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更新日:2024年5月17日
「水道週間(すいどうしゅうかん)」は、水道について広く国民のみなさんの理解と関心を高め、公衆衛生の向上と生活環境の改善を図ることを目的に、1959年(昭和34年)に厚生省(現厚生労働省)により制定されました。長野県もその趣旨に賛同し、毎年6月1日から7日までの1週間を「水道週間」として、各自治体や水道事業者を中心に浄水場の見学など、水道事業に対する啓発活動が行われます。
今年も下記の実施要領により、令和6年6月1日から7日を第66回「水道週間」と定め、スローガンのもと、さまざまな取り組みが行われる予定です。
蛇口をひねればいつでも流れ出る安心・安全な水。実はこの水が私たちの家にたどり着くまでにはたくさんの過程を経ています。この機会に水道のありがたさ、大切さについて理解を深めてみませんか。
水は県民の生活に不可欠なものであり、その水の安定的な供給を目指してこれまで水道の整備が図られてきた。現在ではほぼ全域にわたる普及率を達成し、今や水道は生活基盤として欠かせないものとなっている。その一方で、水道施設の老朽化の急速な進行や耐震化の遅れ、人口減少に伴う料金収入の減少等の課題に直面していることも現実である。こうした水道を取り巻く時代の変化に対応し、将来にわたり持続可能な水道とするためには、水道の基盤の強化に早急に取り組む必要がある。
また、東日本大震災や令和6年能登半島地震等の近年の大規模災害等を教訓にして、災害に強い水道づくりや、全国の水道事業者による被災地への広域応急給水・復旧体制整備など、災害対策、危機管理面の強化も必要である。
こうした状況を踏まえ、県民各層に対して、水道の現状や課題について理解を深め、今後の水道事業の取組について協力を得るために「水道週間」を設け、関係者が連携して広報活動等を重点的に実施するものである。
主催:長野県・国土交通省
協賛:長野県水道協議会
令和6年6月1日(土曜日)から6月7日(金曜日)まで
本年は、「たいせつに みずはみんなの たからもの」をスローガンに、次の(1)から(7)までに掲げる事項を広報活動等の主な目標とし、各地域の実情に即して実施するものとする。
(1)災害に強い水道づくりのため、水道施設・管路の耐震化の促進について、県民の理解と協力を求めること。
(2)渇水への対処や将来にわたり安定して水道水を供給するため、水道水源の水量確保や節水、水道施設の維持・修繕及び計画的な更新の重要性について、県民の理解を求めること。
(3)消毒副生成物や病原性微生物問題等の水質問題への対応を含めて、安全で良質な水道水の供給を確保するため、水道水源の水質保全や高度浄水施設の整備について、県民の理解と協力を求めること。
(4)給水装置に関する制度の円滑な実施を図るとともに、維持管理の重要性について、理解と協力を求めること。
(5)水道事業経営の仕組みや水道料金等について、正しい知識を提供し、理解を得ること。
(6)簡易専用水道や小規模貯水槽水道の管理について、正しい知識を提供し、管理の重要性について理解を得ること。
(7)水道事業ビジョン(地域水道ビジョン)について、公表により需要者への情報提供と理解の向上を図ること。
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