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更新日:2024年10月28日
ご担当者様
ニュースで長野県内のJRとしなの鉄道にSuicaを導入するという報道がありました。関東や関西、インバウンド客向けに利便性が向上するとありましたが、その前にきっぷなど現金払いに対するケアが必要だと常々思っていました。
ワンマン化、無人駅化によって正確なきっぷを購入できない、下車しても精算できないという事例があるのを認識しています。誤購入、あるいは不正乗車に対して正確な運賃を徴収するのが先ではないでしょうか。
それを置き去りにしてキャッシュレス化の圧力に屈してしまえば、地方の鉄道は無法地帯になるのは火を見るよりも明らかです。
導入は決定事項のようですが、これを機にしっかり運賃を収受するシステムをゼロから構築する必要があります。
長野県交通政策局長の小林真人と申します。
この度は鉄道のキャッシュレス化に絡み、現金払いに対するケアについて、貴重な御意見をいただきありがとうございます。
御指摘のとおり、ワンマン運転化、駅の無人化によって誤購入、不正乗車等の問題が生じていることは、県内各鉄道事業者においても承知しているとのことです。
こうしたことから、県内各鉄道事業者では、これらの問題に対応するため、例えば、車内・構内放送にて切符を目的地まで正しく購入いただく旨の呼びかけや、列車によっては車内改札を行うなどの対応を行っています。
また、一部の線区や利用客の多い駅において、通常は無人改札である時間帯に駅係員を配置し改札を行うなど、不正乗車を抑制するための取組も実施しています。
ただ一方で、不正乗車等によって生じる旅客収入の減少額よりも、駅係員や乗務員の配置にかかる費用のほうが高いため、JRやしなの鉄道に限らず各鉄道事業者の経営判断において、やむを得ずワンマン運転化や駅の無人化を進めていると聞いているところです。
各鉄道事業者の経営判断に何とぞ御理解いただくとともに、引き続き県内の鉄道を御利用いただきますようお願い申し上げます。
以上、御意見への回答とさせていただきますが、御不明な点がございましたら、交通政策課長:丸山正徳、担当:鉄道企画係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:企画振興部/交通政策局/交通政策課/鉄道企画係/電話026-235-7027/メールtetsudo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:交通)(月別:2024年5月)2024000122
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