長野県林業大学校男子寮棟に関する情報

長野県における森林・林業専門の中心的な教育機関である林業大学校（以下、「林大」という。）は、昭和54年の開校から40年が経過しています。林大は全寮制を採用しており、全学生は学生寮を生活の拠点としていますが、男子寮については、老朽化が進行しているだけでなく、耐震性がないことも判明しため、敷地内に改築をし、学生が安心して知識・技術の習得に専念できる教育環境の整備を図ります。

R3年度に新寮棟が竣工、R4年度からR5年度にかけ、旧寮棟の除却、中庭の整備を行いました。

設計者等の一覧はこちらをご覧ください。

工事の状況はこちらをご覧ください。

施設概要

1.施設整備概要

建設敷地	木曽郡木曽町
建築面積	2,290.21平方メートル
延床面積	3,045.21平方メートル
構造・規模	木造・2階建て（男子寮棟）　木造・1階建て（ボイラー棟）
工事概要	男子寮棟、渡り廊下棟及びボイラー棟の建設工事及び付属施設の除却工事
工期	令和3年3月～令和4年2月（男子寮棟）　令和3年9月～令和4年3月（ボイラー棟）

2.施設の特徴

• 男子寮の中心に吹き抜けと三方向の中庭を望む食堂を配置
• 交流装置として、カフェ、1階と中2階の交流テラス、建物東西を貫く雲梯等を設置
• プライベート性を考慮し、寝室となる寮室を南側の1階と北側の2階に重ねず配置、寮室内は個人ブースとして机とベッドを上下に重ねて設置
• 使用した木材のうち男子寮棟は93.3％、ボイラー棟は100％が木曽郡産材
• 男子寮棟の外壁は学校のシンボルカラーでもある緑「木曽グリーン」を採用
• 林業を学ぶ学校の象徴と、地域産業への貢献を期待し、チップボイラーを導入

3.計画概要

イメージパース

4.計画スケジュール

事業スケジュール

 工事の状況

令和5年5月　中庭整備完了

令和4年3月　竣工

令和4年2月

令和4年1月

令和3年10月

令和3年9月

令和3年8月

年度	工事等名	受注者
R2~3	建築ほか工事	(株)アスピア(松本市)
R3	電気設備工事	伊藤電工(株)（駒ヶ根市）
R3	機械設備工事	(株)千村建設（木曽町）
R3	ボイラー棟工事	(株)アスピア(松本市)
R4	旧男子寮棟除却工事	フロンティア・スピリット(株)(松本市)
R4-5	渡り廊下建設ほか工事（中庭整備）	(有)久保建設(松本市)

 

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