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更新日:2014年6月20日

第947回長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日時

平成24年(2012年)9月13日(木曜)午後1時30分から午後6時20分

2 場所

県庁 教育委員会室

3 資料

議題

議第1号 平成24年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について

議第2号 職員の人事異動について

議第3号 職員の処分について

議第4号 第2次長野県教育振興基本計画素案(案)について

議第5号平成24年度「長野県教育振興基本計画の進捗状況等に関する評価」及び「長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価」について

議第6号 長野県特別支援教育推進計画(案)について

議第7号 長野県文化財保護審議会委員の委嘱について

議第8号 長野県宝の指定について

教育長報告事項

(1)「市町村教育委員会と県教育委員会との懇談会の開催結果について

(2)平成25年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について

(3)平成23年度公立高等学校中途退学者の状況について

(4)平成23年度児童生徒の不登校の状況について

(5)平成23年度児童生徒のいじめの状況について

(6)平成23年度児童生徒の暴力行為の状況について

(7)安全・安心な通学路の交通環境確保対策について

(8)第33回北信越国民体育大会における成績について

 

  

4 出席者

委員

委員長 矢﨑 和広
委員長職務代理者 耳塚 寛明
委員 野村 稔
委員 高木 蘭子
委員 生田 千鶴子
教育長 山口 利幸

その他

市川教育次長、荒深教育次長、田中教育総務課長、笠原義務教育課長、田中高校教育課長、成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、澤井心の支援室長、阿部文化財・生涯学習課長、松野保健厚生課長、原スポーツ課長

 

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矢﨑委員長
 ただいまから第947回教育委員会定例会を開会いたします。
 議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「平成24年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」、これは成案になる前の内容について審議・検討するものでございます。
 また、議第2号「職員の人事異動について」及び議第3号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては、議第1号、議第2号及び議第3号を非公開で審議することが適当と思われますが、御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議がないようでありますので、第1号、第2号及び議第3号につきましては非公開で審議することに決定をいたします。なお、議第1号、議第2号及び議第3号の審議につきましては、本日の最後に行うことといたします。
 それでは、最初に議第4号「第2次長野県教育振興基本計画素案(案)について」、田中教育総務課長から説明をしてください。どうぞ。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 それでは、今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いをいたします。特にないようでありますので、原案どおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので、議第4号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第5号「平成24年度『長野県教育振興基本計画の進捗状況等に関する評価』及び『長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価』について」、同じく田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いをいたします。生田委員どうぞ。

生田委員
 お願いいたします。12ページの総合計画審議会意見ということですけれども、この審議会の構成メンバーはどういった方々なのかお願いいたします。

田中教育総務課長
 すみません。ちょっと持ち合わせていないので、後ほどお答えします。

矢﨑委員長
 では時間をいただいて、他に御意見、御質問がありましたら。どうぞ。

生田委員
 すみません。13ページなのですけれども、達成目標がいろいろ掲げられておりますが、基本目標1の③「4年制大学進学率」ということで目標を挙げているのですけれども、これからの社会が求める人材を考えたときに、必ずしも4年制大学の進学率を上げることがいいのかという、そういった疑問がございます。ある専門学校の先生のお話ですと、4年制大学を出てもなかなか就職先がなくて、卒業後改めて専門学校を受験される方が結構いらっしゃるというお話も聞いております。そういったことからも、こういった4年制大学の進学率を目標に掲げることに対して少し疑問があるのですけれどもいかがでしょうか。

矢﨑委員長
 課長。

田中教育総務課長
 はい。これはこの計画が始まった段階で、当時平成20年ですが、計画のときに立てております。今度の2次計画の目標のときに今いただいた御意見等を参考にしながら考えてまいりたいと思いますけれども、もし教学指導課長さんの方で御意見がございましたら。

矢﨑委員長
 教学指導課長どうぞ。

武田教学指導課長
 今の説明がありましたように、5年前にこの目標で県内の高校生の学力の向上等をやってきたわけでございますけれども、時代の流れの中で、今委員のおっしゃることがよく分かるところでございますので、今後の指標等に生かしていきたいと思っているところであります。おっしゃるように大学進学率のみではない部分というのは大事にしていきたいと思っております。
 この40%を目標にしてきたわけですけれども、経済状況等で高校生が就職志望の方に少し動き始めているところもございまして、そういうところも考慮しながら今後検討してまいりたいと思っております。

矢﨑委員長
 いいですか。課長どうぞ。

田中教育総務課長
 はい。それでは、総合計画審議会の委員でございますけれども、会長が信州大学の山沢学長にやっていただいて、町村会長をはじめ15名の方が入っております。大学の教授、弁護士、病院長、フリーアナウンサー、労働組合の代表者、あとNPOの方等々でございます。

矢﨑委員長
 いいですか。はい、どうぞ。

生田委員
 ありがとうございます。やはり、一番現状を知っているのはその分野によっても違うと思うのですけれども、学校関係では保護者の方が一番こういった内容について熟知されていると思うのですが、このメンバーの中に保護者はいるのでしょうか。

矢﨑委員長
 はい。

田中教育総務課長
 教育だけの分野を評価していただいたわけではございませんので、県のすべての事務事業について全体的な主要施策に対して総計審では評価を下していただいているところなのですけれども、教育の分野における保護者。現在保護者かどうかというのはちょっと分かりかねます。すみません。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 保護者であっても教育分野以外にも熟知している方もいらっしゃると思うのですね。ですので、極端な括りではなくて、いろんな分野を保護者の方も日々目にしたり感じたりしていることがあると思いますので、今回はこの審議会のメンバーに保護者がいらっしゃるかどうかということは、はっきりしないということでしたけれども、今後こういった審議会に学校分野に特化したという括り方ではなくて、いろんな方面で見識を広めている保護者の方も多くいらっしゃると思いますので、保護者の方の意見も積極的に取り入れるようにお願いしたいと思います。

矢﨑委員長
 はい。

田中教育総務課長
 総計審を担当しているのは企画部でございますので、また企画部の方にそういう御意見があったということで伝えさせていただきます。

矢﨑委員長
 総計審は知事部局でまとめているということですよね。公募が何名か入っていませんか。

田中教育総務課長
 入っていないです。

矢﨑委員長
 はい、分かりました。意見として、では知事部局の企画部の方にまた連絡をしておいてください。他にありますか。どうぞ、高木委員。

高木委員
 先ほどの4年制大学進学率のことは、数字としてはいろいろな考え方があると思うのですけれども、4年制大学に進学したことを評価するかどうかは別として、進学を希望した生徒中の目標達成率みたいな形で捉える、就職にしてもそうで就職を希望したけれどもその後はどうか。特に、特別支援の方は就職というのはなかなか大変だという数字が出ています。そういう意味で目的達成率というのか、叶えられた率というか、そういう捉え方はしてもいいのではないかなと思いますので、そういうことを考えていただければと思います。

 

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矢﨑委員長
 現役での大学の進学率というのも、とかく議論されてきているところで以前にも意見があったのですが、行けるところへ行くのか、行きたいところへ行くのかという問題提起もあると思うのですね。それと同じように、高卒よりも大卒の方が就職が悪いという状況の中で、今までのような数字の捉え方、大学の進学者が高いほどいいとか、そのようなやり方でこれから評価していくことが妥当かどうか。この議論は、そろそろ1回しておいた方がいいかもしれませんね。長野県教育委員会としてどういう考え方を持つか。基本的には、生徒たちが自分の行く道に向かっていった達成状況が大事なことなので、ただ大学を出ればいいという時代はもう終わったような気がしますし、どこかで1回議論をしてもらうのがいいかなと思います。教育長。

山口教育長
 非常に大きいテーマであることは間違いないのです。確かに指標の妥当性というのはこのことに限らず、他でも話題になることがあるのですけれども、この4年制大学への進学率でございますが、学力向上という本県の1つの大きなテーマの中で焦点になっていたことは間違いありません。これは以前から議会を巻き込んで、高校の教育の質という点も踏まえて、大学進学率、特に現役の4大進学率はどうなのかという議論が行われてきました。そういう歴史的な経過が1つございます。
 それで、何人かの委員から御指摘がありましたように、果たして4大学進学率ということが一体教育の目標として、あるいは昨今の経済事情で高等教育の進学ということが就労とどのようにつながっているのかとか、そういう新しく求められている指標もあります。またこれは、耳塚委員さんに御指摘いただきたいと思ってますが、長野県教育委員会として、学力の成果の1つの指標として設定したわけでございますけれども、こう工夫すれば指標もまた違った活用ができるのではないかということで御指摘いただければ、本当にありがたいと思っているのです。よろしくお願いします。

矢﨑委員長
 もし、今コメントいただくことがあれば。

耳塚委員長職務代理者
 こういう指標というのは、目標の達成度を明確に表すことが不可欠ですけれども、他方で非常にシンプルであるということもまた重要になってきます。その観点からいかがなものかと思われる指標もこの中に他にもあると思いますので、ぜひこれは検討する機会を設けていただければと思います。
 4大進学率自体を取りますと、就職に与える学歴の影響という観点からいうと、確かに4年制大学に行ったら不利だということはあるのですけれども、もう少し国際的に捉えてみると、日本というのはアジアの中でも、もう高学歴社会ではなくなってきていて、全体としていえばやはり教育を受ける人口が多いということは、それだけ何がしかの利益が個人にとっても、あるいは社会にとってもあると考えるのが一般的な考え方で、そういう価値はあると思います。
 ただ、御指摘のように、教育をすれば人間の価値が上がるとか、あるいは市場での生産要素としての人間の価値が上がるかということは、単純に言うことができなくて、教育を受ければ受けるほどだめになることもあるわけですので、そういう観点から反省は必要だと思いますけれども。要するに、この指標はとても大事なので、また検討する機会を設けていただきたいと思います。

矢﨑委員長
 教学指導課長、これは、基本的には各都道府県が同じような数字の書き方をしているから、比較するにはこの数字が一番比較しやすいということはあるのですか。

武田教学指導課長
 比較というよりも、明確な目標としてその達成度を非常にシンプルに評価できるところと、それから先ほど教育長が申しましたように、やはり大学進学率は本県の大きなテーマ、課題でありましたので、それを直接的な指標にして学力向上に取り組んできたというところが強いと思います。

矢﨑委員長
 教育長さんが先ほど言われたように、この問題についてはある程度クリアしたというか、大きな課題として共通認識でありましたけれども、この指標だけで言えば全国レベルに比べても遜色ないところまで来たということだけは確かですよね。それは、やはりそういう目標設定して努力をしてきた結果と考えていいでしょうか。

山口教育長
 そういう側面はあると思っております。ただ今は、その中身を問われている部分がありまして、大学の評価の問題とか、大学の定員が割れている状況も一方で生まれている。そういう中で、果たして本当に今までどおりの指標の設定でいいのかと、その質が問われている部分もありまして、非常に悩ましい問題ではあると思っております。

矢﨑委員長
 議第5号につきまして、他に御意見、御質問はありますか。それでは、ないようでありますので、議第5号原案どおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 それでは御異議ございませんので、議第5号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第6号「長野県特別支援教育推進計画(案)について」、成沢特別支援教育課長から説明してください。

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 議第6号の説明がありました。御意見、御質問がありましたらお願いいたします。生田委員どうぞ。

生田委員
 どうもありがとうございます。とても丁寧に1つ1つ計画を作成していただいたことが読み取れて、感謝いたします。
 その中で、ただ残念なというか、やはり行政の視点でつくられているなという感じがするのですね。行政がつくるものですので、それは当たり前といえば当たり前なのですが、こういった素晴らしい骨組みをつくり、これが実行される中で、本当にうまく動いているのかどうかということを、今度は子どもたちや保護者の視点から、ぜひとも持っていただきたいと思います。要望です。
 それと、教員の採用のときに、こういった特別支援に関する知識を持った方の採用が、今年度も若干数であったかと思うのですね。昨年度こういった特別の能力、知識を持った方が2名という、そういった本当に少ない方々しか採用がされていないということで、こちらの9ページの下の方に、「支援が必要な児童生徒ができる限り通常の学級を基盤に学習・生活できるよう、すべての教員の専門性の向上を図っていくことが必要です」と。すべての先生方にももちろん専門性を図っていただくことは必須条件ですけれども、既にそういった専門性を持った方々をどんどん採用していくという、そういった姿勢も今後採用の中で検討をぜひともしていただきたいと思います。
 要望ばかりで申し訳ないですけれども、20ページですね。「特別支援学校における教育の充実」のところで、やはり養護学校とかそういったところは本当に閉ざされた空間であるということを見させていただく中で感じてきました。その中で子どもたちは大人に対しては弱者であって、やはりなかなかものが言えなかったり、我慢をしたり、あえていい子になって早くここから出られるようにと、そうするお子さんも多いと聞いています。こういった支援学校にはできるだけ外部からの目というか、外部のサポートなども入れながら風通しを良くする必要があると思います。そういったこともこの計画を進めていく中で、NPOでもボランティアでもよろしいかと思いますが、できるだけ外部がこういった支援学校、特に寄宿舎などに入るような、そういった環境づくりにも尽力していただければと思います。
 それと、発達障害の子どもたちは最初から自分が障害児と思っている子どもは誰もいないと思うのです。大人が発達障害としているだけであって、発達障害といった、例えばADHDが10人いても、10人がすべて違うわけであって、線引きができない子どもたちだと思うのですね。また、子どもたちや保護者にすれば「発達障害児です」と言われるだけで、私の耳に入ってくる中でもお母さんがそれだけでうつになってしまうことがある。やはり、言葉の力というのはすごく恐いと思います。良くも悪くもすごい影響力があると実感しております。
 そこで、1つ提案なのですけれども、例えば大阪では「ニート」という言葉を使わずに、ニートというと怠け者というような、そんなイメージをやはり持ってしまうので、「レイトブルーマー」と遅咲きから、レイブルという言葉で、他の自治体ではニートと呼ばれる子どもたちを呼ぶと聞きました。遅咲きってすごく素敵な言葉だなと思うのですけれども、先ほど言いましたように、「発達障害です」と言われただけでうつになったり、気が重くなったりするこの言葉を、なんとか長野県だけでももっと希望の持てるような、可能性をしっかり見てあげているような名前付けができたらいいなということを最近は思っています。ですので、今後の課題の1つとして、いろんな方々からいろんな意見をいただきながら、そういった子どもたちが名前によって自分に劣等感を持ったり、親がうつになったり、気が重くなったりしないような、発達障害に替わる名前を長野県で考えることができたら素晴らしいなと思っておりますので、今後何かそういう機会がありましたら、ぜひとも検討をお願いしたいと思います。

矢﨑委員長
 はい、どうぞ。

成沢特別支援教育課長
 御意見をありがとうございました。 最初に、推進をしていく中で保護者の意見等を十分反映させていただきたいということでございます。本日いただきましたパブリックコメントを含めまして、推進に当たっては大勢の皆様からの御意見を参考にしながら進めていきたいと考えております。
 それから、採用の関係につきましては、特別支援学校の免許を持った教諭を毎年30名採用しているところでございます。専門性の向上につきましても、研修等の充実を図ったり、既に教員免許を持っておられる先生方につきましても、特別支援学校の免許を比較的受けやすくするような体制についても、今実際にやっているところでございます。そんな方向で、教員の専門性について一層努力していきたいと考えております。
 それから、3番目にありました外部のサポートの関係でございます。今、実際に養護学校等におきまして外部のボランティアの方にも来ていただいて、いろんな作業等を行ったケースもございます。そんなことを参考にしながら、今後拡大の方向で考えていきたいと思っております。
 それから、名前につきましては、今後の課題ということにさせていただきたいと思っております。以上でございます。

矢﨑委員長
 他に御意見、御質問はありますか。どうぞ。

 

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生田委員
 すみません。あと2点お聞きしたいことがございます。
 41ページなのですけれども、上の表で「特別支援学級数及び種別在籍児童数」とありますけれども、長野県は発達障害の特別支援学級の数がすごく多いと思うのです。ここ10年間でも3倍以上に在籍する子どもたちの人数が増えております。確か学校教育法81条で特別支援学級に入れる子どもたちの中に、ADHDやLDの子どもたちは入っていないかと思うのですね。特別支援学級に入れる子どもたちの対象者として。自閉症の子どもたちは支援学級には入れることになっていますが、その学校教育法の中にLDやADHDが入っていないにもかかわらず、現場ではADHDやLDの子どもたちがかなり多くいるかと思うのです。そういった実態が50年間で3倍増えた要因なのかなと思います。やはりそういったところからも、インクルーシブ教育、できるだけ内容の濃いものを、できるだけ早く通常学級で位置付かせていただいて、本来は通常学級に通える発達障害といわれる子どもたちが、通常学級で能力が伸びるような体制づくりを、ぜひとも御尽力をお願いしたいと思います。
 それと、あと1点なのですけれども、パブリックコメントの75ページのNo.32なのですけれども、政治家ですら発達障害を「親の愛情不足が原因」と捉えている方が多いという。大阪維新の会が出したとき、私もびっくりしたのですが、これは一部の方だけではないなというのは、ここ最近、7月、8月長野県内の自治体の教育委員長さんと意見交換をしたときに、ある自治体の教育長さんがまさにこれと同じことをおっしゃっていて、親の愛情不足が原因だとはっきり言い切っているのは、私はとても危機感を感じました。ですので、本当に教育行政のトップに立っていらっしゃる方ですら、まだこういった認識があるという現実がありますので、そうではなく、脳の働きの影響でというもっと専門的な、そういった正しい情報をぜひとも周知していただきたいという、これも要望でございます。

矢﨑委員長
 意見はありますか。

成沢特別支援教育課長
 最初にございましたお話につきまして、私どもの今回の推進計画は、まさにインクルーシブの方向に推進していくということで進めていきたいと考えております。今回のモデル事業を中心に通常学級の方にできるだけ、適正な就学指導を含めまして、行くような方向で順次進めていきたいと思っておりますのでお願いいたします。

矢﨑委員長
 その発達障害の言葉の問題と字の問題。この障害の「害」の字というのは、文科省とか通常はもうこの「害」の字できてますか。一部団体によってはひらがなに切り替えているところもありますが、まだ公にはこの「障害」できているということですね。他に何か御意見、御質問がありましたら。それでは、議第6号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議がないようでありますので、議第6号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第7号「長野県文化財保護審議会委員の委嘱について」、阿部文化財・生涯学習課長から説明してください。

阿部文化財・生涯学習課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。生田委員どうぞ。

生田委員
 お願いいたします。このような審議会の委員を委嘱するときには、男女比が半々で公募が2割という制度的な縛りがあるかと思うのですけれども、この中で男女比が半々ではありませんし、公募でもないような気がいたします。今回なぜそのような形にしなかったのかお伺いしたいと思います。

矢﨑委員長
 課長。

阿部文化財・生涯学習課長
 今の生田委員の御指摘の点は、県の審議会等の設置及び運営に関する指針の中にそういった公募の関係等は原則論では記載してございます。それで、1点目の女性委員の関係でございますけれども、今回は4名の方となっております。当文化財審議会は学識経験者としての専門知識が必要でございまして、性別による区別が必要なく選任方針にそってより積極的に選任することとしております。しかし、専門分野によっては女性の学識経験者が極めて少ない分野もございまして、適任者の選任に苦慮する状況がございました。結果として女性委員が4名となっておりますけれども、積極的な登用に努めて、現在の2名の方から倍の4名の方をお願いするような形になっております。この点に関しては、今後とも女性の適任者の掘り起こしに努めてまいりたいと考えております。
 それから、公募の関係でございますけれども、委員の選考に当たっては選任方針を作成し、それで行っておりますけれども、文化財保護審議会は県の施策についての意見を広くというような、そういう審議会ではございません。県宝等の文化財指定のための学術的、専門的見地からの審議を行う場となっておりまして、委員の方々は文化財の指定のための専門調査を行ったり、歴史的な背景や価値を評価する専門的な知識が要求される分野でございます。
 また、文化財の審議・評価も恣意的になってはいけない中で、委員の学識経験についても疑義があってはいけないという見地からやってきておりまして、これまでも改選時に公募を検討した経過がございますが、委員は幅広い分野の学識経験者から選任する必要があるという中で、15名と限られた中では公募には馴染まないということで、候補者を選定してお願いしているところでございます。なお、行政改革課等とも今回の選任に当たってこの辺のところは説明し、了解をいただいた経過がございます。

矢﨑委員長
 どうぞ。いいですか。他に御意見、御質問はありますか。ないようでありますので第7号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので議第7号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第8号「長野県宝の指定について(案)」、阿部文化財・生涯学習課長から説明をしてください。

阿部文化財・生涯学習課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 議第8号についての説明がありました。御意見、御質問がありましたらお願いいたします。特にないようでありますので、議第8号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので議第8号を原案のとおり決定いたします。以上で議事を終わります。
 続いて、教育長報告事項に入ります。最初に、教育長報告事項1「市町村教育委員会と県教育委員会との懇談会の開催結果について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。よろしいですか。それでは、教育長報告事項1を終了します。
 報告事項2「平成25年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について」、田中高校教育課長から説明してください。

 

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田中高校教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 今の報告につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。ないようでありますので、以上で教育長報告事項2を終了します。
 次に、報告事項3「平成23年度公立高等学校中途退学者の状況について」、澤井心の支援室長から説明してください。

澤井心の支援室長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。特にないようでありますので、以上で教育長報告事項3を終了します。
 報告事項4「平成23年度児童生徒の不登校の状況について」、同じく澤井心の支援室長から説明してください。

澤井心の支援室長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 不登校の状況についての説明がありました。この件で御意見、御質問がありましたらお願いいたします。全国はいつ出るのですか。

澤井心の支援室長
 全国は、例えば1ページの表ですと一番下の欄に一緒に出ております。

矢﨑委員長
 失礼。そうすると、いつも都道府県が出たじゃないですか。それも全部出ているわけですか。

澤井心の支援室長
 はい。出ております。

矢﨑委員長
 それが後の方のページですね。市郡別の数字が最後にあると、こういうことですね。

澤井心の支援室長
 そうでございます。すみません。都道府県は資料には載せてございません。

矢﨑委員長
 大体真ん中ぐらいになったのですか。

澤井心の支援室長
 小中学校を合わせた順位ですと今回22位ですので、ちょうど真ん中ぐらいになります。

矢﨑委員長
 御意見、御質問はありますか。それでは、以上で教育長報告事項4を終了いたします。
 報告事項5「平成23年度児童生徒のいじめの状況について」、澤井心の支援室長から説明してください。

澤井心の支援室長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 今の報告事項につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。生田委員どうぞ。

生田委員
 ありがとうございます。先ほど室長がおっしゃったように、いじめはどこでも起こりうるという前提で考えてきたことはとても大切だと思います。ただ、いじめの中でも2ページの態様にもありますけれども、ひやかしやからかいといったもの。これも子どもにしたら身を削がれるほどきついことだと思うのですけれども、金品を隠されたり盗まれたり、金品をたかられる。この辺に行くと、もう犯罪に入ってしまう分野だと思うのですね。こういったことに対して学校側がどういった対応をしているかということが一番大切になってくると思うのです。このような金品をたかったりとか盗まれたりと、こういったところに各学校がしっかり対応している状況があるのかどうかお伺いしたいと思います。私の耳に入ってくる中では、なかなかそういった対応を先生がやってくれていないという情報が入ってきたりしております。起こることは、これはもう仕方がないにしても、その後の対応だけはしっかりしていただくことが、いじめをしている子どもにとっても、またされている子どもにとっても、今後、先ほどの引きこもり、ニートになって社会に出られない、そういったことにつながっていく可能性が十分考えられますので、ぜひともそこの対応をきっちりできるようによろしくお願いしたいと思います。

矢﨑委員長
 どうぞ。

澤井心の支援室長
 こどもの権利支援センターの電話等でもただいまのようなご相談を受けておりますし、学校の対応が十分でないことに関しましては、義務教育課や高校教育課にも力になっていただきながら、個別で分かったことについては各学校に直接対応をさせていただいております。
 また、警察との連携について、一体どういったときにそういった力をお借りすべきか、あるいは学校は躊躇すべきではないかといったことを、庁内の連絡会議等も予定されておりますので、他部局や警察とも連携しながら学校に普及していきたいと思っております。

矢﨑委員長
 よろしいですか。大津のいじめとか、その後の状況を見ていますと、警察との連携みたいなポイントは今クローズアップされていますよね。それぞれの市町村教育委員会の考え方がありますけれども、県教委として義務教育課程において連携の仕方とか、変な言い方ですが警察に入ってもらうときの1つの境というか、何か1つのルールというか、マニュアルはあるわけですか。

澤井心の支援室長
 こういった事象はこう対応という、細かい形のマニュアルというものはないのですが、学校と警察が連携する協定はございます。そういった協定に基づいて学校と警察が連携することは割と頻繁に行っております。犯罪的な行為に関して警察にお願いすることを学校が躊躇してもいけないと思いますし、そういった面の啓発活動は我々が一生懸命やっていかなければいけないのではないかと思っています。
 また、県警でもスクールサポーター事業とか、様々な相談機能を持っておりますので、そういったところもうまく連携していきたいと思っております。

矢﨑委員長
 他に何かありますか。

高木委員
 1ついいですか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

高木委員
 大津のことがあってからどう対処したらいいかということをいろいろな場面で考えるようにはなってきたと思いますが、いじめに関してはどうしても、例えば学校なり教育委員会なりが調査を始めたけれども、子どもなりあるいはその保護者なり、あるいは周辺が否定してしまうと、それ以上何も進めないというのか、それ以上踏み込めないというようなお話が、例えばこの前も市町村の教員の皆さんとお話をしたときにもありました。
 今、警察の連携だとか、そういうことが話題になりましたけれど、警察の力を直接借りるのではなくて、子ども、あるいは保護者と話をするときに、どのように踏み込んでいけるかというマニュアル的なといいますか、やり方というのでしょうか、そういうことについて、私は警察の人が介入する以前に、警察ではどういう対処をしているのだろうということを、少し知る機会があってもいいのではないかと思います。例えば少年課のようなところで子どもに対してどのように対応をしているのか、あるいはその親なり保護者なりに対してどのように対応しているのか。そういうことは情報としてもらったり、あるいはお互いに情報交換をするような形ができたらいいのではないかなということも思いました。他にいろんな形でいじめをなくすために取組をしている先生のお話も、マスコミなどで報道されたものもあるし、いろいろな形で情報というのでしょうか、持っていらっしゃるとは思うので、直接警察が介入するのではないけれど、警察のいろんな知恵を借りる、あるいは地域の人たちのお知恵を借りるという形も対処の仕方としてあってもいいのではないかと思いました。以上です。

矢﨑委員長
 どうぞ。

澤井心の支援室長
 学校での取組につきましては聞いておりまして、様々な工夫をされたものがございます。県でもいじめ対応の事例集等は過去にも出したことがありますけれども、これもリニューアルというか、新しいそういった情報も加えながら、例えば生徒自身の力を高めるために生徒たちが宣言を出している学校、生徒会で取り組んでいる学校もありますので、そういった事例について学校に伝えていきながら先生たちにも研修をしていただこうという予定でおります。

矢﨑委員長
 他に何かありましたら、どうぞ。

 

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野村委員
 前にも申し上げたことがあると思うのですが、事件になれば別ですけれども、事件になる前の段階で警察ということになると少し抵抗があります。ですから、例えば警察を退任したOBとか、あるいは警察と関係のある外部団体などがあると思うのですが、そういうところの非常に経験豊富な方との連携をもっと取る必要があるのではないかと。公安委員会との懇談会のときにも申し上げたこともあるのですが、そのようなことも考えていただくと、あまり大事にならないうちに、ことが解消できることもあると思いますので、そんなことも考えていただくといいかと感じました。
 もう1つ、いじめ発見のきっかけで救われましたのは、本県の場合は本人からの訴えと、2つ目に学級担任、先生方が発見したことが他県に比べて多いという状況がありまして、やはりこれは本人の自覚もそうですし、先生の注意力というものがあって、その辺のところをしっかりと見ておられる証拠だと思います。この辺の推移をしっかり見守っていって、やはり早期に発見していく一番近道は本人、接している先生、その次に親ということになるのですが、そういうことが多いことが救われることに繋がると思いますので、ぜひ注目をしていっていただけたらと思います。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 先ほどもお話ししましたけれども、いじめは昔からの課題かなと思うのですけれども、逆にいじめがゼロというと本当かなとか、あまり少ないと本当にこの人数なのかなと逆に心配になってしまうような感じがするのですね。校長先生にしても、自分の学校でいじめ件数が多いというと何か評価にかかわるとか、そういった思いをめぐらしたりとかで、本当に子どもたちにとって一番いい形の、いじめをなくそうという運動に行くのかなという懸念があったりするのですが、ここに出されている数字、人数というのは、今現在もいじめが継続している人数なのか、今はもうなくなったけれども過去にあったという人数なのか、それがごちゃ混ぜになっている人数なのか、お伺いしたいと思います。

澤井心の支援室長
 この統計は平成23年度ということで、昨年1年間で学校が認知したものになります。先ほどの表にありましたが、解消したりあるいは一定の解決が図られたもの以外にも、解決に向けて取組中というものが年度末に30件くらいあったと思っております。本来ならそれを4月中から我々が追跡していかなければいけないのですが、今回たまたま学校訪問という機会が得られ各学校の状況をお聞きしてきます。下段の部分はそれまでの間に解消が図られていると思いますが、今抱えているものは今調査しておりますので、県としてもできるだけ学校を支援していきたいというものでござまいす。この数字そのものは23年度のものでございます。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 ありがとうございます。やはり、これからいじめとどう向き合っていくか考えていくときに、いじめが起こったことが悪いとかいいとかという判断基準ではなくて、いじめが起こってそれをどう学校側が対応して解決に向かい、子どもたちがまた学校生活を安心して送れるようになったかということを基準として、こういったデータをこれから出すような方向にした方が、本当に健全な形で校長先生や学校の教職員の皆さん、子どもたちにとってもいい環境がつくられていくのではないかと思います。数字だけにこだわってしまうと、いじめを出したらいけないみたいな、数字を多くしたらいけないというところに、神経が行ってしまう可能性があるとすると、とてもこれは子どもたちにとってプラスのことではないなと思っております。

矢﨑委員長
 ちょっと質問ですが、カウントの仕方が、例えば1人のお子さんに対して複数のお子さんたちがいじめる。それが3回とか4回とか重なってきますよね。それは1つですか。

澤井心の支援室長
 はい。

矢﨑委員長
 それは1つですね。そういうことですね。では、今の生田委員の質問について何かあれば。

澤井心の支援室長
 委員のおっしゃるとおりでございまして、いじめの認知件数は少ないからいいというものではないと思っております。いかにたくさん、早く発見して、早く解決できるかということが最も重要だと思っております。ですから、我々も各学校や校長先生方に、そういったことはこれからも意識啓発をしていかなければいけないと思いますし、校長先生方に浸透しているとは思っておりますが、これで十分というわけではありませんので、今後も引き続きそのように努力していきたいと思っております。

矢﨑委員長
 何か他にありますか。ここのところ長野県の教員の不祥事に関しては、それをできるだけ速やかに情報公開して、厳正に処分をするということだと思うのですね。そういうことで、長野県教委は不祥事について処分をしてきたつもりでおりますが、子ども同士のいじめの問題の場合、例えば物がなくなった、多少暴力行為があった、それがいじめかけんかということがよく揉めているわけですけれども、その辺の学校現場の自浄力というか解決力みたいなものと、速やかに情報公開して、場合によっては警察に連絡をするとか、その自体を明らかにしていくことについての難しい部分もありますよね。やはり現場で解決できる方が子どもの場合にはいいわけで、加害者的な子どもたちもできるだけ現場で更生できることに越したことはないわけですが、今は、すぐに表へ出てと。そうすると、教育現場の自浄力とか、努力とか、解決力みたいなものが薄くなっていく危険があるかと、そういう思いもあるのですが、どのように考えていますか。

山口教育長
 これは、実際の現場に立ったとき、今の御指摘の点が一番悩むことだと思います。ただ、ものによっては、ケースによってはその子どもの生命にかかわるようなこととか、非常に重大な、先ほど委員の御発言にもありましたけれども、明確な犯罪行為ということになれば、これはやはり少なくとも学警連携という警察と学校の連携する機関とかいろいろありますので、そういうところでやはりどうしましょうかという議論はやっていかないといけないと思います。そういう点での校長のリーダーシップとか、特に生徒指導担当教員を中心とした校内体制、あるいは認識の共有というものをやはり普段からやっておかないと。ある担任はその辺で躊躇したと、ある担任は何でも警察に話せばいいのだと。そうではないわけですね。やはり、子どもは子どもの中の社会生活、学校生活を含めて、そういう中で確実に育っていくものがあります。例えば言葉の問題とか、ちょっとふざけて叩いてしまったとか、いろいろケースはあろうかと思いますが、それも全部即警察という格好になると、もう教育はいらないという格好にもなります。その辺の見極め、校内での認識の統一、校長や生徒指導部を中心とした一体的な連携プレー、警察との情報共有、こういったところがポイントなのですが、なかなか難しい。実際には非常に悩ましいケースがあろうかと思っております。非常に悩むところです。

矢﨑委員長
 そこら辺の判断は、学校長と考えていいですか。

山口教育長
 基本的には、学校長でございます。学校長と例えば具体的に担当している担任、あるいは生徒指導部のその辺のパイプがやはりきっちりつながっていなければいけませんし、あるいは難しいケースでありましたら、例えば市町村教育委員会とか、あるいはものによっては私どもに直接御相談される手もあります。私どもの方でも新聞報道にされましたけれども、警察を含めた庁内の横の連携の機関を立ち上げるという形で、連携を密にしてやっていくつもりでございますので、そのようなところに相談していただければ、具体的な、こういうことをやってみたらどうでしょうかということは話せるかなと思っております。

矢﨑委員長
 そこら辺が難しいところだと思うのですね。学校長の個別の判断みたいなものに任せていいかどうか。現実には、学校長で止まってしまうケースも多いですよね。それで手遅れになったケースも多いし、そこら辺はどのように指導を考えてますか、どうぞ。

 

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澤井心の支援室長
 100%というわけにはいかないのですが、以前は担任が抱え込んで一人で苦しんで、解決に導けなかったケースが多かった。ですから、認知した先生なり担任がいち早く校長に伝わるルートをつくる。これが1つです。校長はそれを受けて、校内でチーム支援、チーム対応ができるようなスタッフをすぐに集めて話をする。そこで、校長として方針を示すわけですけれども、様々な意見が出されることによって、より充実した取組になっていって、全体の先生方に共有した気持ちで伝わっていく形でいじめ対応をお願いしています。ですから、聞いた学校長の判断が遅れたりすれば、確かにそれはうまくいかなくなるケースも出てくると思うのですが、その間に例えば県なり、あるいは市町村教委なりと校長先生が相談をすることも当然ありますので、大きなシステムとしては早く管理職が知って、チーム体制を整えるのが今の主流といいますか、主な方法でございます。

矢﨑委員長
 でも、ここのところのいじめの問題を見ていると、学校長で止まっているケースがあって、危険というか、やはり市町村教育委員会までは速やかに情報が流れるような指導をしていったらいいような気がしますね。いろんなタイプの校長さんがおいでになるから。この件で他にありますか。どうぞ。

野村委員
 この前、意見交換会で青木村へ行ったのですね。そのときに、今、課長がおっしゃった非常に理想的な形ができていることを実感しました。それを一口で言うと、非常に風通しのいい文化、風土、組織体制。これは学校もそうだし、家庭と学校、地域のそれぞれがまさに今叫ばれている地域で子どもたちを育ててと。これを言うことは簡単ですが、その形が現実の姿としてあったように思うのです。私は、この教育委員会でそんな実態を話してほしいという、こういうことも思わず申し上げてきたのですが、本当に素晴らしい。親が子どもを育てるのは当たり前の話だし、先生が育てるのも当たり前の話なのですが、逆に子どもが親を育てるようなことにもなっているような気もしたし、先生たちも子どもによって成長しているようなこともありますし、その仕組みを地域が全部共有している格好でした。それは小さい村だからできるのかと一瞬思ったのですが、もっと小さい村でも全然できないところもありますね。青木村と言っていいかどうか、いい話だからいいでしょうけれど、不登校も、それをどういう理由か聞いていませんが、ほとんど0だったのか1人出ましたということですが。いじめは、そんな話は聞いたことがないと。この時代にですよ。あって当たり前という話も今出ましたが、それもなくて。なくなる仕組みが全部の地域にできていることを感じました。少しいいところばかり言っているのかもしれませんが、大変参考になるところがそこの近くにもあるわけですので、これはいい事例だなということで、大変いい勉強をさせてもらった気がします。

矢﨑委員長
 では、このいじめの問題についてはいいでしょうか。教育長報告事項5を終了します。 次に、報告事項6「平成23年度児童生徒の暴力行為の状況について」、同じく澤井心の支援室長から説明してください。

澤井心の支援室長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 報告事項6に関しまして、御意見、御質問がありましたら。耳塚委員どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 いじめの場合と同じことになるかと思いますけれども、校長と市町村教育委員会がとにかく早く状況を知ることがまず大事だと思います。その上で、公表の必要性とタイミングをどう判断するかということ。それから、特にこの暴力の場合には、いじめ以上に、学校の外であれば普通はすぐに警察沙汰になることが多いわけですので、警察等との連携を、どういう場合に即連絡を取るようにするのかということについては、明確にしておく必要があるのではないかと思いました。
 それから2つ目ですけれど、出席停止は今のところ0ですが、これはいじめのときにも多分これから問題になってくると思いますけれども、これは今のところ何か現場に対するメッセージとして、結構これは法的な問題もあって難しいことだと思うのですけれども、こういうときに出席停止が検討対象となることについては、現場に通知など、明確な形で伝わっていると考えてよろしいでしょうか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

澤井心の支援室長
 出席停止につきましては、いわゆる通知の形で現場の方に伝わっております。市町村教委で出席停止の規定をつくると思うのですが、県内では71.1%の市町村教委が出席停止の規定を持っております。全国が77%ですので若干低めではありますが、この規定をもって対応するかどうかというのは、いじめの問題と同様かなり大きな判断を市町村教委は求められることになると思いますので、もう少し研究しなければいけないなと思います。

矢﨑委員長
 今まで例はあるわけですか。

澤井心の支援室長
 例はございません。

矢﨑委員長
 一切ないのですか。

澤井心の支援室長
 はい。

矢﨑委員長
 それで、もう1つの御質問に対して。ありましたよね。

耳塚委員長職務代理者
 警察との。

矢﨑委員長
 タイミング。

澤井心の支援室長
 ひどい人命に関わるようなものについては即だとは思うのですけれども、暴力行為があった後どう公表するか、あるいはどう警察と連携するかについても実は課題です。今こうするべきというガイドラインは特に示しておりませんので、考えさせていただきたいと思います。

矢﨑委員長
 ガイドラインは全然ない。

澤井心の支援室長
 危機管理マニュアルという形では、こういったケースはこうするというのはすべての学校で持っております。ただ、具体的にこういう行為の場合とか、こういったケースという個々の場合についてまでは、まだ示してはいないと。暴力行為が起きたときはこうしますというマニュアルは全校で持っております。

矢﨑委員長
 それは、警察への通報も含めてあるということですか。

澤井心の支援室長
 はい、入っております。

矢﨑委員長
 公表するタイミングとか何とかということについては、何かあるのですか。

澤井心の支援室長
 どの範囲でどう公表するかということについては、危機管理マニュアルに示してある学校は少ないと思います。

矢﨑委員長
 難しいですね。他の委員さんでありますか。生田委員どうぞ。

生田委員
 すべての結果には原因があるわけであって、結果として暴力というのが表に出てきていると思うのですね。やはり、暴力を好んでする子どもはいないと思いまして、表に出てこない原因をしっかり見てあげないと、暴力というものはまた繰り返し、繰り返すたびに本人も周りも傷付ける結果になると思いますので、その原因がどこにあるのかをしっかり周りの大人が見てあげなければいけないと思っております。
 2ページのところの「課題と今後の対応」の中で、スクールカウンセラーとか、ソーシャルワーカーとか、こういった方々の対応はとても大切になってくると思いますが、この方たちに頼っていては十分ではないと思うのですね。やはり、一番接するクラスの担任が、子どもたちのその原因となっているいろんな抱えている問題、ストレスを聞いてあげることが、一番の近道、大切なことではないかなと思うのです。
 ただ、日頃いろんな業務で忙しいといわれている先生方なのですが、どうやったら先生方に自分のクラスの子どもたちにつき合う時間を確保できるのかというのを考えるのが、私たち教育委員会の務めかと思いますので、担任がしっかり子どもたちと向き合えるように、そういった時間を確保できるように、今後いろいろな方面で考えていきたいと思います。
 あとは、課題がある子どもの暴力、小学生でしたか、あるというお話がありました。多分課題があるお子さんというのは、理解してもらえなくて生きづらかったり、困り感が多い子どもたちだと思うのですね。そこを大人が理解できないことによって爆発してしまう。したくてしているのではないので、そういった課題を持った子どもたちが、どういったところを周りの大人や先生に理解してほしいと思ってそういう行動に出るのかという、そういった目に見えない原因のところを先生方にしっかり見ていただけるように、ぜひともお願いしたいと思います。

 

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矢﨑委員長
 はい。

澤井心の支援室長
 先ほど申し上げた小学校でも、ソーシャルスキルトレーニングを取り入れたり、あるいは外部機関との連携を持ちながら、子どもたちの成長を促すことを一生懸命していただきました。聞くところでは、急にパニックになってしまうケースが多いようです。ですから、先生方も何かがあってというよりは、何かをきっかけに急にパニックになってというところで、非常に先生方にも困り感があるので、先ほどのスクールソーシャルスキルトレーニングのお話もありましたが、先生方にもそういうカウンセラーからいろいろアドバイスをいただくことも進めていきたいと思います。

矢﨑委員長
 よろしいですか。それでは、教育長報告事項6を終了します。 報告事項7「安全・安心な通学路の交通環境確保対策について」、松野保健厚生課長から説明してください。 松野保健厚生課長 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いします。特にないようでありますので、教育長報告事項7を終了します。
 報告事項8「第33回北信越国民体育大会における成績について」、原スポーツ課長から説明してください。

原スポーツ課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 御意見、御質問がありましたら。この順番はずっとこんな感じなのですか。 原スポーツ課長 北信越は5県ございますけれども、8年連続5番でございます。

矢﨑委員長
 はい、分かりました。何か御意見、御質問がありましたら。それでは、以上で教育長報告事項8を終了します。
 「その他」に移ります。最初に、「9月、10月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 何か御意見、御質問はございますか。なければ、次回10月4日木曜日の午後ということで定例会を開催したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 その他に何かございますか。
 以上で、公開による審議を終了しました。この後非公開になります。
少し件数が多いものですから、休みを取りたいと思います。4時20分から再開をします。よろしくお願いします。

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会教育委員会

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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