ホーム > 諏訪建設事務所 > 施策・計画 > 流域協議会関係 > 第8回砥川流域協議会

ここから本文です。

更新日:2024年2月22日

諏訪建設事務所

第8回砥川流域協議会

 

第8回 砥川流域協議会 要旨

 

日時: 平成15年9月19日(金)  18:30~21:00
場所: 下諏訪総合文化センター 集会室

議事内容および決定事項

 

【全般】

①砥川流域協議会として、県の提示した原案に対しての考え方を、ワーキンググループを設置して取りまとめていくことで意見集約した。

 

【橋梁架替】

①橋梁架替については、計画策定を含め早期に取り組んで欲しいこと、着手順位は富士見橋、鷹野橋の順が適当であるということで意見集約した。

 

【その他(河川改修)】

①5年後基本高水の検証をする際には、砥川流域協議会としても関わっていくべきであるという意見があった。

②砥川流域協議会は、最低年1回程度開催した方が良いのではないかという意見があった。

③流量観測地点に観測カメラを設置した方が良いのではないかという意見があった。


 

 

討議(主な意見)

 

1) 護岸形状

 

1)河積を確保することを前提にすれば、護岸勾配は1割でなくても8分勾配でも良い。その場合は裏法に勾配をつけ強度的に確保することも必要である

2)計画間全川を画一的な断面形状にする必要はない。

・リスクをカバーする意味では、(河積確保が)必要なところはコンクリート構造物としなければならず、自然環境や親水性が確保出来ないような場所もできる。一方、(現況が治水上)安定したところでは、何も手をつけないことも選択肢ではないだろうか。

・計画に河床掘削を伴うため根固工は必要となるが、護岸工は(耐用性、摩耗、強度、阻害面などからも)現況のままでも良いところがあると考える。

3)計画区間全川を画一的な断面形状(練石積工)にする必要はない。

・堤防は昭和5~12年の改修で、河床材で築堤されているため、漏水などの問題が発生している恐れもある。

・護岸工をコンクリート構造物としても耐用年数もあり、昨今のヒートアイランド現象なども考え合わせれば、河川環境(川の温度を上げる)へも負荷を与える。

・強度が求められるところは十分補強し、親水性を創造するところは、材質を土砂中心とするなど、組合せが重要ではないか。

4)計画区間全川を施工する必要はないと思う。

・護岸勾配は1割勾配に拘ることなく、工法も多様にしていくべきではないかと思う。

・堤防材質については、均一にした方がより強固になるのではないかと思う。

・左岸側にも弱堤部があるように思われる。対応が必要ではないか。

・画一化した護岸形状ではなく、現場条件に合わせた方が良いと思う。

5)堤防内に塩ビパイプを設置すれば、堤内地から危険水位が推し量れるのではないかと思う。

6)地震による揺れが心配されるので、鉄筋を挿入して補強すれば良いのではないかと思う。

7)現況の護岸形状は、握り拳状の突起物があり、川へどこからでもアプローチし易いと思う。

8)伝統工法の復活

・コンクリート構造物を中心にした画一的な手法は、河川環境を悪化させてしまう。

・これから議論していく総合的治水対策とは、伝統工法を復活させることにあるのではないかと思う。

・伝統工法では強度は落ちるかもしれないが、製造時のCO2排出など地球環境にやさしい材質といえる。

・地震時など地盤が緩んでも、伝統工法はフレキシブルに対応ができると思う。

9)計画区間全川を画一的な断面形状にする必要はない。

・計画区間全川のうち、天井川のような危険区間では、安全対策を重視し、河口部や富士見橋から上流などでは、環境重視して検討していくのも良いのではないかと思う。

10)川の経年変化を確認することが必要。

・ソフト対応も重要で、治水面、景観、生態系などの面で経年変化を確認していくことも良いと思う。

11)個性を求めて

・砥川には、砥川らしい個性のある改修や、環境配慮が求められると思う。

12)2割勾配までの間で護岸勾配を決められれば良いのではないか。

・親水性や生態系の問題を考えた場合、原案+αが求められる。一方で、計画高水流量220m3/s~230m3/sを確保するためには、最急勾配の区間で1/80勾配となっている。これも、国の認可等で審査に耐え得る構造であるべき必要があるためかと考える。

・堤内地に植栽する場合、堤防定規断面への影響は避けられないのではないか。

・高水敷利用について、多角的側面での検討が求められるのではないか。

13)計画区間全川を施工して欲しい。

・福沢川合流点~No.120の間は右岸側堤防を若干嵩上げして欲しい。

・富士見橋~医王渡橋の間は練積護岸工とし、その上流の浮島両岸はバランスよく水量が保てるよう工夫してほしい。現状では右岸側の流量が多いため、医王渡橋上でうねりを生じ、左岸側が洗掘されるようになる。そのため、うねりを無くすよう浮島を利用して、真っ直ぐに流下するようにすれば良いのではないか。そうするには、右岸側を若干高くし、練積護岸にすれば流速も落とせる。

・根固工は左・右岸への設置とし、木工沈床を利用して植栽も可能にして欲しい。

・断層が医王渡橋付近とJR橋付近にあり、地震時への対応が必要になるのではないか。

・富士見橋から下流はほぼ直線であり、練張積工でも植栽が可能だと思う。根固工には木工沈床を利用して欲しい。

・阿弥陀様の滝から医王渡橋までは護岸が整備されているが、再考してもらい医王渡橋から下流へ直線に流れるようにして欲しい。

14)計画区間全川を施工してほしい。

・護岸も老朽化し、河床掘削により護岸基礎が浮いてしまう危険もあるため、全川改修して欲しい。

・堤防高の約1/3から1/4程度の上側は土堤とし、植生が繁茂できるような環境に整備すれば良いと思う。

・護岸勾配は1割勾配を基本に考えてもらいたい。

・川の流れを中央へ寄せて両岸を土盛し植栽するのも良いが、川は蛇行して流れるので、その流れに沿って植生することも工夫して欲しい。

・魚類の生態系については、根固工に魚が棲めるようなブロックを利用するなどの工夫が必要になるのではないか。

・親水性(川へのアプローチ)のため所々に階段設置が好ましいと思う。例えば、富士見橋から上流に2箇所、富士見橋~JR橋間に1箇所、JR橋~清水橋間に1箇所、清水橋~河口部へ2箇所設置し、ワカサギの遡上区間では関係者への配慮も必要になるのではないか。

・木工沈床を使用する場合は、流量にも密接に関係してくるので、十分な検討も必要ではないか。

・蛇篭を利用する場合は、砥川が急流河川であるため強度的な確認が必要となるのではないか。

・全川に臨機応変な工法で対応することが大切である。

15)財政面からの議論も必要である。

・アカシア、ヤナギ、クルミ、シラカバ、アレチウチなどが繁茂し、出水の度毎に堆砂が進むヨシの群生など、現状の河川環境をどうするのか考える必要がある。河川行政にも限界があると思う。そのギャップを埋めることを考えていかなければいけないのではないか。そのための実働体制を確立する必要があるのではないか。

・砥川は定期的に管理していけば、十分な川幅がありそれほど危険な川ではない。

・国の補助金に頼るやり方はもう破綻している。河川改修計画を立てる段で財政についても十分に考慮するべきである。

16)引堤区間で家屋等の補償が必要になれば、環境への配慮を差し置いても、護岸勾配をきつくするなど柔軟な考え方が必要ではないか。

・浮島から下流については、土砂堆積が著しく、出水時などは50cm~1m程度の石が流れ、恐怖を感じる。それに対する対策を阿弥陀様の滝の下付近で考えて欲しい。

17)計画区間全川を画一的な断面形状(練石積工)にする必要はない。

・全川で画一化した断面形状にしたのでは、何か寂しい思いをする。

・医王渡橋下流の引堤区間と、鷹野橋下、清水橋下は危険を感じる。強度を高めて欲しい。  

・緑豊かで親水性があり、子供たちの遊べる川にして欲しい。

18)川の特性を熟慮した工法を選定して欲しい。

・砥川の特性は川幅が狭く勾配が急なことであり、原案にある計画高水流量220・230m3/sを確保するには流速を早めなければならないという視点も必要である。但し、全川ということなく部分的にでも親水性を確保し、子供達の遊べる場を設けることを考えて欲しい。

・全川を1割勾配で施工するのではなく、上流の引堤区間は危険だと思うので河積を広く 確保するため、5分なり8分勾配にして欲しい。仮に左・右岸の勾配が違っても良いと思う。

・1m近い巨岩が流れてくるのは危険であり、将来的には対処しなければならないと考える。  

・No.97~105の福沢川合流点付近の左岸を家屋等に影響ない範囲で引堤し、蛇篭護岸にしたら良いのではないか。同様に、補償等協力が得られるところでは川幅を広くしてはどうか。

・医王渡橋下に段差工を設け、水流を高め洪水時は一気に流下させることも必要ではないか。

・県営住宅の前付近の左岸については、早期着手が必要であり、応急的な処置でも良いから、今年中に考えて欲しい。

19)基本高水の最大8割を河川改修で対応するということは厳しい事だと思う。流速も速くしなければならないし、川幅も広くしなければならない。

・これだけを考えたらつまらなくなってしまう。川幅が狭いところは練積にし、吸出防止材を配したり、川幅が広く流れの緩やかなところは蛇篭や練張にすれば、親水性が確保できるのではないか。親水性が確保出来る箇所は3箇所位になるかと思う。

・親水箇所は流砂を防止するためにも利用出来るのではないか。

・護岸は3タイプ位を織り混ぜれば良いのではないか。

20)危険度の高い箇所から早急に着手をしていくことが必要ではないだろうか。

・富士見橋の橋脚が洪水時に支障となるので、すぐにでも架替計画を立ててほしい。

・その他早急に対応が必要な箇所については、砥川をよく知る住民の方と、関係者がよく相談し進めていくことで良いのではないか。

21全川を施工するのでなく、優先すべき所から着手していくべきだと思う。

・環境・景観と治水・強度の2者択一でなく、両者の共存できる河川が良いと思う。      

・コンクリート構造物は背面から洗掘されたときに危険を増すが、石積はその点で安全だと思う。伝統工法についての専門的なアドバイザーをお願いしてはどうか。

・護岸は蛇篭にして、掘削した土を被せて草が生えるようにして欲しい。根固工は木工沈床が良い。

・天井川区間は漏水が心配なので、堤外地側へ粘土質や赤土を固めるなど漏水対策を工夫して欲しい。

22)どこまで砥川に負荷をかけて良いのかということを考えていくべきではないか。

・河床を掘ったらカジカは全滅状態になってしまうのではないか。

・現況はヨシだらけで、荒れ放題。その中で何を我々が負担し、どこまで河川に負荷をかけても良いのか考えていきたい。

 

2) 橋梁架替

1)富士見橋、鷹野橋の工期の見込みについて

・仮道が必要なので1年くらい。下部工に1年、上部工に1年が最低必要である。

2)着手順位について

・出来れば同時に着工してもらいたいが、例えば、橋脚に流木がからんだときに被害が大きくなる方はどちらかなどを考えて優先順位をつけるべきではないか。

・砥川流域協議会としては、1番が富士見橋、2番が鷹野橋で提言したい。

 

3) ソフト対策

1)枠組みについて

・基本高水280m3/sのうち、もう20m3/sを流域対策として遊水地にすれば、この上流の自然は壊されることになるが、下流への負担を減らすことが出来、自然にも優しくなるので良いのかと考える。

2)考え方の基本について

・工事の施工方法や工法などからアプローチしていけば良いのではないか。ここをこうすれば良い、そうするとどの位の流量が流れるとか考えれば良いのではないか。

3)流域協議会の関わり方について

・5年後の基本高水の再検証時には、流域協議会として関わっていくべきであると考えている。

・今の基本高水はあたらずも遠からずだと思う。それを否定しても何もならない。町民の安全を考えたときは、この基本高水は引下げるべきでないと考える。1/100確率は決して過大な数字ではないと考える。

・流域協議会は年1回程度開催した方が良いのでないか。その中で「今年はこのようなことをした」といった報告をしていけば良いのではないか。

・1/100確率の雨で220m3/sを河川改修でやってもらえれば良いと考える。

4)水位観測用カメラの設置について

・水位観測用カメラを設置し、どの位の水が出たかより明確に調査する必要があるのではないか。

                                                      

                                                                       ー 以上ー

 

お問い合わせ

所属課室:長野県諏訪建設事務所総務課

長野県諏訪市上川1-1644-10

電話番号:0266-53-6000

ファックス番号:0266-57-2946

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?