は思っています。長野県、津々浦々に道の駅があるので、是非、道の駅と県とで、コラボレーション事業、どんなことができるのかを建設部のみならず、各部局とも考えてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上です。

(太田副知事)

 これで、よろしゅうございますか。

(阿部知事)

 はい。

(太田副知事)

 以上をもちまして本日の部局長会議を終了いたします。お疲れ様でした。

(阿部知事)

 ありがとうございました。

 

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