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更新日:2024年10月3日
令和6年(2024年)6月11日(火曜日)
午後1時10分から午後2時5分まで
県庁本館8階 教育委員会室
議題
議第1号 令和6年6月県議会に提出される予定の議案に対する意見について
議第2号 職員の処分について
議第3号 令和7年度高等学校の学科改編について
議第4号 長野県教育委員会会議オンライン出席等取扱要領(案)について
教育長報告事項
(1)令和7年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について
(2)令和7年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施予定概要について
(3)令和5年度特別支援学校高等部卒業者の進路状況について
(4)令和5年度特別支援学校中学部及び中学校特別支援学級卒業者の進路状況について
(5)令和5年度公立高等学校卒業者の進路状況について
(6)令和6年度長野県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果について
教育長 武田 育夫
委員
教育長職務代理者 酒井 英樹
委員 矢島 宏美
委員 峯村 怜子
その他
米沢教育次長、曽根原教育次長、今井高校改革推進役、水野教育政策課長、小池参事兼義務教育課長、清水参事兼高校教育課長、佐野高校再編推進室長、神津特別支援教育課長、臼井参事兼学びの改革支援課長、召田参事兼心の支援課長、市村生涯学習課長、沼澤保健厚生課長、中瀬福利厚生幹
武田教育長
ただいまから第1117回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。よろしくお願いいたします。
初めに、本日中川委員から欠席する旨の報告がありました。過半数の委員の出席を得ておりますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第3項の規定により、本会議が有効に成立していることを申し添えます。
本日の審議事項中、議第1号「令和6年6月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案する前の内容について審議・検討する案件であり、また、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件でございます。つきましては、議第1号及び議第2号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、議第1号及び議第2号につきましては、非公開とすることに決定いたしました。なお、非公開議案につきましては最後に審議することといたします。
それでは、議題に入ります。議第3号「令和7年度高等学校の学科改編について」取り扱います。清水高校教育課長から説明をお願いいたします。
清水高校教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がございましたら発言をお願いいたします。いかがでしょうか。よろしいですか。
発言がないようでございます。それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、議第3号を決定いたします。
次に、議第4号「長野県教育委員会会議オンライン出席等取扱要領(案)について」、水野教育政策課長、お願いいたします。
水野教育政策課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がございましたら発言をお願いいたします。いかがでしょうか。矢島委員。
矢島委員
ありがとうございました。一つ質問ですけれども、原則は参集であって、オンラインで参加するその割合はどのくらいとか、それはこれから決めていくことですか。
水野教育政策課長
ありがとうございます。この定足数ということを考えましたときに、過半数の方が対面で御出席いただけるような場合、その残りが欠席であったりオンラインの方という形で運用をさせていただければと考えております。
矢島委員
ありがとうございます。
武田教育長
ほかの点でいかがでしょうか。
それでは、議第4号を決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
武田教育長
御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定いたします。
続いて教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「令和7年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について」、小池義務教育課長から順次説明をお願いいたします。
小池義務教育課長
(資料説明)
清水高校教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御質問、御意見等ございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。
酒井教育長職務代理者
御説明ありがとうございました。
まず、小・中・特別支援学校の情報で、先ほど説明を聞いてなるほどなと思ったのですが、中学校のほうで一般選考が50名減と。これがどういう状況なのかということが気になっていまして、全国的に試験を早めたところと、重なりはないとはいえ、いろいろ早まっているかもしれないという認識もあったので、先ほどの説明で小学校の35名の増のほうに流れたのではないかという見方をされたと思うので、それはよく理解できました。
2点質問をお願いします。
第2希望の状況をもし情報があれば教えていただきたいと思いました。今回初の試みということなので、中学校のほうで小学校も希望している方、それから小学校のほうで中学校も希望している方、この両方希望している方の層があるとすると、この小学校別、中学校別の増減も併せて考える必要があるかなと思いましたので、伺う次第です。
2点目が高校のほうで、もしこれも情報をお持ちでしたら教えていただければと思います。特別選考の(4)の博士号取得者を対象とした選考ですけれども、これが平成29年度以降ということで、今回は数学だったと思いますけれども、専門性の高い方をということで、この枠を復活したと思いますが、平成29年度の状況ではどれぐらいだったのかということがもしお分かりになったら、教えていただきたいと思いました。
結構受験生の側からすると、毎年あったりなかったりする条件だと、なかなか意識もしづらいですし、コンスタントにこういう力のある、あるいは専門性の高い方を採っていくという方向性も大事なのではないかと思いまして、今回この数字になっていますけれども、ここが本当はもう少し多いと、専門性の高い先生の採用につながるかなと思いまして伺う次第です。お願いします。
武田教育長
ありがとうございました。
今の件について、よろしいですか。
小池義務教育課長
ありがとうございました。小学校の志願者586名のうち、併願をしている受験者が177名です。中学校550名のうち、111名が併願というような形になっております。
酒井教育長職務代理者
ありがとうございました。かなりニーズは高いということで、こういう思いで受験されている方がいるという状況を把握できましたので、今回の併願制度というものも、恐らくニーズに合っているかなと思いますので、来年度以降もこういう周知を続けていければいいかなと思いました。ありがとうございます。
武田教育長
高校はデータがありますか。
清水高校教育課長
大変申し訳ございません。29年の人数が分からないのでまた後ほどということと、あと今回、理科・数学以外に職業科まで広げていて、今後その対応が取られればと思っておりますので申し添えさせていただきます。
武田教育長
では、分かったところで後ほど発言ください。
ほかの点でいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、以上で教育長報告事項(1)を終了します。
次に報告事項(2)「令和7年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施予定概要について」、清水高校教育課長、お願いいたします。
清水高校教育課長
(資料説明)
武田教育長
今の説明について、御意見や御質問がございましたらお願いいたします。いかがでしょうか。峯村委員。
峯村委員
すみません、お願いします。1ページ目のところ、「(6)調査書の様式変更」についてですが、7年度にこういう変更が行われるということについては納得するのですけれども、今後の変更事項として考えていただきたいと思うのが、イの「出欠・健康の記録」欄を削除するということで、学校に通えていない子どもたちにとって、とてもありがたいことだと思うのですけれども、そこから評価の欄は残ったままです。そうすると、1年生から3年生の1学期、2学期、3学期の通知表の評定がここに載ってくると思います。
それで、現状テストを学校で受けられなかった場合、例えば学校外で学んでいるのだけれども、教室にどうしても入ることが苦しくて、学校外の場所、フリースクールであったり、あとは中間支援教室だったり、そういうところでテストを受けた場合に、評価・評定がつかない、アスタリスクがついてしまうという現状があります。そこに関しても入試への影響というものが、評価を受ける側としてはとても懸念されるものになりますので、そこについての検討をまたさらに重ねていただければと思います。お願いいたします。
武田教育長
どうですか。
清水高校教育課長
今年度につきましては3月の時点で素案を出させていただいている状況で、それを検討している状況ですので、今後についてそのアスタリスクも含めて検討を考えていきたいと思います。
武田教育長
よろしいですか。何か御意見ありますか。よろしいですか。
峯村委員
お願いしたいです。
武田教育長
では、検討するということでよろしいですか。
峯村委員
そうですね。なるべくなくしていく方向で検討していただきたいです。
武田教育長
ほかの点でいかがでしょうか。
それでは、報告事項(2)については終了いたします。
では、先ほどの件で。
清水高校教育課長
先ほどの件で申し訳ございませんでした。平成29年は12名の申込みがあって2名の合格、平成28年は15名の申込みがあって3名の合格という形になっております。
武田教育長
博士号を持っている方の応募ですね。
清水高校教育課長
はい。ということでよろしくお願いします。
酒井教育長職務代理者
ありがとうございました。そうすると、今までの経緯でいくと、今回はちょっと少ないということでしたので、また継続性と周知みたいなところで取組ができたらいいかなと思いますので、御検討をお願いします。
武田教育長
分かりました。
それでは、報告事項(3)に移ります。報告事項(3)「令和5年度特別支援学校高等部卒業者の進路状況について」、神津特別支援教育課長、お願いいたします。
神津特別支援教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問等ありましたらお願いいたします。いかがでしょうか。矢島委員。
矢島委員
ありがとうございました。障がいがあるからこそすばらしい力があると思っています。その力が発揮できるように、もっともっと世の中の理解が必要かなと思います。そのために就労支援コーディネーターの方がかなり努力をされて、このような形で訓練等の給付事業所に就職できているということもすばらしいと思いますが、さらに企業の方々の理解と支援が必要になってくると思います。足を運ぶこともすごく重要ですけれども、併せてもっと一緒に何かをやる場であるとか、学校に来ていただいて学校での様子を見ていただくとか、そういう形もいいかなと思います。
また、何年か前から検定をやっていると思うのですけれども、その検定が何か本人たちの自信に結びついたり、また資格が就職に有利に働くとか、そのようなこともあるのでしょうか。その検定が今どうなっているか、教えてください。
神津特別支援教育課長
ありがとうございます。最初のほうの実習等については、昨年の卒業生は少しコロナの影響を受けて、学年の若い頃に少し減ってしまっていた部分もあったのですが、コロナも明けましたので実習のほうを積極的にやってまいりたいと思います。
検定のほうにつきましては、今3種類、食品加工と清掃等3種類の検定をやっておりまして、それも検定を受けた生徒の就職率のほうが高く出ているというデータもありますので、そちらも積極的に展開していきたいと思っております。
武田教育長
続けてどうぞ。
矢島委員
ありがとうございます。私はその検定に向けて、生徒さんたちがすごく努力をされて、先生もすごくフォローをされています。その現場、検定をやっているところを企業の方に見ていただければ、こういうこともできる、ああいうこともできるという、その力が発揮できている、緊張も含めてそれもいいのかなと思いますので、もっと検定をやっているというところもアピールしていただければと思いました。
武田教育長
よろしくお願いいたします。
神津特別支援教育課長
ありがとうございます。
武田教育長
ほかの点はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
以上で報告事項(3)を終了します。
続きまして、報告事項(4)「令和5年度特別支援学校中学部及び中学校特別支援学級卒業者の進路状況について」、引き続き神津課長、お願いいたします。
神津特別支援教育課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問をお願いいたします。いかがでしょうか。矢島委員。
矢島委員
ありがとうございました。この数字を見ると、かなり自閉症・情緒障がいの子どもたちが通常の公立高校のところへ進学されていることがよく分かります。今もすごく支援がそのままされているということで強化されているのですけれども、現実はどうかというと、まだまだかなと感じています。少人数で中学のときは支援級で手厚くされていた生徒さんが、高校に行くと40人のところにぽんと入れられて、雑音であるとか、本当は静かに受けたいのになかなかできないとか、ハード面もありますけれども、ソフト面でもなかなか理解してもらえなかったり、それが学校に行きづらさにつながり、さらに二次障がいになってしまうという場面もあるかと思います。さらなる強化と、本人がどう感じて何をしてもらいたいのかという本人の声もぜひお聞きしていただけたらと思います。
武田教育長
コメントはありますか。
神津特別支援教育課長
ありがとうございます。特別支援学校の専門性サポートチームのほうのサポートですとか、今、高校でも特別支援教育の在り方について、また関係者で議論をしているところでございますので、そういった御意見も踏まえながら検討してまいりたいと思います。
武田教育長
ほかの点はいかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、以上で報告事項(4)を終了いたします。
次に報告事項(5)「令和5年度公立高等学校卒業者の進路状況について」、臼井学びの改革支援課長、お願いいたします。
臼井学びの改革支援課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がございましたらお願いいたします。矢島委員。
矢島委員
ありがとうございました。多分毎年お聞きしていると思うのですけれども、進学努力継続者の方は予備校及び家居等の中での学習者ということですけれども、家居等のところで、その自宅学習以外の方というのをざっと数字を見る限り、200人ぐらいいるのかなと思います。この200人の方がどのような状況なのか、また、今後自分の進路を考えるときに、どのような目標と、またどことつながってどのように歩み出すのかというところで、この方がどこともつながっていなかったりとかすると、今後のことを考えると、どこかとやはりつながりながら自分の将来を考えていってほしいなと思います。
この200人ぐらいの方というのは、どのような状況なのでしょうか。
臼井学びの改革支援課長
ありがとうございます。今、御指摘のところは203名ということになりまして、前年度比、パーセントでいいますと今年度は1.6%、前年度は1.7%ということでございます。
状況ですけれども、非常に様々でございまして、仕事をしようということで、それを目指しながらまだ決まっていないという方、あるいは留学準備をしていて、夏以降、進んでいこうという方、あるいは病気療養中の方、また、芸能活動というようなものをやっている方も含まれており、非常に様々な状況でございます。
御心配いただいております外とつながりのないという方ですけれども、基本的にはその卒業した学校の先生方が非常に丁寧に関わっていただいておりまして、将来のことについて一緒に考えたり、あるいはソーシャルスキルトレーニングができるような、そういった場を紹介したり、また、障がいのある生徒につきましては、進路実現に向けた対策を一緒に考えたりというようなことで関わっていただいているというのが、学校側から見た関わりでございます。
以上でございます。
矢島委員
ありがとうございます。
武田教育長
ほかの点はいかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、以上で報告事項(5)を終了いたします。
報告事項(6)「令和6年度長野県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果について」、臼井学びの改革支援課長、引き続きお願いいたします。
臼井学びの改革支援課長
(資料説明)
武田教育長
ただいまの説明につきまして、御意見や御質問がございましたらよろしくお願いいたします。いかがでしょうか。どうぞ。
酒井教育長職務代理者
御説明ありがとうございました。私は英語教育が専門なので、英語に目が行きがちですけれども、小学校に外国語が教科化された子どもたちが、ちょうど昨年度中3生ということで、新学習指導要領の制度の完成の子どもたちかなと思います。その意味では、授業数が今までで一番多い、内容も一番充実しているというところなので、こういう結果になったのかなと思うのですけれども、また来年度、再来年度、この問題を検討する際には、慎重に考えながら難易度について検討いただければと思います。あまり難し過ぎても、あまり簡単過ぎてもということになるかと思うので、多分昨年度の子どもたちが一番ピークの授業数を受けているということだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
臼井学びの改革支援課長
今、いただきましたような御意見を大切に考えて進めてまいりたいと思います。ありがとうございます。
武田教育長
ほかの点でいかがでしょうか。峯村委員、どうぞ。
峯村委員
ありがとうございました。課題の点になりますけれども、読みの速度に個人差があるため、問題の作成に当たって文字数について検討してほしいとありますが、あまり詳しくはないのでうろ覚えの知識で申し訳ないのですが、フォントについても、読解が困難な子に対して、そういう子たちが読みやすいフォントというのがあるそうです。ですから、そちらを調査していただいて、ユニバーサルデザインというか、みんなが読みやすく読解しやすいものに変えていくことも検討していただければと思います。お願いいたします。
武田教育長
いかがでしょうか。
臼井学びの改革支援課長
フォントにつきましては御指摘のとおりでございまして、今年度この入試からUDフォントに変えまして、そういったことも配慮させていただいているところでございます。
武田教育長
今後もさらに検討していくということでよろしいですか。
臼井学びの改革支援課長
より見やすいフォントがまた出てくる可能性もありますので、常にその辺は最新の情報を見ながら検討させていただきます。
武田教育長
よろしいですか。
ほかの点はいかがでしょうか。
それでは、以上で報告事項(6)を終了いたします。
それでは、ここで公開による審議を終了いたします。誠に申し訳ありませんが、ここからは非公開の審議に入りますので、傍聴人の方は御退出をお願いいたします。
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