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更新日:2025年3月10日
エキノコックス症
イヌ科の動物に寄生する寄生虫です。
日本ではキタキツネとネズミの間に感染環ができています。
犬に感染しても、ほとんどの場合、症状はありません。
日本国内では、現在北海道での発生が多く報告されています。
しかし、人間が感染してしまうと、重い肝炎を起こし、死亡する事も少なくありません。
犬が、エキノコックスの幼虫を持っているネズミを食べると感染します。
そして、犬のお腹の中で成長し、卵をたくさん産みます。
産まれた卵は、糞と一緒に体外に出ていきます。
この、卵が人間の口に入ると体内でエキノコックスの幼虫になり、肝臓に寄生します。
ネズミから人間へ、又は人間から人間への感染は起こりません。
犬の場合は、良く効く駆虫薬があります。動物病院で相談してください。
人間の場合の根本的治療は、外科的手術しかありません。
飼い犬に感染させないことが大切です。行動を把握し、ネズミと接触しないようにしましょう。
放し飼いはやめましょう。(ネズミを捕まえにいくかもしれません)
拾い食いはさせないようにしましょう。
飼い犬の糞は、放置しないようにしましょう。
あなたの飼い犬が感染していた場合、地域に感染を広げる元凶になります。
糞を始末した後は、必ず手をよく洗いましょう。
犬は、自分の肛門をなめます。人間の顔をなめさせないようにしましょう。
エキノコックス症が発生している地域から犬を連れてきた場合は、動物病院で検査をしましょう。
犬が、この病気にかかっていた場合は、獣医師指示を守り、早めに完治させることが大切です。
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