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更新日:2023年9月29日

農産物盗難被害に対する県を挙げての取り組みについて

ご意見(2023年8月21日受付:Eメール)

情報番組でも大々的に取り上げられている果物窃盗被害に対して、県を挙げて取り組みを強化して欲しいと願います。果物の生産出荷量では山梨、福島、岡山等に劣らず、今や県を代表する農産品となってします。最早、盗難被害報告は毎年の事であり長野県を代表する農産物の被害を食い止めることは、生産者を守ると同時に長野県のイメージ向上にも繋がります。警察による巡回の強化には限界があり、農家の方々による巡回、防犯カメラの設置等にも限界があります。窃盗団が狙う品種はある程度限定されている事から、県職員も収穫時期の期間限定で協力態勢を敷き警戒強化を実施して欲しいと思います。防犯カメラの設置はもとより、抜け道や死角となる農地に侵入感知から通報までを一括集中管理できるシステムを地域ごとに設置する為の補助金、警備員増員の為の補助金制度などを設け県民に優しい政策の実現を望みます。
期間限定の収入で生計をたてている農家の方々にとっては、生産物の盗難は死活問題に繋がります。是非、管轄の部署が中心となって全国に向けモデルケースとして発信できるよう見える形で早急に対策を講じて欲しいと願います。

回答(2023年8月28日回答)

長野県農政部長の小林茂樹と申します。
県民ホットラインにお寄せいただきました「農作物盗難被害に対する県を挙げての取り組みについて」に関する御意見についてお答えいたします。
この度は貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。
農産物の盗難については、長野県においても毎年発生があり、他県では本年もさくらんぼやももなどの果実の盗難が既に発生しています。今年も高級ぶどうの収穫最盛期を迎え、盗難被害が懸念されるところであり、御指摘のとおり農家の方々にとっては、重大な問題であると認識しております。
農作物の盗難を防ぐためには、まずは自衛策をとっていただくことが必要でありますが、最近は、集団での盗難事案も発生していることから、長野県としては産地や地域ぐるみで盗難防止に取り組む活動を支援しています。
具体的には、市町村やJAが中心となり、県の補助事業である「地域発元気づくり支援金」を活用するなどして、警察と連携した防犯パトロールや看板、のぼり旗、防犯カメラの設置により、県の地域振興局と連携した盗難を抑止する取組が行われています。
また、主な果樹産地の農政部の現地機関の職員は、JAや市町村、警察署、農業委員とともに、防犯パトロールに参加して盗難防止の活動に取り組んでおります。こうした取組により、県内のぶどう盗難認知件数は令和元年の22件から令和4年の12件へと減少傾向にあります。
県といたしましては、今回、頂いた御提案を参考にさせていただき、来年度から農作物盗難防止強化期間を設けるなど、引き続き地域の皆様と連携して、農産物の盗難被害を防ぎ、農家の経営を守るための取組を進めてまいります。
なお、御不明な点がございましたら、園芸畜産課長、吉田新一、担当:果樹・花き係まで御連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:農政部/園芸畜産課/果樹・花き係/電話026-235-7227/メールenchiku(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:農業・林業)(月別:2023年8月)2023000330

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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