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更新日:2024年8月13日
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
特に、お子様や高齢の方、心臓疾患、糖尿病などの持病をお持ちの方は、熱中症にかかりやすいため、健康管理に気をつけましょう。
高温多湿な環境に長くいることで体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく屋内で何もしていないときでも発症します。
暑い日は無理な外出を控えましょう。外出する場合は、日中の暑い時間帯を避けたり、日陰での作業、日傘をさす、帽子をかぶるなどの工夫をしましょう。室内では、扇風機やエアコンを使って温度や湿度を調整したり、カーテンやブラインドで窓から入る直射日光を避けましょう。
ゆったりした衣服や通気性のよい衣服を選択しましょう。吸汗、速乾性の素材の服などもあります。色は熱を吸収して熱くなる黒色系は避けるほうがよいでしょう。
のどの渇きを感じる前に水分をとりましょう。汗の原料は血液中の水分や塩分です。汗をたくさんかいた時は、水分だけでなく塩分も補給しましょう。お酒は、尿の量を増やし体内の水分を排泄して脱水状態となりやすいため、注意しましょう。
人が上手に発汗できるようになるためには慣れが必要です。体が暑さに慣れていない、急に暑くなった日、久しぶりに暑い中での運動や作業などの活動をする時は、特に注意が必要です。
暑い日が続くと、体はしだいに慣れて、暑さに強くなります。日頃から、ウォーキングなど汗をかく機会を増やすことで、夏の暑さに負けない体の準備ができます。
食事抜き、前の晩の深酒などのほか、風邪、下痢などで体調が優れない日は、熱中症になりやすいです。体調が回復し、食事や水分摂取が十分にできるまでは、暑いところでの活動は控えましょう。また、日頃から体調管理に留意しましょう。
集団生活におけるお互いの配慮や注意も必要です。責任者は、暑さが避けられない場所での運動や作業は、なるべく短時間で済ませるなどスケジュールを工夫しましょう。また、こまめな休憩や適切な水分と塩分の補給を促すなど配慮しましょう。
熱中症は、体温の調節がうまくいかなくなり、からだの中の水分や塩分のバランスが崩れて起こります。
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった環境と、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が産生されたり、暑い環境にからだが慣れていないときに起こりやすいです。
高齢者、肥満の人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、体調の悪い人は体温調節がしにくくなっています。
代表的な症状は、立ちくらみ(めまい・失神)・こむらがえり(筋肉痛・筋肉の硬直)・大量の発汗です。
さらに症状が進むと、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感。重症になると、意識障がい・けいれん・手足の運動障がい、高体温(体に触れると熱いと感じる)が出現します。
1.涼しい場所へ避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている涼しい室内などに避難させましょう。
2.脱衣と冷却
衣服を脱がせ、身体からの熱の放散を助けます。きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて風通しを良くします。
露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などであおぎ体を冷やします。下着の上から水をかけてもよいでしょう。
氷嚢、氷があれば、それを両脇、大腿(太もも)の付け根に当てて皮膚の直下を流れている血液を冷すことも有効です。
体温の冷却はできるだけ早くに行います。救急隊を要請したとしても、到着前から冷却をしましょう。
3.水分・塩分の補給
冷たい水を持たせて、自分で飲んでもらいます。冷たい飲み物は胃の表面から体の熱を奪います。大量の発汗があった場合には塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクや食塩水(水1ℓに1~2gの食塩)も有効です。
4.医療機関へ運ぶ(意識がない時、自力で水分の摂取ができない時等)
★熱中症を疑ったときには何をすべきか(出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル」2022)
1.熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの概要
令和6年4月から従来の熱中症警戒アラートに加えて、新たに熱中症“特別”警戒アラートが創設されました。
気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずる恐れがある場合に、熱中症に対する「気づき」を促し、熱中症予防行動をとっていただくために発表される情報です。アラートは都道府県ごとに発表されます(※熱中症警戒アラートは、気象庁の府県予報区単位)。
熱中症特別警戒アラート | 熱中症警戒アラート | |
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発表基準 |
県内の全ての暑さ指数情報提供地点(29か所)における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)の予測値が35に達する場合 |
県内の暑さ指数情報提供地点(29か所)のうち、 いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)の予測値が33に達する場合
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発表時間 | 前日午後2時頃 | 前日午後5時及び当日午前5時頃 |
熱中症特別警戒アラート等の発表情報や全国の暑さ指数(WBGT)の予測値・実況値は、 「環境省熱中症予防情報サイト」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)等で公開されています。 |
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運用期間 | 令和6年4月24日(水曜日)から令和6年10月23日(水曜日)まで |
※暑さ指数(WBGT)については下記サイトからご確認ください。
暑さ指数とは?(環境省熱中症予防情報サイト)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
2.リーフレット等
【リーフレット】熱中症警戒アラート全国運用中(環境省熱中症予防情報サイト)(PDF:838KB)
【リーフレット】熱中症警戒アラート発表時の予防行動(環境省熱中症予防情報サイト)(PDF:1,295KB)
【ポスター】熱中症特別警戒アラート(環境省熱中症予防情報サイト)(PDF:822KB)
【リーフレット】熱中症特別警戒アラート(環境省熱中症予防情報サイト)(PDF:817KB)
マイボトルの利用普及を通じてプラスチック使用の削減を推進するため、県内の給水スポットを長野県統合型地理情報システム「信州くらしのマップ」に掲載しました。外出時には、給水スポットを活用し、水分補給を心がけましょう。
(パソコンから)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
生活→給水スポット
(スマートフォンから)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
マップ切替→生活→情報一覧から探す→給水スポット
スマホ用QRコード
涼しい場所を共有(シェア)する取組です。これにより、暑い夏を快適に過ごし、熱中症を予防しましょう。
※クールシェアスポットは、シェアマップ(全国のクールシェアスポットをWEB上で地点表示しているマップ)で公表していますので、お近くのクールシェアスポットを検索してご利用ください。
[シェアマップ](別ウィンドウで外部サイトが開きます)
スマホ用QRコード
※クールシェアの詳細は、こちら(別ウィンドウで外部サイトが開きます)から
【リーフレット】熱中症予防のために(PDF:535KB)
英語版(PDF:581KB)
中国語版(繁体字)(PDF:590KB)中国語版(簡体字)(PDF:572KB)
韓国語版(PDF:494KB)
【リーフレット】日本の熱中症(英訳資料)(PDF:1,544KB)
【リーフレット】障がいをお持ちの方の熱中症予防ポイント(PDF:660KB)
お問い合わせ
【内容によってお問い合わせ先が異なります。以下をご参考の上、各課・室までお問い合わせください。】
一般的な熱中症予防・発症時の応急処置について:健康福祉部保健・疾病対策課
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートについて:危機管理部消防課
給水スポットについて:環境部資源循環推進課
クールシェアスポットについて:環境部ゼロカーボン推進室
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