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更新日:2023年6月30日

消防団のポンプ操法大会の必要性について

ご意見(2023年5月1日受付:Eメール)

本日、夫から市町村のポンプ操法大会に出ることと、それに向け、大会まで毎週末土日の夜に練習へ出かけることを聞きました。
まず、基本的なことですが、ボランティアなのに大会に出る必要があるのでしょうか。
独身であれば、好きなだけ時間があると思います。夫婦フルタイムの共働きで2人の小さい子どももいる我が家です。土日の夜の子どもの面倒を捨ててまでやらなければいけない大会練習なのでしょうか。それをやらないと何か消防団の活動に支障を来すものなのでしょうか。
県としても、もっと実践的で効果的な訓練講習会を実施するなどに力を注いだ方が良いのではないですか。
本職の方々のように普段から鍛え、訓練している方と違い、大会前の短期間だけ猛練習しといて、「出場に向けた訓練や大会への参加を通じて、操法技術の向上が図られ、団員の士気高揚や結束力を高めるとともに、団員の日頃の訓練成果を披露する貴重な機会」(過去長野県回答)とはよく言えたものです。実際の消防団の実態とは合っていません。
そして、過去、大会の在り方について検討されたようですが、結局、大会への出場は各消防団の判断に委ねることになったようです。
これも問題だと思います。結局各消防団や団員に丸投げしただけです。
やめたいと声をあげられない、自分の代でやめれば周りから何を言われるかなど、地域との繋がりがあるほどそのジレンマにさらされます。なかなかやめたいと言い出せない、やめる決断をすることが簡単にはいかないのはお分かりになっているはずです。これは言葉は酷いですが、やり方が汚いと思います。やめたければどうぞなんてものは、無責任です。

回答(2023年5月11日回答)

長野県危機管理監兼危機管理部長の前沢直隆と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた消防ポンプ操法大会に関するご意見についてお答えいたします。

投稿者様及びご家族様におかれましては、日頃の消防団活動にご協力、ご尽力をいただいていること、誠にありがとうございます。

さて、この度の消防ポンプ操法大会に対するご意見について、私どもとしても、大変重要なものと認識しております。
本県においても長らく、消防団員の減少は大きな課題となっており、実際に消防団活動を進めていく上では、団員自身の思いはもちろんのこと、ご家族のご理解とご協力が不可欠であることは言うまでもありません。
こうした中で、この大会に対しては以前から、開催の必要性や、出場のための練習に伴う団員やご家族の様々な負担増についてのご指摘が多数寄せられてきた経緯がございました。
県大会を主催しております県と公益財団法人長野県消防協会では、こうしたご指摘を重く受け止め、令和2年に「長野県消防ポンプ操法大会・消防ラッパ吹奏大会のあり方検討会」を設置し、大会の今後のあり方等について見直しを行うべく、消防団員の生の声を聴くとともに、度重なる議論を行ったところでございます。
この検討を踏まえ、消防団員の日頃の訓練成果を発表するとともに、消防ポンプ操法技術の向上や団員の士気高揚といった大会の本来の目的を維持しつつ、地区代表の選考方法も従来方式に限らず、持ち回りで選考する方法に変更するなど、各地区で工夫しながら、大会の開催を簡素化し負担軽減を図ってきているところです。
また県消防学校においては、消防団員の方を対象とした救助資機材を扱う講習など、より専門的な講習を設けており、多くの団員に参加していただけるよう、引き続き受講の機会を確保してまいります。

県としましては、消防団員の方の負担を軽減し、ご家族のご理解を得られるように、時代に即した消防団のあり方を意識しながら、この大会のあり方についても常に検討を重ね改善を図っていくことが必要と考えております。
いただいたご意見の趣旨につきましても、関係者と共有させていただき、ご家族の理解あっての消防団活動であることの認識を共有してまいりますので、更なるご理解とご協力について、あらためてお願い申し上げる次第です。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、消防課長:小野政仁、担当:消防係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

 

【問合せ先:危機管理部/消防課/消防係/電話026-235-7182/メールshobo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2023年5月)2023000058

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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