長野県の森林とソーラーパネルの実態について

ご意見（2022年5月30日受付：Eメール）

二つ、質問させて頂いています。

他県のソーラーパネルしか生えてない山に絶句してしまっていたところ、木曽町でもメガソーラー計画がなされていた事を初めて知りました。
一度中止に出来たようですが、山にあった木々は既に伐採されてしまったと記載されてます。
また、千曲ビューラインを通った時、車道側に木々が若干寄っていて木々の奥を見たら車道から隠れているかのようにソーラーパネルが設置されていて、不安な気持ちになりました。
ソーラーパネルは街中ならまだしも、山に設置するのはデメリットしかないと私は思っています。
そして各自治体に任せてる面があるのかもしれませんが、県として最低限ソーラーパネルの設置範囲など現状把握はしていなければいけないと考えております。
そこで今現在どんな風に認識し把握しているのかお聞きしたいです。

山に関連してもう一つ、質問させてください。

今月、新聞にて軽井沢で宅地開発による森林伐採が毎年行われてると報じておりました。
「すでに山の斜面が崩れ始めているのに、…(抜粋)」との事。
私は長野県は特に山があらゆる意味で財産であり、山を壊すのではなく、逆に山を豊かにし守る行動をしていかなければいけないと考えています。
地元民は必死に声を上げていますが、通用してないようです。
県として、この声に応える行動は何か出来ないのでしょうか？

もうこのご時世に猶予は残されていないように感じております。
お忙しい中、申し訳ありませんがご返答頂きたいです。何とぞよろしくお願い致します。

回答（2022年6月7日回答）

長野県環境部長の猿田吉秀、林務部長の吉沢正と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました、森林開発と太陽光発電設備に関するご質問についてお答えいたします。

最初に太陽光発電設備の設置状況の把握に関するご質問について、長野県では2050年のゼロカーボン社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの普及拡大を目指しておりますが、事業の実施に当たっては、防災面や環境面などに配慮し設置を進めていただくことが重要と考えております。
このために本県では、これまでに、環境影響評価条例を改正して太陽光発電事業を対象としたほか、林地開発許可や景観届出制度等の手続きについても、積極的に見直しを行ってきたところです。こうした制度の的確な運用により太陽光発電による自然環境等への影響をできるだけ小さくするよう努めてまいります。

次に、軽井沢町の宅地開発における森林伐採についてお答えいたします。
森林については、森林法に基づき1ヘクタールを超える土地の形質を変更する場合は、長野県知事の許可を必要とし、1ヘクタール以下の場合は、市町村長に伐採の届を提出しなければならないとされております。県としては、森林法に基づく指導を徹底し、長野県の豊かな森林を守ってまいります。
なお、新聞に掲載された宅地開発については、軽井沢町役場へ状況を確認するなど、連携を図っているところです。
今後も太陽光発電事業が地域と調和したものとなるとともに、森林の有する多面的機能が持続的に発揮されるよう、努めてまいります。

以上、ご意見等への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、太陽光発電につきましては、環境部ゼロカーボン推進室長：新納範久、担当：再生可能エネルギー係、森林開発につきましては林務部森林政策課長：柳原健、担当：森林計画係、林務部森林づくり推進課長：中島治、担当：保安林係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先：環境部/ゼロカーボン推進室/再生可能エネルギー係/電話026-235-7179/メールsai-ene（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先：林務部/森林政策課/森林計画係/電話026-235-7269/メールrinsei（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先：林務部/森林づくり推進課/保安林係/電話026-235-7275/メールshinrin（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

 

（分野別：くらし・生活環境）（月別：2022年5月）2022000189

 

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