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更新日:2025年4月17日

急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスが始まります

急性呼吸器感染症※の発生動向の把握や、未知の呼吸器感染症が発生し増加し始めた場合に迅速に探知するため、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)サーベイランスを開始します。

※一般的に急性呼吸器感染症とは、インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどを含めた呼吸器感染症の総称です。

急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスとは

感染症法上の5類感染症として新たに加わった急性呼吸器感染症(ARI)の症例定義に一致する患者数を把握する症候群サーベイランスです。定点医療機関(これまでのインフルエンザ/COVID-19定点)は患者数を毎週報告し、県や国が集計を行います。

また、定点医療機関では、一部の方に検体採取にご協力いただくことがあります。採取された検体は長野県環境保全研究所等で病原体検査が行われます。

患者数や病原体検査の結果は、集計の上、感染症情報(週報)等により公表します。

急性呼吸器感染症(ARI)の症例定義

咳嗽(がいそう)※、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁(びじゅう)、鼻閉(びへい)のいずれか1つ以上の症状があり、発症から10日以内の急性の症状で、かつ医師が感染症を疑う外来症例を「急性呼吸器感染症(ARI)」と診断し、患者数の報告や検体採取の対象となります。

※咳嗽(がいそう):いわゆる咳、痰
 

急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスに関するQ&A

Q1 急性呼吸器感染症と診断された場合、どのような影響があるのでしょうか。

急性呼吸器感染症と診断された場合でも、就業制限や登校制限の対象とはならず、患者の皆様への影響はありません。これまでと同様に咳エチケットなどの基本的な感染対策をお願いします。

また、 インフルエンザ等の個別の感染症について定められている運用についても変更はありません。

Q2 風邪のために病院に行く際の負担などが変わるのでしょうか。

新たに医療費の負担が増えることはありません。本サーベイランスのために検査費用の負担を求められたり、入院するように求められることもありません。

Q3 医療機関や高齢者施設等における面会制限はどのように変わりますか。

医療機関・高齢者施設等における面会の考え方に変更はありません。これまでと同様に、病院などが求めている感染対策の方針に従って、病気で療養中の方や高齢者など感染症に弱い方々にうつすことのないよう協力をお願いします。

Q4 急性呼吸器感染症が5類感染症に加わることで、特別な感染症対策は必要ですか。

特別な感染症対策を求めることはありません。これまでと同様に、基本的な感染症対策として、換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなどについて協力をお願いします。

Q5 急性呼吸器感染症(ARI)サーベイランスの結果はどのように公表されますか。

定点医療機関において診断した患者数や、採取された検体の病原体検査の結果は、集計の上、感染症情報(週報)等により県民の皆様に公表します。

公表により、患者の皆様の個人が特定されることはありません。

 

 

お問い合わせ

健康福祉部疾病・感染症対策課

電話番号:026-235-7148

ファックス:026-235-7334

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