ホーム > 長野県林業総合センター > お役立ち情報 > なぜ間伐が必要なの?

ここから本文です。

更新日:2018年9月13日

林業総合センター

キッズコーナー
なぜ間伐が必要なの?

大矢研究員
行ってきました~。

 

nisioka
大矢主任研究員が帰ってきましたよ。
彼にも仕事の話を聞いてみてください。

 

イラスト:みどりさんイラスト:りんたろう君

大矢さん、こんにちは。みどり&りんたろうです。

 

大矢研究員
こんにちは、主任研究員の大矢です。

 

イラスト:りんたろう君
大矢さんは、今日はどんなお仕事をしてきたんですか?

 

大矢研究員
長野県の山には、君たちのおじいさんやお父さんの世代が植えて育ててきた「人工林」と呼ばれる林がたくさんあるんだよ。
今日は、人工林の木が、どんな手入れをすればどれくらい大きくなるのかを調べるために、木の太さや高さなどを測ってきたんだ。

 

木の太さ(周囲)を測っているところ

イラスト:みどりさん
さっき、西岡部長が教えてくれた「木の身体測定」のことですね。でも、木は放っておけばどんどん大きくなるんじゃないですか?

 

大矢研究員
残念ながらそうではないんだよ。
となりどうしの木は、大きくなるにつれて葉や枝が重なってくるから、おたがいに光をじゅうぶん受けることができなくなってしまうんだ。そうなると木は、幹がなかなか太くならなくなって、ひょろっとやせた木になってしまうんだよ。

 

イラスト:りんたろう君
そうなると、なにか困ることはあるんですか?

 

大矢研究員
木は、家を建てるときの材料として利用することが多いのは知っているよね。木が細いと、柱や板に加工することが難しいんだ。
それに、幹が細くてひょろひょろした木は、大雪や台風などで倒れたり、折れやすくなるんだよ。林の中では、光が下まで届かなくなるから、地面に植物が生えなくなって、大雨が降ると地表面の土が根が流れてしまうこともあるよ。

間伐されていないヒノキ林(地面に植物が生えていない)

 

イラスト:みどりさん
そうなったら大変ですね…。そうならないためには、どうすればいいんですか?

 

大矢研究員

木が混みあってきたら、「間伐(かんばつ)」っていう作業をする必要があるんだ。大体3本~5本に1本くらいの割合で木を伐ってやるんだよ。そうすると、1本1本の木に光があたるようになって、ぐんぐん太って風や雪にも強くなるし、地面から植物が生えてきて土も流れにくくなるんだ!

 

上のヒノキ林を間伐したら植物が生えてきた

イラスト:りんたろう君
じゃあ、間伐をきちんとしていれば大丈夫ですね!

 

大矢研究員
そうだね。1回だけじゃなくて、林の状態を見て何回かする必要があるんだよ。
でも、残念ながらきちんと間伐されていない人工林も結構あるんだ。間伐をしないでいると光があたらなくて、葉や枝がとても減ってしまうから、「長いあいだ放っておかれた人工林を間伐しても、すぐには太らないよ!」と言う人もいるね。

 

イラスト:みどりさん
えー!間伐が遅れてしまうと、木は太れないんですか!?

 

大矢研究員
うーん、それはまだわかってないんだ。
だから、間伐が遅れた人工林で間伐すると、どれくらい葉や枝が増えて、どれくらい太るようになるか、などを確かめるために、県内各地でいろいろな樹種でいろいろなパターンの間伐をした試験地を作って、樹の太さや高さ、枝の伸びぐあいなどを定期的に測っているんだよ。結果がわかるまでに、何年もかかるけどね。

 

イラスト:みどりさんイラスト:りんたろう君

木の身体測定って、長い年月の積み重ねが必要なんですね。
ありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:長野県林業総合センター 

長野県塩尻市大字片丘字狐久保5739

電話番号:0263-52-0600

ファックス番号:0263-51-1311

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?