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更新日:2024年1月12日

 長野県内の空間放射線等測定結果

長野県では、県内7ヵ所のモニタリングポストにより「空間放射線量」の常時測定を実施しています。また、県内各地域における空間放射線量の簡易測定や「上水(蛇口水)」と「降下物(大気中から降下してくる塵等)」の放射能濃度の測定を行っています。それらの測定結果をお知らせします。

空間放射線量の測定結果

【モニタリングポストによる常時測定(県内7地点)】

概要

県内7ヵ所において常時観測している空間放射線量は、全て国際放射線防護委員会(ICRP)の年間被ばく限度量(自然放射線を除き1mSv)の時間換算値(0.19μSv/h)を下回っております。
なお、福島第一原子力発電所事故前から常時観測している環境保全研究所の測定値は、現在、事故前の水準と同レベルです。

 

図:モニタリングポスト設置箇所

モニタリングポストの設置地点

 

測定結果について

県内に設置されているモニタリングポストの測定結果は、以下のリンクからご覧ください。

長野県の「大気環境状況」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

※最新の1時間値は「リアルタイム速報値」から確認できます。

 過去の測定結果

  以下の市町村名をクリックすると、過去の測定結果がご覧になれます。 

 長野市 飯山市 軽井沢町 松本市 諏訪市 飯田市 大町市

 

前日までの測定結果は、原子力規制委員会ウェブサイト『放射線モニタリング情報』をご覧ください。
モニタリングポストの最新値(10分ごとの値等)もご覧いただけます。

『放射線モニタリング情報』(原子力規制委員会サイト)における空間放射線量の確認方法(PDF:744KB)

【放射線・放射能に関するQ&A】
県民の皆さまからお寄せいただいたご質問の傾向を中心に作成しました。

Q&A(平成28年2月17日更新)(PDF:606KB)

 

 

国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に示した勧告では、自然放射線及び医療目的の放射線を除き、「一般公衆」が1年間に浴びてもよい被ばく限度量は1mSv(ミリシーベルト)/年とされています。これを1時間当たりの数値(測定値の単位)に換算すると、「0.19μSv(マイクロシーベルト)/時間」となります。

現在測定されている放射線量は、この勧告を下回っています。

 

χμSv/時間×8時間(屋外)+χμSv/時間×0.4(透過率)×16時間(屋内)]×365日=1,000μSv/年=1mSv/年

χ=0.19μSv/時間

 

<モニタリングポストについて>

海外における核実験や原発事故による影響を把握するために、平成3年度に文部科学省の委託により、環境保全研究所(長野市)に設置し、環境放射線の状況を連続監視しています。平成24年度からは県内6地域に増設しました。

図:モニタリングポスト

 

【サーベイメーターによる簡易測定】

県内各地域(5箇所月1回)

県内の各地域で簡易放射線測定を実施しました。その結果は下記のとおりです。

平成24年4月からモニタリングポスト設置場所以外の地域での測定を地上1mにおいて月1回実施しています。(上田市、佐久市、伊那市、木曽町)

測定結果(平成24年4月~令和4年3月)(PDF:174KB)

 

過去の測定結果(松本市継続測定)

平成23年

平成24年

 

過去の測定結果(県内各地域)

平成23年

平成24年

【国による航空機モニタリング】

 

【参考】

日常生活と放射線

1人当たりが1年間に浴びる自然放射線量の平均は、国連科学委員会報告書「放射線とその人間への影響」によると、約2,400μSv(約2.4mSv)という報告があります。自然放射線の内訳は下図のとおりです。

また、医療行為で受ける放射線被曝量は、下表のとおりですが、医療での被曝限度は設けられていません。これは、放射線の被曝によるリスクより患者の受ける利益が上回る場合を想定されているからです。

 

<医療行為で受ける放射線量>

検査の種類 実効線量(mSv)
胸部撮影 0.06
上部消化管検査 3
CT撮影 5~30
核医学検査 0.5~15
PET検査 2~20
(量子科学技術研究開発機構HPより抜粋)

グラフ:自然放射線の内訳

 

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上水(蛇口水)の放射能濃度の測定結果

【原子力規制庁の委託調査】

環境保全研究所において測定した上水(蛇口水)の放射能濃度は下記のとおりであり、健康に影響はありません。 

測定結果(長野市)

平成23年

 

 

【長野県の独自調査】

1年に1回(調査時期:7月)、上水の調査を実施しています。
なお、不検出が継続しているため令和5年度から休止しております。

測定結果

平成26年
平成27年
平成28年
平成29年

令和30年(PDF:28KB)

令和元年(PDF:70KB) 

令和2年(PDF:70KB)

令和3年(PDF:21KB)

令和4年(PDF:23KB)

 

<上水の測定に用いるゲルマニウム半導体核種分析装置>

 

写真:上水測定検体容器

検体を入れるマリネリ容器(左)とU8容器(右)

 

写真:ゲルマニウム半導体核種分析装置

外部からの放射線を遮断する遮蔽体。内部に検出器があり、検体の入ったマリネリ容器等を内部に入れて測定をする。

写真:データ解析装置

データを解析する装置

 

【水道水に関するQ&A】

県民の皆様からお寄せいただいた最近のご質問の傾向を中心にQ&Aを作成しました。

 

【参考】

食品衛生法に基づく基準値(飲料水)

放射性セシウム10Bq/kg

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降下物の放射能濃度の測定結果

環境保全研究所において測定した降下物の放射能濃度は下記のとおりであり、健康に影響はありません。

現在、測定頻度を月1回とした月間降下物(1ヶ月間に降下した大気中のちり等)の測定を実施し、翌月に結果を公表しています。測定精度は定時降下物(毎日の測定)の測定の約100倍となります。

 月間降下物(長野市)の測定結果

 

  • 測定結果の不検出とは、約0.1MBq/km2未満を示します。
  • 土壌に沈着した月間降下物から受ける放射線量への換算例(セシウム-134、セシウム-137が1MBq/km2検出された場合)
    放射線医学総合研究所が示した換算によると、土壌に沈着した放射性核種によって現在受ける1時間あたりの放射線量は、以下のとおりとなります。
    セシウム-134:1MBq/km2×0.00000496μSv・km2/h・MBq=0.00000496μSv/h
    セシウム-137:1MBq/km2×0.00000176μSv・km2/h・MBq=0.00000176μSv/h

    これらの換算値の合計は、現在の空間放射線量の約5千~1万分の1程度のレベルです。

 

<月間降下物の測定方法>

図:月間降下物の測定方法

 

定時降下物(長野市)過去の測定結果

平成23年

  • 平成23年3月18日~12月27日まで文部科学省の委託により、環境保全研究所(長野市)において毎日24時間採取し、測定実施。
  • 測定結果が不検出となる検出下限値は降水量によって変動します。
    (例:24時間で1mmの降水があった場合の検出下限値は10MBq/km2未満)

 

【降下物に関するQ&A】

県民の皆様からお寄せいただいた最近のご質問の傾向を中心にQ&Aを作成しました。

 

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お問い合わせ先

東北地方太平洋沖地震放射線相談電話026-235-7418(平日時間8時30分~17時15分)

なお、下記の課でも相談に応じています。

「空間放射線量・降下物の測定結果」は、環境部環境政策課(電話:026-235-7169)

「上水(蛇口水)の測定結果」は、環境部水大気環境課(電話:026-235-7168)

「放射線の被ばくに関する健康相談」は、健康福祉部保健・疾病対策課(電話:026-235-7150)

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お問い合わせ

環境部環境政策課

電話番号:026-235-7169

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