ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 「県民ホットライン」過去のデータ(月別) > 『県民ホットライン』2023年8月分(月別) > 長野県を水素エンジン推進県にして欲しいことについて

ここから本文です。

更新日:2023年9月29日

長野県を水素エンジン推進県にして欲しいことについて

ご意見(2023年8月14日受付:Eメール)

今回の要望は長野県を水素エンジンの推進県にして欲しいという要望です。
長野県は空飛ぶ車の議論が活発化していると聞いています。
しかし私が思うに不可能に近いと思います。出来たとしても遠い未来。
空を走るのですから、問題山積です。
空の道をどう確保するのか?
何より、個人が持つのは可能なのでしょうか?空飛ぶ車の車体は高額になるのは明白です。そんな物を一般人が持てるわけがない。
空飛ぶ車の燃料についても水素エンジンが使われる可能性が高い。であれば、先に陸を走る車の水素エンジン推進県を目指した方が早いと思います。長野は化石燃料の価格の高さが全国1位です。これに対して輸送費を言い訳にしてますが、私は疑っています。なら群馬、栃木、岐阜は長野と状況が似てますがなぜ安いのでしょう?
水素エンジンがあれば安く出来る可能性があるのではないでしょうか?
いずれにしろ、長野県に水素エンジンを作れる工場が欲しいと思います。そして長野県民に使ってもらう。これで輸送費はほぼ無しに出来るのではないでしょうか。
水素は水を電気分解する事でできます。
長野にその機械や工場があれば、出来るのではないでしょうか?
長野の水から作り、長野の車で使う地産地消型です。
以上ご検討のほどよろしくお願いします。

回答(2023年8月21日回答)

長野県産業労働部長の田中達也と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました水素エンジンの推進に関するご意見についてお答えします。このたびは、県の行う産業行政について貴重なご提案をいただき、誠にありがとうございました。
ご意見をいただきました水素エンジンにつきましては、本年6月に国が制定した「水素基本戦略」に含まれており、県としてもゼロカーボンに資するものと考え水素の利活用全般については、どの様に取り組んでいくか検討をしているところです。
水素利活用の方向性は、水素エンジン以外にも、燃料電池及び改質燃料等様々な研究がされていますが、どれが主流となるか判明しておらず、更なる研究開発が必要な状況です。このため、県としては、状況を見極めながら産学官連携による研究開発や、その成果としての民間企業による工場設置について、内容に応じて支援してまいる所存です。
また、長野県において水素を生成する手段としては、ご提案にもありました水の電気分解が比較的容易と考えておりますが、現状では再生可能エネルギー由来の電気に余力があるとは言えないため、ガソリン等の化石燃料より生成に係るコストや環境負荷が大きくなっており、本格的に活用を推進するにあたってはその解決が求められているところです。
先ず再生可能エネルギーを拡大する取組等を優先して行うことにより、ゼロカーボン社会実現に向けた取組を進めてまいります。
なお、現在、令和4年9月に公益財団法人長野県産業振興機構と山梨大学水素・燃料電池ナノ技術研究センターにて「水素・燃料電池関連分野等に係る技術力向上及び地域社会発展に係る取組」に関して連携協定を締結し、燃料電池関連ではございますが具体的な開発プロジェクトを支援しております。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、産業技術課長倉島浩、担当:技術振興係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:産業労働部/産業技術課/技術振興係/電話026-235-7196/メールsangi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:商業・工業・観光)(月別:2023年8月)2023000307

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?