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更新日:2025年1月30日
令和6年(2024年)9月19日(木曜日)
午後3時20分から午後4時10分まで
県庁本館8階 教育委員会室
議題
議第1号 令和6年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について
議第2号 令和6年度「長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価」について
議第3号 県立高校の特色化に関する方針について
報第1号 職員の人事異動について
教育長報告事項
(1)令和7年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について
(2)令和6年度全国中学校体育大会及び全国高等学校総合体育大会における成績について
教育長 武田 育夫
委員
教育長職務代理者 酒井 英樹
委員 矢島 宏美
委員 中川 綾
委員 峯村 怜子
その他
米沢教育次長、曽根原教育次長、今井高校改革推進役、水野教育政策課長、小池参事兼義務教育課長、清水参事兼高校教育課長、佐野高校再編推進室長、神津特別支援教育課長、臼井参事兼学びの改革支援課長、召田参事兼心の支援課長、市村生涯学習課長、沼澤保健厚生課長、中瀬福利厚生幹
武田教育長
ただいまから第1120回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。
初めに、本日、島委員から欠席する旨の報告がありました。過半数の委員の出席を得ておりますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。
本日の審議事項中、議第1号「令和6年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討する案件でございます。つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、議第1号につきましては非公開とすることに決定をいたします。なお、非公開議案につきましては、最後に審議することといたします。
それでは、議題に入ります。議第2号「令和6年度『長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価』について」、水野教育政策課長から説明をお願いいたします。
水野教育政策課長
(資料説明)
武田教育長
それでは、「令和6年度『長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価』について」、今、説明がございました。
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がありましたらお願いいたします。いかがでしょうか。矢島委員。
矢島委員
どうもありがとうございました。1点です。電子データですと19ページで、紙ベースだと2-15になります。成果指標の(1)「学校へ行くのが楽しい」と答える児童生徒の割合の評価のところです。これに関しては、一層の取組強化が必要というところで、2段落目のところですけれども、今後努めていくことが書かれています。
その中で、下から3行目のところです。「子どもたちにとって学校が、いじめ等がなく心身ともに安全で、自分らしく学べる楽しい場となるよう努めていく」と書かれておりますけれども、ここのところで、学校で起こる暴力は、この「いじめ等」という表記ですと、子ども同士の暴力しか想像があまりできないのですが、学校においては先生から児童生徒に向かう暴力であるとか、先生同士もあるのですけれども、そのようなことを見たり聞いたりするだけでも、やはりそこで心身ともに安心安全ではないので、ここは「いじめ等がなく」というよりは、「子どもたちにとって学校においては人権が守られ、心身ともに安全で」というような子どもの人権という表記を入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
武田教育長
今、矢島委員から修正をしてほしいという御意見がございましたけれども、まず、委員の皆さん、いかがでしょうか。何かございますか。
中川委員
賛成です。
武田教育長
そうすると、2-15ページのところの「いじめ等がなく」を「人権が守られ」と修正をしてほしいということですけれども、事務局はいかがでしょうか。
水野教育政策課長
御意見のとおりにさせていただければと思っております。
武田教育長
そうすると、「子どもたちにとって学校が、人権が守られ心身ともに安全で」という修正案でよろしいですか。
ほかに意見はございませんか。どうぞ。
酒井教育長職務代理者
質問というよりはコメントということでお願いします。説明ありがとうございました。
令和5年度の事業の評価ということで、教育振興基本計画の初年度の評価ということになるかと思います。既に令和6年度の施策は動いているわけですけれども、ここの課題を踏まえた上で施策に反映できるような、次につなげるようなこともしっかり考えていかなければいけないということを、この報告を受けて感じました。
具体的には、例えば2-36ページのところで、連携コーディネーターの評価について書かれていますが、ここは連携コーディネーターの仕事内容であるとか人数で、基本的には施策を何とかしないと数字が上がらないというような関係にあると思うので、こういうところは目標設定に合わせた施策も必要になってくるかと思いました。
今のが一つ目の感想です。
二つ目の感想ですけれども、教育の行政の施策で説明されている事業に対して、初年度ということで、それぞれ進捗と課題が書かれていますが、課題のほうは、もともと2年計画で行われている事業であるとか数年計画でということが当初のところから書かれている事業も多くあるので、その意味では2年目にしっかりつなげていくということが大事かなと思いました。
ですので、ここに課題と書かれていることは、ネガティブに捉えるというよりは、1年目でここまではしっかり進んだと捉えるべきだろうなと感じました。課題と書いてあるけれども、その捉え方は少し気をつけなければいけないということが二つ目の感想です。
三つ目は、働き方改革、2-8ページ目に書いてあるところですけれども、ここは長野県教育委員会が量だけではなく質の面からも教員の働き方改革を進めていくということで、時数だけではなくて教員のやりがいの面からもしっかり見ていただいているというところがありがたいなと思いました。
量だけではなく質、先生たちがしっかり子どもたちに向き合う時間をつくり、やりがいを感じていくというところにつながるように教育が変わっていくといいなと思っていますので、両面をしっかり大事にしながら政策を進められるといいかなと思いました。
感想を三つ述べさせていただきました。
武田教育長
ほかによろしいでしょうか。
それでは、決定をしていきたいと思いますが、まず修正部分について先に決定をしたいと思います。先ほどの2-15ページのところですが、「いじめ等がなく」を「人権が守られ」と修正をするという修正案でございますが、御異議はございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
では、このように修正をいたすことと決定をしたいと思います。
修正部分以外のところについては、原案どおり決定するということでよろしいでしょうか。
全委員
異議なし。
武田教育長
ありがとうございます。では、修正部分以外については原案のとおり決定をいたしました。以上で議第2号を決定したいと思います。
次に議第3号に移りたいと思います。議第3号「県立高校の特色化に関する方針について」、佐野高校再編推進室長、説明をしてください。
佐野高校再編推進室長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がございましたら発言をお願いいたします。いかがでしょうか。峯村委員。
峯村委員
ありがとうございました。
5ページ目の「一人ひとりの個性や多様性が尊重されます」というところで、12ページ目の生徒の幅広いニーズに合わせた支援というところにも含めていただいているのですけれども、県立の高校に通信制高校を併設していくということについて、ぜひ検討していっていただきたいなと思いますので、お願いします。
武田教育長
すみません。聞き取れなかったのですが。
峯村委員
現在、通信制高校のニーズがこれだけ高まっているということを踏まえて、県立の高校に通信制の高校を併設していくということを検討していっていただきたいということです。
武田教育長
佐野室長、いかがでしょうか。
佐野高校再編推進室長
ありがとうございます。公立の通信制の高校の設置ということでございます。現在、話題にもなることですが、南信にありません。したがいまして、そちらの設置等も踏まえ、全県の配置、それから通信制教育の在り方等も今後、検討事項にしていきたいと思います。
武田教育長
よろしいですか。
ほかの点はいかがでしょうか。
酒井教育長職務代理者
御説明ありがとうございました。特色を持たせていく、そして子どもたちがしっかり自分の力を出せるように進学先として選んでいくという考え方の一歩になるかと思いますので、とてもいいことだなと思いました。
確認というか質問で、伺ったかもしれませんが、今日これでこの方針が決まった後のスケジュールについて、見通しを教えていただければと思っております。
先ほど、各高校で特色について議論していただきというようなお話があったかと思うので、これがいつぐらいのところまでに各校で固まってくるのか。また、今度は見える化の話で、中学生にというような話もありましたけれども、いつぐらいになる予定なのか、もし決まっていれば教えてください。
武田教育長
佐野室長。
佐野高校再編推進室長
ありがとうございます。実は具体的なスケジュールはまだ検討中でございます。ワーキンググループを通しながら、各校で、まずはしっかりと特色について考えていただいて、そして、自分の学校ではどれが当てはまるか、どこに重点を置いて特色化を打ち出していくか、そこをまずしっかり各学校で議論をしていただくことが大切だと思います。
その上で、施策の中で手を挙げてくると、それが予算化していくということで、我々と連携しながら、ぜひバックアップしていきたいと考えています。
具体的なスケジュールについては、これから検討させていただきたいと思います。
武田教育長
スケジュールについては、そんなに遠い未来のことを言っているわけではないですよね。
佐野高校再編推進室長
はい。そんなには遠くにせず、今、各校でスクールミッションを考えておりますので、それとリンクさせながら特色化を打ち出したいと考えています。
武田教育長
ワーキンググループは、各学校につくるということですか。
佐野高校再編推進室長
事務局内につくらせていただきます。
武田教育長
各学校で先生たちだけで議論するというよりも、もう少し広くですか。その辺についてはどうでしょうか。
佐野高校再編推進室長
学校評議員の方等も含めながら、地域の声も拾いながら、やはり特色は考えていただきたいと考えております。
武田教育長
酒井委員、何かありますか。
酒井教育長職務代理者
スケジュールは未定ということですが、やはり特色を決めていくときに、校内の子どもたち、先生方、地域の保護者の方の声もとても大事ですし、その特色が本当に特色として生きるには、地域の方たちとの協力も必要になってくるかと思います。そのプロセスは大事にしていただけるということなので安心しました。
以上です。
武田教育長
ほかにいかがでしょうか。中川委員。
中川委員
ありがとうございます。
この四つの視点は、私はとても大事な視点だなと思って見ているのですけれども、今、今後のことというお話があったときに、メニューがあって選んでいくというように見えてしまっているのですが、この四つの大きな視点を持って、こんなことをやりたいよねということが、やはり現場の先生方や地域の方から出てくることもあり得ると思っています。
施策にしていくという話もあったのですが、とても広く書かれているのでどこかしらに入るのかもしれないですが、ここに挙がっていないものが挙がってきたときに、どう取り扱われる予定なのかということがもしあれば教えてください。
武田教育長
佐野室長。
佐野高校再編推進室長
ありがとうございます。
この四つの視点を基に重点化ということで、中川委員がおっしゃるように、この一つだけをやればいいというものではなくて、それぞれこの4点は必ずどの学校でもやっていることだと思います。その中で、特に自分の学校ではどこに力を入れて、重点化して、それを特色化として打ち出していくかということをまず考えていただきたい。
それとともに、先ほど中川委員がおっしゃったように、この枠からはみ出したところも、恐らくリンクする部分は必ず出てくると思いますので、そこと関連づけながら、そして相談にも乗りながら、一緒に考えていきたいと思っています。
中川委員
分かりました。四つ全部やりたいという気持ちになるところもあるのではないかなと思いますが、その中でも、というイメージですね。ありがとうございます。
武田教育長
矢島委員。
矢島委員
ありがとうございました。高校の特色化は本当に期待するところであります。
14ページの情報発信の強化・充実のところで、「長野県の高校をもっと生徒や地域の皆さんに知ってもらうために、次の取組を検討します」ということが記載されておりますけれども、今すぐできることもたくさんあると思っています。
例えば、二つ目の「高校生が自ら行う説明会を実施する」ということも、この特色化に限らず、今すぐできることはなるべくすぐに取り組んでいただいたり、そしてまた、昨年だったと思うのですが、総合教育会議か何かのときに、県外の高校のホームページと長野県の高校のホームページの魅力度みたいなところを見たときに、どちらかを選ぶといったときの県外のホームページの見せ方はすごく参考になるという話も出たと思うのですが、すぐにできることは、この検討を待たずに、ぜひ実施していただきたいと思っております。
以上です。
武田教育長
いかがですか。
佐野高校再編推進室長
ありがとうございます。二つ目の高校生が自ら行う説明会の実施という件につきましては、既に企画され、そして実施が始まろうとしているところです。
また、最後のところでありますけれども、情報発信に向けた様々な取組等は、来年度に向けてぜひ予算化して、実施していきたいという方向でおります。やれるものはすぐということ、そして予算が必要なものは検討するという方向で頑張りたいと思います。
武田教育長
ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、議第3号を原案どおり決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定をいたします。
次に報第1号「職員の人事異動について」、清水高校教育課長から説明をお願いします。
清水高校教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がございましたら発言をお願いいたします。
ないようですので、報第1号を議案のとおり承認したいと思いますが、御異議はございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、報第1号を原案どおり承認いたします。
続いて教育長報告事項に入ります。報告事項(1)「令和7年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について」、清水高校教育課長からお願いいたします。
清水高校教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がございましたら発言をお願いいたします。いかがでしょうか。中川委員。
中川委員
御説明ありがとうございました。見た目の話だけしてもいいですか。
募集の表がある中で、前期選抜が行われないところ、空欄になっている箇所については実施しませんと8番に小さく書いてあるのですけれども、私はこの前期選抜のないところはグレーとかにしてもらえると、とても見やすいかなと思いまして、ずっと見ていて気になっていたので、もしお手間でなければ、そうしていただけると皆さんに優しいかなと思いました。
武田教育長
どうですか。
清水高校教育課長
今年度対応できるかは分かりませんが、検討させていただきます。
武田教育長
今年度は間に合わないですか。
清水高校教育課長
やれると思います。
武田教育長
できるところはやると。
ほかにいかがでしょうか。
御意見はないようでございますので、以上で報告事項(1)を終了いたします。
次に報告事項(2)「令和6年度全国中学校体育大会及び全国高等学校総合体育大会における成績について」、沼澤保健厚生課長から説明をお願いいたします。
沼澤保健厚生課長
(資料説明)
武田教育長
それでは、ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がございましたら発言をお願いいたします。いかがでしょうか。
御質問等はないようですので、以上で報告事項(2)を終了いたします。
それでは、以上で公開による審議を終了いたします。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐縮でございますけれども、傍聴人の方は御退席をお願いいたします。
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