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更新日:2022年11月30日

長野県教育委員会と県立高校について

ご意見(2022年10月5日受付:Eメール)

※同一人物から複数のご意見が寄せられため、一括して掲載

(1件目)(2022年10月5日受付:Eメール)
ある市町村職員やある県職のひとから聞きましたが、「長野県教育委員会や県立高校にいくら改善してもらいたいたいことを文章で送付しても何もかわらない。無駄だ。」とのことでした。「そんなに労力使って改善しようといつまでやるんですか。」と言われました。
事実なのなら、なぜ改善提案は却下されてしまうのでしょうか?

(2件目)(2022年10月5日受付:Eメール)
県立高校で新型コロナ感染後の登校いじめをなくすために、人権教育とSDGs教育と安全衛生メンタルヘルスマネジメント教育を取り入れ撲滅してください。

これ以上新型コロナ差別いじめで感染後登校の子ども達を苦しめないでください。

いじめされる側いじめする側傍観者学校全体で取り組んでください。

(3件目)(2022年10月5日受付:Eメール)
県立高校の図書館の本が古すぎます。新型コロナによる閉鎖的な高校があります。情報化社会ですが偏った情報しか子ども達に入ってこない様な世の中になっています。ストレスで教養不足な子ども達が増えているのが現状です。新しい書籍の購入をお願い致します。

県が無理ならば長野県教育委員会へ寄付していきます。

(4件目)(2022年10月5日受付:Eメール)
うつ病の生徒がいる県立高校に義務化で自殺未然防止ゲートキーパー養成講座を受けた方の配置を予算に取り組んで実施してください。

県立高校にスクールソーシャルワーカーが月に一回だけしか訪問できないのが現状です。

実際スクールカウンセラーの訪問はないため、気付き、傾聴、つなぎ、見守りができてないのが現状です。

うつ病の生徒が留年した時点で、生徒を見放すのが県立高校の先生方の当たり前な対応が現実です。

客観的に見れる他の機関への連携をとってください。

県立高校は閉鎖的です。

(5件目)(2022年10月6日受付:Eメール)
県立高校ではいじめ未然防止には力をいれず、なぜいじめが繰り返されてしまうのですか。いじめをなぜ隠そうとするのですか?

いじめにより福祉の力を借りないと生きていけない状態になると市町村や県の支出が多くなります。そして社会に出た子ども達がまたいじめを繰り返し企業や社会全体の問題に繋がっています。

なぜいじめをした加害者側や傍観者のカウンセリングはしないのでしょうか?今後は加害者側や傍観者のケアどのような方法で行いますか?詳しく教えてください。

傍観者が(学校職員も生徒も)他の機関にいじめを通報できる電話番号を設置するなど、対策を県独自に何か考え実行してください。

自殺未然防止にも繋がります。

回答(2022年10月13日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の尾島信久と申します。
県民ホットラインにお寄せいただいた、長野県教育委員会と県立高校に関するご意見についてお答えします。

このたびは、長野県教育委員会及び県立高校の教育現場改善に係る様々なご提案をいただき誠にありがとうございます。県立高校の教育に対するご関心の高さを伺い知ることができ、お気持ちを受け止めているところです。

はじめに、長野県教育委員会及び県立高校に対するご意見やご要望への対応についてお答えします。

長野県教育委員会事務局では、県民の皆様からお寄せいただいたご意見やご要望につきまして、内容に応じて各部署で受け止めさせていただき、教育行政や学校現場の改善、日々の取組への反映等に努めているところです。

県立高校に関するご意見等につきましても、学校への事実確認及び指導等を通じて状況の改善等に取り組んでいるほか、県立高校あてに直接お寄せいただいたご意見やご要望につきましては、各学校において真摯に受け止め、対応しているものと承知しております。

次に、県立高校の図書館の書籍購入についてお答えします。

高等学校の図書館における蔵書数等につきましては、公益社団法人全国学校図書館協議会で定めている学校図書館メディア基準に基づいて、各校計画的に図書の選書、配備を行っております。

ご指摘のような事案があることを重く受け止め、県立高校の図書館を生徒、教職員が有効活用できる環境づくりを推進するため、必要な図書費を確保し、蔵書の充実及び古くなった書籍の更新を行ってまいります。

ゲートキーパー養成講座を受けた者の配置につきましては、ご提案いただいたような予算化は現在進んでおりません。しかし、ゲートキーパー研修等に参加している教職員が各校におり、全ての県立高校に対して行っている自殺予防研修の中で、SOSの受け止め方と対応についての専門家による講義も行い、教職員の傾聴スキルの向上にも努めております。

また、スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーの現状につきましては、すべての学校からの支援要請に従い派遣しているところですが、十分な支援時間が確保できているとは言えない状況があると認識しており、改善策を検討している段階です。

いただいたご意見を深く受け止め、うつ病の生徒をはじめとして様々な事情のある生徒への対応につきましては、外部機関と連携し今後より丁寧に取り組んでまいります。

新型コロナウイルス感染症に関わる人権侵害につきましては、県教育委員会としても懸念するところであります。

そこで、現在新型コロナウイルス感染症に関わるいじめも含む全てのいじめの発生を防ぎ、加害者、被害者、傍観者を生むことがないよう、自分の人権も他者の人権も大切にすることを目指す人権教育、「SOSの出し方教育」のようなメンタルヘルスに関わる教育、ネットいじめ防止教育等に取り組んでおります。人権の視点を大切にしたSDGsに関する教育も、取り組む学校が増えているところです。また、学校生活に係るアンケートと個人面談を合わせて実施し、いじめの未然防止及び早期発見に努めております。とりわけ加害生徒に対しては、当事者意識を持たせ反省につながるように指導するとともに加害行為の背景にも目を向け、必要に応じてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる支援を行っているところです。また、いじめの相談先として、長野県「長野県子ども支援センター」、法務省「子どもの人権110番」、長野県警察「ヤングテレホン」等、様々な相談窓口を紹介しています。

今後いじめが繰り返されないためにも、県教育委員会として、いじめは絶対に許さないという教職員の姿勢や、ささいなトラブルであってもその被害性に着目する等、丁寧な対応を指導してまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、高校教育課長:服部靖之、担当:総務係、心の支援課長:滝澤崇、担当:人権支援係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:教育委員会事務局/高校教育課/総務係/電話026-235-7428/メールkoko(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:教育委員会事務局/心の支援課/人権支援係/電話026-235-7450/メールkokoro(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2022年10月)2022000669

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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