野菜花き試験場

佐久支場の石山佳幸研究員が「若手農林水産研究者表彰」を受賞しました

　この度、当試験場佐久支場の石山研究員が「若手農林水産研究者表彰」を受賞しました。この賞は、国内の農林水産業に関する研究開発に従事する40歳未満の若手研究者を対象とし、優れた功績があり、その将来が期待される若手研究者に対して、農林水産省農林水産技術会議が表彰するものです。石山研究員の受賞は、県内の関係者としては初めての受賞となりました。
　石山研究員は、これまでレタスに発生する病害対策に従事してきました。その中でも、特に以下の功績が高く評価されました。
・その１　新病害（レタスコルキールート病）の原因究明
　平成20年頃から県内のレタス産地で問題となっていた生育障害の原因究明に精力的に取り組み、この障害が日本国内では未確認であった新病害（のちにコルキールート病と命名）であることを突き止めました。
・その２　レタスにおける土壌病害の迅速診断法の開発・普及
　コルキールート病に加え、産地で問題となっていた根腐病や黒根病についても、その迅速診断法を開発し、防除対策の普及を精力的に進めました。
　これらの研究成果は、その後のレタスの安定生産に大きく貢献しました。

　今回の受賞は、他の職員にとっても光栄なことであり、今後の研究活動への決意を新たにしています。職員一同、「質」と「実」ともに高いレベルの研究を推進し、地域農業に貢献できるよう努めてまいります。

石山研究員

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