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更新日:2022年10月31日

寿台養護学校と松本養護学校の両高等部の学区指定廃止について

ご意見(2022年9月22日受付:Eメール)

松本養護学校の生徒を受け入れるために、寿台養護学校再編を県が行いました。

結果、寿台養護学校は生徒が増え、特別教室を潰し教室を増やし、それでも足りずプレハブを建て、それでも教室は足りず、狭い体育館や校庭で、生徒達は思いっきり運動することも制限されている現状です。

この問題、そもそもは、高校生なのに、居住地で通う学校を決められることそのものにも首を傾げます。

長野県の高校生と、知的障がいの高等部生とで、この扱いの差は問題ではないでしょうか?

松本養護学校、寿台養護学校が、教育条件、教育環境ともに同じならばまだしもですが、方や広い敷地と校舎、方やその逆、作業班編成も作業環境も雲泥の差です。

予算も敷地面積もあるので、同じ環境を作ることは難しいでしょう。ならばせめて、生徒保護者が学舎を選択出来るようにすべきだと思います。


また、これと同時に、こうなることがわかっていながら、場当たり的な再編や増築をしてきている県のこれまでの対応については、真摯に反省するべきではないでしょうか?

回答(2022年9月29日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の尾島信久と申します。

県民ホットラインにお寄せいただいた、寿台養護学校、松本養護学校高等部の学区指定廃止に関するご意見についてお答えいたします。

このたびは、貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございます。

ご指摘いただきましたとおり、寿台養護学校は平成30年度より知的障がいのある児童生徒を受け入れ始めましたが、当初の想定を上回る児童生徒が入学をしており、学校施設の狭隘化が進んでおります。狭隘化への対応として、これまでも、旧中信松本病院の療育訓練棟や敷地の一部借用、校舎等の改修や校地内への校舎の増築、学区の見直し変更など、様々な対応を行っておりますが、狭隘な状況は改善されておらず、寿台養護学校の教育環境の改善は、大きな課題として認識しております。

さて、上記に併せてご指摘いただいている松本養護学校・寿台養護学校高等部の学区指定廃止についてです。
高等学校は、学校により設置学科が異なるなどの特色があるとともに、入試制度により受け入れ生徒数の調整が図られ、適切な学習環境の確保が可能です。
一方、知的障がい特別支援学校は、一定の通学範囲ごとに必要な学校を配置し、各校において、個別の指導計画に基づき、障がいのある児童生徒の教育的ニーズに応じた教育を行っております。ご提案のように希望による選択制にした場合、入学の対象となる生徒を基本的に受け入れることを前提としている特別支援学校においては、希望者が特定の学校に集中した場合、適切な教育環境の確保や安定した学校経営が困難になることが想定されます。また、障がいのある児童生徒は、障がいの程度にもよりますが、通学に関して支援が必要であり、通学手段の確保などの観点からも、一定の通学範囲を設定する必要性があると考えます。
このようなことから、知的障がい特別支援学校においては、通学区を設定して生徒の受入れをする必要があると考えています。

ただし、寿台養護学校の狭隘化については、早急な対応が必要であると考えており、現在、独立行政法人国立病院機構と旧中信松本病院の土地・建物の一部購入について協議を行っております。購入後には、校舎の増築等により、早急に教育環境の改善に努めてまいりたいと考えていますので、今後とも、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、特別支援教育課長:酒井和幸、担当:指導係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:教育委員会事務局/特別支援教育課/指導係/電話026-235-7456/メールtokubetsu-shien(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2022年9月)2022000614

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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