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更新日:2014年6月20日

第942回長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日時

平成24年(2012年)6月14日(木曜)午後1時30分から午後3時45分

2 場所

県庁 教育委員会室

3 資料

議題

議第1号 平成24年6月県議会に提出される予定の議案に対する意見について

議第2号 職員の処分について

議第3号 高等学校の学科設置について

議第4号

高等学校の学科改編について

教育長報告事項

(1)平成25年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施予定概要について

(2)平成23年度障害のある児童・生徒の就学相談について

(3)平成23年度特別支援学校等卒業者の進路状況について

(4)平成24年度「学力向上のためのPDCAサイクルづくり支援事業」P調査分析結果について

(5)平成24年度公立高等学校入学者選抜学力検査結果について

(6)平成24年度「笑顔で登校」支援事業の選定結果の確定について

4 出席者

委員

 

委員長 矢﨑 和広

委員長職務代理者 耳塚 寛明

委員 野村 稔

委員 高木 蘭子

委員 生田 千鶴子

教育長 山口 利幸

 

その他

市川教育次長、荒深教育次長、田中教育総務課長、笠原義務教育課長、田中高校教育課長、

成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、澤井心の支援室長、阿部文化財・生涯学習課長、

松野保健厚生課長、原スポーツ課長

 

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矢﨑委員長
 ただいまから第942回教育委員会定例会を開会いたします。
 議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「平成24年6月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」につきましては、成案となる前の内容について審議検討をするものであります。また、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては、議第1号及び議第2号を非公開で審議することが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

矢﨑委員長
 御異議ないようでありますので、第1号及び議第2号につきましては、非公開で審議することに決定をいたしました。なお、議第1号及び議第2号の審議につきましては、本日の最後に行うことといたします。
 最初に、議第3号「高等学校の学科設置について」、田中高校教育課長から説明をしてください。

 

田中高校教育課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。特にないようでありますので、議第3号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

矢﨑委員長
 御異議ないようでありますので、議第3号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第4号「高等学校の学科改編について」、同じく高校教育課長から説明してください。

 

田中高校教育課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら発言をお願いいたします。どうぞ。

 

耳塚委員長職務代理者
 まず1点目は、期待というか要望ですけれども、中野西高校で単に英語科を廃止するということではなくて、学科の内容の特徴の②にあるように、英語科の実績を活用して特色ある教育活動を計画しておられますけれども、これはぜひ進める形にしていただきたいと思います。
 2つ目は質問です。岩村田の方ですけれども、1「改編理由」②のところで、「幅広く基礎力を育成する方針から、特定の分野に重点を置いて育成する方針への転換」ということが書かれております。専門学科の教育課程のあり方の趨勢としては、どちらかといえば細分化の方向から大括りというのですか、そういう方向にあり、それは何よりも高卒労働指標のニーズというか、それを踏まえたような変化であったと理解していたのですけれども、今回のむしろ特定の分野に重点を置いて育成する方針への転換というのは、どういう背景に基づいてこういう方針転換を意図されたのか、その点についての質問です。

 

矢﨑委員長
 課長。

 

田中高校教育課長
 従来3学科あったものを2学科に大括りするのですが、その中でそれぞれ2コースにするということで、全体で4つのコースにし、各コースについてはいろいろな取組と結び付けてさらに深めていきたいと、そういうイメージです。

 

矢﨑委員長
 他に御意見、御質問がありましたら。それでは議第4号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

矢﨑委員長
 御異議ございませんので、議題4号を原案のとおり決定いたします。
 以上で議事を終わります。
 続いて、教育長報告事項に入ります。最初に、報告事項1「平成25年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施予定概要について」、田中高校教育課長から説明してください。

 

田中高校教育課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。ないようでありますので、以上で教育長報告事項1を終了します。
 報告事項2「平成23年度障害のある児童・生徒の就学相談について」、成沢特別支援教育課長から説明してください。

 

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。生田委員どうぞ。

 

生田委員
 どうもありがとうございます。判断と異なる就学が151件ということなのですけれども、これは例えば特別支援学級とか学校に行った方がいいと言われて、通常の学校、学級へ進んだ件数なのか。その中に、何%か逆もあるのか教えていただきたいことです。
 あと、もう1点なのですけれども、今、保育園や幼稚園の頃から医療機関で診てもらうようにという指導が全県で行われているのかどうか。といいますのも、ある地域では、保育園や幼稚園の段階で医療機関に診てもらってくださいと言われたという保護者の声を聞くことがあります。やはり小学校に入るまで、また小学校1、2年まではほとんど落ち着きがなくて当たり前じゃないのかなという感覚があるので、そういったことから、逆にあまりにも早い時期に医療機関に診せてくださいと言われて、保護者が情報や知識を十分に持っていなかった時に、発達障害というその障害という言葉を聞くことが、かなりのストレスや不必要な不安を与えることにもなりかねないと思うのですけれども、教育委員会としては、事務局の方ではこれをどのように捉えていらっしゃるのか、お聞かせいただければと思います。

 

成沢特別支援教育課長
 まず、割合について説明をさせていただきますと、3の表を御覧いただきたいと思います。例えば、特別支援学校の教育相談の判断が254件ございまして、判断と同じ就学が208件ございまして、判断と異なる就学が44件ございます。この44件のうち、最終的に特別支援学級に行った生徒が38名、それから通常の学級に行った生徒が6名です。
 その次に、特別支援学級の101名が判断と異なっております。特別支援学校へ行くといった方が3名、それから通級指導教室に行くといった方が1名、残りの97名の方が通常学級に進みました。
 それから、通級指導教室の5名でございますが、この内訳は特別支援学校へ1名、通常学級に4名ということになっております。また、通常学級において1名ということになっておりますが、この方は特別支援学級の方へ移ったという判断の状況になっております。
 2番目の御質問でございますが、市町村によりましていろいろな対応をされていると聞いております。例えば、松本市におきましては、あるぷキッズ支援事業ということで、5歳児からの検診や巡回相談の対応があると聞いております。その時の判断が影響するかどうかというのは、私としても判断をつけかねるのですが、そういうことを各自治体におきまして、ある程度早くからの診断によって理解することで、その子の将来のためには大変よい結果になっているのではないかと理解をしております。

 

矢﨑委員長
 いいですか。どうぞ。

 

生田委員
 就学相談で判断をされて、やはり最終的には保護者の意向が優先されるとは思うのですけれども、そこで保護者の方が納得した形で決まっているのかどうかをお聞かせいただければと思います。

 

成沢特別支援教育課長
 私が聞いている段階では押しつけ的なものはないということで、完全に保護者の判断にお任せすると聞いております。

 

矢﨑委員長
 はい。他に御意見、御質問がありましたら。ないようでありますので、以上で教育長報告事項2を終了します。
 報告事項3「平成23年度特別支援学校等卒業者の進路状況について」、成沢特別支援教育課長から説明してください。

 

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの報告につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いします。よろしいですか。以上で、教育長報告事項3を終了します。
 次に、報告事項4「平成24年度『学力向上のためのPDCAサイクルづくり支援事業』P調査分析結果について」、武田教学指導課長からお願いします。

 

武田教学指導課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。どうぞ。

 

耳塚委員長職務代理者
 御説明ありがとうございました。2点質問いたします。
 1つは、1ページ目1番のデータですけれども、平成23年度と22年度について、国語だけで結構ですので比率を教えていただけますしょうか。本年度の欄には比率がありますけれども、23、22年についても同様に教えていただきたいということです。
 それから、2点目の質問は、4ページの下から3行目のところで、先生方がこれに参加をして全体の分布を手に入れた時に、自分の学校のデータと、あるいは自分の学級のデータと比較する時には、どのような方法でやるのでしょうか。つまり、エクセルか何かをお送りして、簡単にできるようになっているのかどうかということです。

 

矢﨑委員長
 課長。

 

武田教学指導課長
 すみません。1点目の比率については今手持ちにありませんので、後ほど説明いたします。
 それから、2点目の御質問でございますが、今、耳塚先生がおっしゃったとおりでございまして、自校のデータを打ち込むと、ここに県の平均と比較して反映できるエクセルのシートをお送りしております。

 

耳塚委員長職務代理者
 ありがとうございました。

 

矢﨑委員長
 はい。では、分からなかった数字は、後で分かりましたら教えてください。

 

武田教学指導課長
 はい。

 

矢﨑委員長
 他にありますか。生田委員。

 

生田委員
 ありがとうございます。4ページの一番下に、「個々に応じた丁寧な指導が必要になる。日々の授業においても」というところです。やはりこのように分析をするのはとても意味があると思うのですけれども、また来年やった時に同じような結果では、またこれは意味がないもので終わってしまいます。個々に応じて丁寧な指導が必要と書かれてありますが、例えば授業内容をもっと研究するとか、放課後に分からない子どもたちに指導をしてあげるとか。そういった具体的な対策を行っていかなければいけないと思うのですが、今現在そういった対策案等あればお聞かせいただきたいと思います。
 また、それと6ページの5なのですが、このような学校が成果を上げているという御説明だったと思うのですけれども、では成果の上がっていない学校をどのようにして成果が上がるように今後取り組んでいくのか、具体的な案など現在あるようでしたらお聞かせいただきたいと思います。このような調査をして、次年度どれだけやはりこれが活かされるか、そのための分析調査だと思います。確実な来年度に向けて一歩進んでいかなければいけないと思いますのでお願いいたします。

 

矢﨑委員長
 どうぞ。

 

武田教学指導課長
 1点目の、個々に応じた指導についてでございます。中学校2年生まで30人規模学級が導入をされまして、県下85%の学級が30人規模学級になっております。本年度は義務教育課とも連携をいたしまして、このことの良さを現場で実現していくことを進めているところでございます。既に30人規模学級を導入されてきておりますので、子どもたち1人1人への指導を丁寧に行っている学校や、あるいは1人1人のペースに合わせた授業を工夫している学校等で、実際に成果が出てきているところでございます。私どもといたしましては、そのような学校の取組を県下各地に紹介をしているところでございまして、これは校長会、あるいは教頭会、あるいは研究主任会、あるいは教育課程研究協議会、あらゆる場を使って、そういった子どもたちの確かな学力が付いたという事例を現場の方に浸透させてまいりたいという取組をしているところでございます。
 2点目についても同様でありますが、今回のPDCAの調査につきましてこのようなクロス集計をしたのは初めてでございます。その結果がこのように出てきたところでございますので、これらについては学校現場の方に成果のあった事例について紹介を行ったりして、現場の方で多くこのことが進むようにしてまいりたいと思っているところでございます。
 先ほどの御質問にお答えしてよろしいでしょうか。
過去の参加状況でございます。平成23年度、小学校5年生国語が70.3%であります。中学2年生が66.5%、22年度の小学校5年生が67.2%、中学校2年生が54.4%と、このような数字です。

 

矢﨑委員長
 他に御意見、御質問はありますか。これ、PDCAは4年目ですよね。当初の目的を達しつつあるというか、学力向上に役立っているという実感みたいなものは持てているわけですか。

 

武田教学指導課長
 はい。この事業はP調査をして、その結果から授業改善をしてCでチェックをするということでございます。ただ、学力向上担当ミーティング等でやっているところでありますけれども、どうしても今までの取組の中では平均より高い、低いということのみが重視をされて、低い部分を補充するということで、授業改善までなかなか行かなかったところがございます。私どもの方で昨年度からは平均とか高い、低いとかではなくて、子どもがどういうところで間違っているかという誤答分析を重視してまいりまして、そのことによって授業改善を行っております。現場の方の声ですと、やはりこういうふうに分析することが大事なのですね、という声を多くいただくようになりましたので、少しずつ浸透しているかなと思っているところです。

 

矢﨑委員長
 先生方のスキルアップというのが大きなテーマになってきているので、それに有効なツールだという鳴り物入りで始まった事業ですので、変な話、マンネリ化しないようにやってもらいたいと思います。他にありますか。ないようでありますので、教育長報告事項4を終了します。 報告事項5「平成24年度公立高等学校入学者選抜学力検査結果について」、同じく教学指導課長から説明してください。

 

武田教学指導課長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。ないようでありますので、教育長報告事項5を終了します。
 次に、報告事項6「平成24年度『笑顔で登校』支援事業の選定結果の確定について」、澤井心の支援室長から説明してください。

 

澤井心の支援室長
 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、何か御意見、御質問がありましたらお願いします。
 平成24年度の不登校児童生徒の出現率というのはいつ頃分かるのですか。

 

澤井心の支援室長
 全国集計等を見まして、現在集計作業をしておりますので、予定では8月の定例会で。

 

矢﨑委員長
 全国のを含めてね。

 

澤井心の支援室長
 はい。

 

矢﨑委員長
 はい、分かりました。感じとしては減ってきている感じでしょうか、長野県は。

 

澤井心の支援室長
 ええ。昨年12月に23年上半期の傾向をお示ししましたが、その傾向はそのまま維持していると把握しております。

 

矢﨑委員長
 はい。それでは、以上で教育長報告事項6を終了します。 その他に移ります。最初に、「6月、7月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明してください。 田中教育総務課長 (資料説明)

 

矢﨑委員長
 行事予定につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。ないようでありますので、次回の定例会は7月12日木曜日の午後ということで決定したいと思いますが御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

矢﨑委員長

 御異議ないようでございますので、そのように決定いたします。
 その他に何かありますか。いいですか。それでは、以上で公開による審議を終了しました。これから非公開の審議に入ります。恐れ入りますが、傍聴人の皆様方は退室をお願いいたします。

 

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会 

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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