ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 『県民ホットライン』2025年6月分(月別) > ポンプ操法大会の存在価値について
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更新日:2025年9月22日
私が在住する地域においては消防団長自らが消防団活動の最重要事項をポンプ操法と定めていて、恐らくその結果を、これまで上位の大会入賞というという実績を以って出してきています。
ポンプ操法とは、果たして何を目的として行っているのでしょうか。
それは上位大会を目指すことなのでしょうか。
違います。これは消防団員がポンプ操作以外の、例えば土嚢(どのう)作成などを習得するための訓練と並列であり、ただの一つの訓練に過ぎません。有事の際に操法訓練を通じて培った指揮系統の認識、資機材の操作方法を発揮するための訓練です。
訓練結果に優劣を付け、挙句勝ち進んだ結果その優れていると判定された人員のみ訓練が続けられ、劣っていると烙(らく)印を押されてしまった団員はそれ以降上位大会が終わるまで資機材を操作できない。これは全く矛盾していませんかね。
ひと握りの優れた人員を育てるより、全体的なスキルレベルを均一に上げるべきではないのですか?
消防団内外から疑問視される大会を勝ち抜き、その結果を誇り鼻を高くするのが非常勤とはいえ公務員の行うべき姿なのですか?
それをいつまでも金科玉条の如く崇め奉り続けている風潮が正しいのですか?
過去の長野県回答によれば、「県大会を主催しております県と公益財団法人長野県消防協会では、こうしたご指摘を重く受け止め・・・」とありますが、本当でしょうか?動いています?その過程と結果の公表を求めます。
また県消防協会の役員は各市町村の消防団長であり、基本的に大会を行いたい人達であることは言うまでもありません。
いっそのこと県が大会の主催者から抜けてしまえば良いのではないですか?
そのうち団員募集活動が行われます。
この時に言われるお断りの常套(とう)句が「操法をやりたくない」「毎朝早朝から動く意味が分からない」です。
操法があるだけで入団してもらえる可能性を潰している事を早急に認識してください。
それを見て見ぬ振りをして団員数が足りないとか言っているようであれば臍(へそ)で茶が沸きます。
ご理解ご協力とか言う文言は要りませんので、速やかに時代の流れに従った施策を取るようお願いします。
長野県危機管理部長の渡邉卓志と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました消防ポンプ操法大会の存在価値に関するご意見について、お答えします。
この度は、消防ポンプ操法大会について貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
また、回答までに時間を要しましたことについて、心よりお詫び申し上げます。
操法は消防団員が火災現場の最前線で安全に活動するためにも重要なものであるという意見がある一方、ご意見のとおり操法大会を前提とした訓練が大きな負担となり、幅広い住民の消防団への参加の阻害要因となっている面もあると考えております。
県としても、操法訓練の実施に当たっては、火災等の現場で事故なく的確に対応ができるための消防技術の習得といった操法本来の意義を徹底して行うとともに、人口減少・担い手不足という社会環境下での若者をはじめとする消防団員の皆様の負担軽減を進めていくことは、極めて重要であるという認識の下で、いただいたご意見に対し、順次回答させていただきます。
最初に、消防ポンプ操法大会の目的についてお答えします。
消防ポンプ操法は、ご指摘のとおり有事の際の消火活動における基礎的な動作をまとめたもので、消防団員が実際の火災現場の最前線で安全に活動するためにも重要なものです。
これまでも動作の評価の中に実践に即さないパフォーマンスのものもあるとの意見もあったことから、令和4年度の県大会からパフォーマンス的な動作にはプラス評価を行わないなど評価基準の見直しを行っております。また、ご意見のとおり大会出場者に限らず、消防団員全体において消火活動に必要な技能を高めていくことも必要なことと考えております。
市町村によっては操法の講習会において、大会出場者に限らず、希望した消防団員は参加できるといった取組を行っているところもあり、このような取組の周知なども図っていきたいと考えております。
次に、これまでの消防ポンプ操法大会見直しに関する過程と結果の公表についてお答えします。
消防ポンプ操法大会については、消防団員の方やそのご家族から、早朝や休日の訓練が本人や家族にとって負担が大きく、開催方法等を見直すべきとの意見が寄せられたため、これらの意見を重く受け止め、長野県消防協会を中心に県も加わり議論するとともに、県内77団の消防団にもアンケート調査を実施し、現場の声を踏まえて令和2年度に県大会のあり方を検討いたしました。
検討の結果、負担を軽減するため、県大会について開催場所の固定や開催時期の前倒しを行ったところです。
なお、検討結果につきましては、長野県消防協会の次のホームページにおいて公表しております(http://naganoken-syouboukyoukai.com/2021/03/12/「県消防ポンプ操法大会等のあり方検討会」報告/)
次に、ポンプ操法大会を県が主催する意義についてお答えします。
投稿者様ご指摘のとおり消防ポンプ操法が有事の際に大変重要であるということに鑑み、消防ポンプ操法大会が、指揮系統の確認、資機材の基本的操作方法の習得や安全で基本的な動作の習得に寄与すると考えていることから、県と長野県消防協会の主催で大会を開催しているところです。
なお、県大会への出場チームの決定方法については、負担軽減のため持ち回り方式や手上げ方式といった方法を採るなど、令和7年度は13地区中3地区で競技以外の方法で決定しているところです。
最後に、操法が消防団募集活動の大きな障壁になっているのではないか、という点についてお答えします。
消防庁の検討会においても、若年層の価値観がより家庭やプライベートを優先する方向に変化してきている中、操法をはじめとして、「団活動は厳しく負担が重い」「そのような消防団のイメージは、変化する世帯構成・就労形態や、若年層の価値観に合わないものであり、若年層の消防団の加入意欲の低下につながっている」との指摘がなされているところであり、消防団の将来を担う若年層がこのようなイメージを抱いているのであればこれを払拭し、消防団の存在意義や役割を十分に理解してもらい、ひいては消防団への加入につながるよう、県としても取組を進めていく必要があるものと考えております。
県内市町村においても、訓練時間に自主規制を設けて、団員の負担を軽減している消防団もあるほか、消防ポンプ操法大会見直し検討前の平成30年度には、市町村大会を開催しない市町村が約2割でしたが、近年では約4割と倍増しているところであり、このような取組事例については、長野県消防協会が実施している副団長講習会や消防団員指導員研修などの機会を捉えて周知してまいりたいと考えております。
また、消防団運営に多様な意見を反映させるための一例として、県消防協会と共に長野県女性消防団員活性化大会を開催し、県内消防団長や女性消防団員が一堂に会して消防団の課題について研修や情報交換を行うことにより、女性消防団員の声を直接消防団幹部に届ける機会を設ける取組等も行っているところです。
県としましては、今後も現場の声を踏まえ、長野県消防協会とともに、消防団員の負担軽減を図るための不断の見直しに引き続き努めてまいります。
以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、消防課長:平林正枝、担当:消防係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:危機管理部/消防課/消防係/電話026-235-7182/メールshobo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:くらし・生活環境)(月別:2025年6月)2025000132
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