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更新日:2024年4月15日

山崎貴監督に知事特別表彰を贈呈しました

松本市出身の映画監督 山崎貴さんが監督・脚本・VFXを務めた映画『ゴジラ-1.0』が、第96回アカデミー賞®視覚効果部門を受賞されました。

この功績を称え、山崎貴さんに知事特別表彰を4月9日に贈呈しました。
また、同日、松本市から松本市民栄誉賞も授与されました。

表彰状を持って記念撮影する知事と監督 監督、知事、市長の記念撮影

山崎貴監督あいさつ

今日はこんなに素晴らしい賞を、しかも2つもいただいてしまいまして本当に恐縮しています。

僕は18歳まではこの地で生まれて育ってきたものですから、長野県、そして松本市には非常に思い入れもありますし、いろいろなものの原点にこのまち、この県はなっていると思います。
この地で2つも賞をいただいたというのは、僕の中ではこれからの大きな励みになると思っております。
本当にありがとうございます。

長野県のこの美しい自然の中で育ったということは、非常に自分の作品にも影響を与えています。
都会に生まれた人たちというのは、生まれたときから都会の風景しか目にしていないんですけど、このまちで生まれたということは、自然の世界も知っているし、そのあと東京に出て行って都会の世界も知っている。この両方を自分の中で血肉とできているということは、僕が映画を作るうえで非常に大きな力になっていると感じます。
そういう意味では、本当にこのまちで生まれてよかったなと思っていますし、それが巡り巡っていろいろな賞をいただいたり、今日も素晴らしい賞を2ついただいて、本当にラッキーだったなと考えています。

VFXという仕事をやってみたいと思いながらこのまちで育ってきたわけですが、"ずっと夢を願い続けていたら世界に通じる"ということが証明されたというか、それが今回事実として出来上がりました。
このまちに生まれてそういう思いを持っている子どもたちがいたら、「世界につながっているんだよ」ということを伝えられるといいなと思いますし、夢を抱く、抱き続けるということは、もしかしたら最後に何か素敵なことが待っているかもしれないということを、今回のことで子どもたちに伝えられたなら素晴らしいことだなと感じています。

故郷に錦を飾るという言葉がありますが、特大の錦を2つも飾っていただいて、何よりうれしいのは親が喜んでいるということです。
やはり地元の方に表彰してもらえるというのは親が喜ぶので、その笑顔を見ることができただけでも、とても素晴らしい機会を与えていただいたということで喜んでおります。
今日はありがとうございました。

あいさつする山崎監督

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阿部知事あいさつ

改めまして、山崎貴監督、第96回アカデミー賞®視覚効果部門受賞、誠におめでとうございます。

私は1960年生まれで、ゴジラとともに子どもの時代を過ごした世代であります。そして、日本の様々な特撮と呼ばれるテレビや映画で育ってきました。
そうした経験を持つ者として、山崎監督が日本、そしてアジアで初めてアカデミー賞®視覚効果賞部門を受賞されたということ、本当に感慨深いものがありますし、すべての県民の皆さまとともに、今回の受賞を心からお喜び申し上げたいと思っています。

今回、旧岡谷市庁舎もロケ地として活用いただき、これまでも様々な映画撮影の場としても信州を選んでいただきましたこと、大変ありがたく思っております。
われわれ長野県、これからも山崎監督の様々な活動をしっかりと応援させていただきたいと思っております。
ぜひこれからも、ふるさとの松本、そして信州を思い起こしていただきながら、世界の舞台でさらに活躍されますことを心から期待をし、願っております。

山崎監督には、これからも素晴らしい映像作品を通じて、長野県のみならず日本全体、そして世界の皆さまに大きな感動と夢を与え続けていただきますことを心からお願い申し上げるとともに、さらなるご健勝とご活躍を祈念して、私からの知事表彰にあたってのあいさつ、そして御礼とさせていただきます。

これからのご活躍、心からお祈り申し上げております。
おめでとうございます。

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山崎監督と知事、松本市長の懇談

知事特別表彰の贈呈と松本市民栄誉賞の授与終了後、山崎監督と阿部知事、臥雲松本市長の3名による懇談が行われました。

知事からゴジラへのこだわりについて質問を受けた山崎監督は、
「初代(ゴジラ)を初めて見た当時の人たちの印象というものを、現代の人たちに感じさせるにはどうすればよいのかということをすごく意識しました。初代の持っていた核実験とか、戦争そのもののメタファーというものがここしばらく忘れられていたところがありましたので、それを原点に一回戻すということが今の時代大事じゃないかと思って、そこをすごく意識して作りました。」
と話されました。

また、市長から「生きて、抗え。」という今作のテーマについて質問を受けると、
「今回はコロナ禍で一回制作が止まり、脚本を考える時期があったのですが、そこで”生きなきゃな”ということと”生きるためにどう努力するのか”ということが今の時代大事なんじゃないかと感じました。『ゴジラ-1.0』は戦争直後の話でもあるから、第二次世界大戦で命が粗末に扱われたということのアンチテーゼを入れるということは、現代にも強いメッセージになるんじゃないかなということに改めて気づかされて、それを推していったという感じです。
また、制作中に世界が戦争に向かっていったということもあり、改めて考えるとそういうテーマを内包した作品を作らされていたという気持ちになりました。作っている時はそういうことはなかったのに、だんだん完成していくにしたがって世の中がそういうムードになっていったので、これは何らかの力が作用して作らされたんじゃないかとすら感じるくらいの出来事でしたね。」
と振り返りました。

監督の懇談の様子 知事の懇談の様子 懇談の様子(全体)

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