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更新日:2021年1月18日

令和2年(2020年)12月18日部局長会議録

時 間:午前9時32分~午前10時02分

場 所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、太田副知事、小岩副知事、安田警察本部長、原山教育長、小林公営企業管理者、五十嵐危機管理監、竹内危機管理部長、伊藤企画振興部長、関総務部長、高田女性活躍推進監兼男女共同参画センター所長、増田県民文化部長、土屋健康福祉部長、猿田環境部長、熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長、林産業労働部長、中村観光部長、伊藤農政部長、井出林務部長、田下建設部長、小野会計管理者兼会計局長、松澤監査委員事務局長、玉井人事委員会事務局長、守屋労働委員会事務局長、吉沢佐久地域振興局長、鈴木上田地域振興局長、小山諏訪地域振興局長、佐藤上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、中坪木曽地域振興局長、草間松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、吉沢長野地域振興局長、藤森北信地域振興局長

(太田副知事)

 おはようございます。それではただ今から本日の部局長会議を始めます。始めに知事から何かございますでしょうか。

 

(阿部知事)

 おはようございます。年末も押し迫る中ですけれども、改めて新型コロナウイルス感染症への各部局の皆さんの対応に感謝を申し上げたいと思います。

 最新の数字では重症の方が県内で7名で、入院されている方の数は少し減少してはいますけれども、しかしながらまだ140名を超える方が入院されていて、地域によっては医療機関に負荷がかかっている状況です。現場の保健所を中心に濃厚接触者等の積極的な調査も実施し、対応してきていただいています。東京をはじめ、全国では極めて陽性者の数が増えている状況ですので、我々県としても引き続き最大限の対応をして県民の皆様方の命と健康を守っていかなければいけないと思っています。健康福祉部、危機管理部を中心にこれからの年末年始に向けてもしっかりとした対応をしていってもらいたいと思います。

 もう1点は、『GoToトラベル』が年末年始に停止ということで、観光関係の事業者が非常に多い本県にとっては大きな影響が予想されます。緊急事態宣言、あるいはその後の対応も含めて新型コロナウイルスで影響を受ける事業者の皆さん、あるいは県民の皆さんに対しての様々な支援を行ってきておりますが、改めてそうした支援についてもしっかり検討していかなければいけないと思いますし、速やかな対応が求められる状況だと考えています。これまで関係部局が、いろいろな対策を講じてきていただいていますけれども、今一度これまでの対策も振り返りつつ、必要な対策を適時適切に行うことができるように、検討、準備を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 引き続き県民の皆様方、事業者の皆様方の最大限の御協力、御支援をいただきながら、この新型コロナウイルスへの対応、対策を進めていきたいと思いますので、全庁一丸となって進んでもらうようお願いをして、私からの冒頭の挨拶とします。よろしくお願いします。

 

(太田副知事)

 ありがとうございました。報告事項に入ります。報告資料1につきまして林産業労働部長から説明をお願いいたします。

 

(林産業労働部長)

 産業労働部から『信州ワインバレー構想グレードアップ版2020』について御報告いたします。

 最初にワインバレーの報告資料の1-2の地図を御覧いただきながら御説明をしたいと思います。

 『信州ワインバレー構想』は平成25年3月に策定して、7年を経たところでございます。

策定時には25場であったワイナリーは現在61場まで増加し、千曲川や桔梗ヶ原などの地域ワインバレーでは各地域振興局が中心となって地元市町村とも連携したワインまつりなど様々な取組が見られるようになってきたところです。すでに本県のワイン用ぶどうの生産量は全国で1位。国産ぶどうのみを原料とする『日本ワイン』の醸造量は山梨県に次いで全国2位。本年は開催されませんでしたが、日本ワインコンクールでの金賞受賞数も6年続けて2位をキープしております。取組の推進母体である『信州ワインバレー構想推進協議会』をはじめ生産者と官民一体となって取組を進めてきた成果と認識しているところです。

 しかしながら、本県の特徴を見ますと小規模なワイナリーが多く、高品質ながら小ロットであるため、市場への訴求力を高めるためには信州ワイン全体のブランド力の向上が求められると考えています。こうした中、今回のグレードアップ版のポイントですが、資料1に記載のように長野ワインを重要な観光資源と捉えまして、推進協議会の玉村豊男会長の言葉をお借りしますと「ワインに旅をさせない。むしろ長野へ来ていただいて長野のワインのテロワールを体感できるような価値創出に努めるべき」という御提案もいただいておりまして、このグレードアップの柱には、地域の特性を生かしたワインバレーの形成、高品質な産地形成を一つ掲げ、二つ目にはワイナリーと観光分野との連携強化、そして三つ目に地理的表示でありますGIの導入など、ブランド化に向けて更なる取組を柱に掲げたところです。

 グレードアップ版の策定に当たりましては、庁内の関係部局や生産者、そして流通・観光・商工業者の皆様方にも御協力をいただきながら策定をいたしました。御協力に感謝を申し上げますとともに、『世界が恋する、NAGANO WINE』として定着してさらにワインバレーの活動が盛んになり、発展していけるように引き続き関係部局並びに各振興局そして県外事務所の皆様の御支援をよろしくお願いいたします。なお、12月25日に玉村会長と知事による、グレードアップ版策定の記者会見等を予定しております。

 報告は以上でございますけれども、関連して各部局、職員の皆様へのお願いといたしまして、現在、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で飲食店等の会食、また忘年会等の機会が大変減少しております。信州地酒の消費が低迷していますので、年末年始、御自宅用、贈答用に信州地酒を御購入いただければと思う次第でございます。よろしくお願いたします。

 

(太田副知事)

 ただ今の説明につきまして、質問、意見等がありましたらお願いいたします。はい、観光部長。

 

(中村観光部長)

 観光部でアフターコロナを見据えた観光振興方針を立てさせていただきまして、その中で長期滞在の推進、リピーターの獲得を揚げていますけれども、ワインの関係は振興方針に非常にマッチしたものでございますので、是非とも広域的な地域づくりも含めてこういった取組を積極的にやっていきたいと思います。小規模なワイナリーがあることはそれだけ特色のあるいろいろな所が見られることでもございますので、観光振興を一緒にやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。はい、どうぞ。

 

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 営業本部としては、高付加価値の商品でありますので、県外で売る場合に売り先を十分に絞っていきたいと思いますので、「旅をさせない」という意味よりも、地方回帰の流れの一つの戦略的武器としてワインを使うという理解でよろしいですよね

 

(林産業労働部長)

 そうですね。

 

(熊谷信州ブランド推進監兼産業労働部営業局長)

 県外で売るときにはできるだけ高価格で高付加価値を理解されるところで売り込んでいきたいと思いますので、御協力をお願いします。

 

(林産業労働部長)

 ありがとうございます。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。知事からありましたらお願いいたします。

 

(阿部知事)

 信州ワインバレー構想のグレードアップ版ということで、特にワインに旅をさせないということで長野県に来て楽しんでいただくということがかなり前面に出たグレードアップ版になっているので、観光部、営業局も一緒になって日本酒・ワイン振興室と一緒に取組を進めてもらいたいと思います。

 ワインバレー構想も玉村会長をはじめ本当に多くの皆さんの御協力の中で発展させることができたと思っています。産業労働部中心に頑張っていただいた職員の皆さんには心から感謝をしたいと思いますし、また長野県、桔梗ヶ原をはじめ、これまで伝統的にワインを生産してきた皆さん、新しく長野県に来られてワイナリーを作られた皆さん、古くから取り組まれている方と新しく取り組み始めた皆さんが一体となって進めている構想で、ワイン振興の観点だけではなくて、移住者等も多く迎え入れている長野県としては大きな意味で働き方、暮らし方の新しい形を発信していく上でも重要な取組だと思っています。これからもワインバレー構想をさらに発展させていくことができるように取り組んでいきたいと思いますし、熊谷さんからも言ってもらいましたけれども、環境エネルギー大臣会合、G20のときには世耕大臣からも各国の大臣に対して長野県のワイン、高品質の日本ワインをアピールしてもらいましたので、引き続きしっかりと長野県産のワインが高品質であることを国内外に発信をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 続きましてその他に入ります。いくつかございますので、質問、意見等は最後にまとめてお願いいたします。始めに伊藤企画振興部長から。

 

(伊藤企画振興部長)

 その他資料1をお願いします。『令和3年度地域発元気づくり支援金事業を募集します』ということで、年明けの1月4日から募集をしますけれども、その前段としまして今週の水曜日16日から各地域振興局で説明会が始まっています。

 来年の当初予算の重点テーマの一つに『2050ゼロカーボンの実現に向けた取組』が掲げられておりますので、この支援金も一緒に方向を合わせていきたいと考えております。県全域で重点的に推進する課題を県全域重点テーマと言いまして、これは通常の補助率、例えばソフト事業4分の3を5分の4にするなど、かさ上げをするものです。今年度は地域防災力の向上をテーマにしています。これは継続しますけれども、新たに来年度、「2050ゼロカーボンに向けた取組の推進」を追加していきたいと考えております。

 ゼロカーボンに向けましては、県民の皆様の行動の積み重ねが非常に大事だと考えております。資料の3ページ御覧いただきますとポンチ絵があるんですけれど、補助率がかさ上げになる重点テーマだけではなく、できれば全ての元気づくり支援金を活用した事業に当たりまして、イベントに参加するときはマイボトルを持参するなど、県民、団体の民さんに創意工夫の下、自発的、主体的に取り組んでいただくようにお願いしたいと考えております。

 県全域の重点テーマにつきましては、できるだけ多くの県民の皆様に十分検討の上、積極的に活用していただくため、通常の事業とは違ってその募集期間を1か月延長することにいたしました。これは地域防災力の向上も同じですけれども、どしどし御応募いただきたいと思います。

 各部局、各地域振興局におかれましては、団体への周知ですとか事業の掘り起こしを積極的に行っていただくなど、支援金の効果的な活用に御協力をお願いしたいと思います。企画振興部からは以上ですけれども、もし環境部長から一言添えていただければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 

(環境部長)

 今回こうした枠組みで重点に位置付けていただいて、ゼロカーボンを考えて具体的に行動に移す非常によい機会を頂戴したと思っております。この取組を通じまして、二酸化炭素を減らすとか直接的なことだけではなくて、地域や生活が豊かになる取組を是非お願いしたいと思っております。

 今回の具体的な取組、地域発の取組をゼロカーボンの施策全体に是非とも反映させていただきたいと思ってますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 質問、意見等は先ほども申し上げましたが最後にまとめて受け付けます。次に土屋健康福祉部長からお願いします。

 

(土屋健康福祉部長)

 皆さん、おはようございます。ただ今からミニ手話講座を始めます。1月以来、久しぶりの開催になりますけれども、各部局長の皆さんはいろんな場面で御挨拶をされることがあろうかと思います。そういった場面で是非手話を取り入れていただきまして、手話のPR普及に努めていただければと思います。

 

(ミニ手話講座)

 

(土屋健康福祉部長)

 ありがとうございました。ここで習っても使わないとすぐ忘れてしまいますので、是非積極的に使っていただきたいと思います。また1月のときに県のテレビコマーシャルやホームページに動画を配信するときに、聴覚障がい者の皆様にも伝わるように字幕をつけていただきたいとお願いをしましたけれども、この1年間の間に各部局でそういった取組をしていただいています。引き続きそんなことをお願い申し上げましてミニ手話講座を終わりたいと思います。ありがとうございました。

 

(太田副知事)

 ありがとうございました。それでは林産業労働部長から。

 

(林産業労働部長)

 資料はございませんが、年末の金融相談窓口の開設についてです。銀行の営業日と連動する形で12月28日までは県庁及び地域振興局で、29日、30日は県庁で中小企業の皆様から、年末の資金繰り等の御相談を受け付けることとしております。しっかりと対応したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

(太田副知事)

 その他のこれまでの事項につきまして質問、意見等ありましたらお願いいたします。どうぞ。

 

(小林公営企業管理者)

 先ほど元気づくり支援金で2050ゼロカーボンに向けた取組の推進について非常に素晴らしいものだと思います。私どもは企画振興部、環境部とともにゼロカーボンに向けて取り組んでまいりたいと思いますが、一点合わせて、今日、午後『再エネ×テクノブリッジ®in長野』ということで産総研と福島再生可能エネルギー研究所の主催で環境部と私どもが共催で開催します。オンラインでの参加も可能となっております。

 今日の午後はその会議がありまして、明日、明後日は、燃料電池バスに試乗ができるようにしたり、水素ステーションの見学会も明後日予定しておりますので、御参加をいただきたいと思います。本日午後には知事の御出席も賜るということでよろしくお願いいたします。

 

(阿部知事)

 お願いします。

 

(太田副知事)

 ほかにございますか。それではその他、あるいは全体を通じまして知事から何かありましたらお願いいたします。

 

(阿部知事)

 最近私も手話をあまり使っていないのでもう1回反省してしっかり使いたいと思います。あまり人前で話す機会が最近少なくて忘れがちなので、もう1回しっかり思い起こしておきたいなと思いますので、是非皆さんもよろしくお願いします。

 元気づくり支援金については、伊藤部長から説明してもらったとおりでありますので、今回、「地域防災力の向上」と「ゼロカーボンに向けた取組の推進」、これは県全体での重点テーマに位置付けています。県として県民の皆さん、市町村の皆さんと一緒に推進するというメッセージでありますので、各地域振興局長には地域の皆さんにしっかり伝えていただいて、積極的な取組を促していってもらいたいと思いますのでお願いします。

 環境に優しい『プラスワンアクション』についても企画振興部で工夫してもらっていますので、ゼロカーボンを進める上で、元気づくり支援金で取り組まれることについては是非こうしてもらいたいと思いますし、各部局がいろんな施策をこれから考えたり、あるいは地域振興局でもいろんな取組を進めるに当たっても、是非ゼロカーボンの視点を持ちながら事業構築をしてもらいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。以上です。

 

(太田副知事)

 本日の部局長会議を終了いたします。お疲れ様でございました。

 

(阿部知事)

ありがとうございました。

 

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