県歌信濃の国1

ユウくんとアイちゃんは「信濃（しなの）の国」という歌を知ってるよね。

このあいだ音楽会で歌ったよ。

「信濃の国」は、長野県の歌だって先生が言ってたよ。

そうなの。昭和43年に、県歌（けんか）として決められた歌なのよ。

歌いやすいメロディーだったけど、歌詞（かし）はむずかしかったよ。

それじゃあ、みんなで「信濃の国」について調べてみましょう！

わたしは、歌詞のないようについて調べました。

「十州に境連ぬる」ってあるけど、長野県は八つの県とせっしているんじゃなかったっけ？

昔のよび名で数えると、十あるのよ。

1. 越後（えちご）（今の新潟県）
2. 上野（こうずけ）（今の群馬県）
3. 武蔵（むさし）（今の埼玉県）
4. 甲斐（かい）（今の山梨県）
5. 駿河（するが）（今の静岡県の東側）
6. 遠江（とおとうみ）（今の静岡県の西側）
7. 三河（みかわ）（今の愛知県）
8. 美濃（みの）（今の岐阜県の南側）
9. 飛騨（ひだ）（今の岐阜県の北側）
10. 越中（えっちゅう）（今の富山県）

松本、伊那、佐久、善光寺を四つの平と歌っているけど・・・

そうよ。長野県内の代表的な盆地を「平」と表現しているんだよ。作物がよく育つ土地をたたえています。

「海こそなけれ物（もの）さわに万（よろ）ず足（た）らわぬ事ぞなき」って部分はむずかしいなあ。

長野県には海がないわよね。でも、物が豊かにあって、不足するものがない、って意味なの。

長野県の人が、一生けん命にはたらいているたまものね。

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