ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 「県民ホットライン」過去のデータ(月別) > 『県民ホットライン』2022年5月分(月別) > 日本ジカについて
ここから本文です。
更新日:2022年6月1日
お世話になります。
昨日5月30日18時05分頃に、堤防道路を通行中において堤防道路を徒歩する日本ジカを目撃しました。
角はなく体高70cmほどの日本ジカ1頭が堤防道路を歩いており、私の車が15mにまで接近すると河原へ飛び降りていきました。
これが夜間ですと接触事故になりうる可能性もありますので、道路管理者から注意喚起の看板等の情報公開が必要におもいます。
また天敵を人為的に絶滅させた日本人ではありますが、その効果がはっきりと判る形になっています。
1.日本ジカの個体数調査頻度、精度が不十分なことはありませんか?毎年増加する生き物ですので、調査頻度は2年に一度程度はほしいはずです。調査頻度を確認させてください。
2.農作物への被害が生じない対策としての「害獣の駆除」費用が廉価すぎませんか?駆除行為に対しての対価算出式はどうなっていますか?
3.害獣駆除者たちを「鳥獣被害対策実施隊」としておりますが、対価が不等に低いとおもいます。対価根拠になる算出式の公開をお願いします。とりわけ「実行時間」、「待機時間」、「技能向上に費やす時間」等詳細に単価計算式をおしえてください。「技能向上に費やす行為の対価はゼロ円だと身勝手に信じている」層が多いので、確認させてください。
4.上記3と関連しますが「害獣駆逐隊」を県条例で成立できませんか?単年任命でも複数年任命でもよいのでその検討は困難でしょうか?地域おこし隊同様に車両貸与等の検討もお願いします。
お手数をお掛けいたしますが、処々ご検討いただければ幸いです。
長野県林務部長の吉沢正と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました、ニホンジカの個体数調査頻度等に関するご質問についてお答えします。
この度は、ニホンジカの個体数調査のほか、有害鳥獣の捕獲等についてご意見をお寄せいただき、ありがとうございます。
1点目のニホンジカの個体数調査の頻度と精度についてのご質問です。ニホンジカの生息数推定のための調査は4年に一度行っており、直近では令和元年度に実施しております。
ニホンジカの頭数の推定については、4年に一度行う糞などの痕跡調査に、毎年の捕獲実績頭数、目撃情報等複数のデータを加味して精度向上を図っております。
2点目の有害駆除に対する対価、また、3点目の鳥獣被害対策実施隊への対価についてのご質問です。
農林業被害を及ぼすニホンジカやイノシシなどの有害鳥獣については、「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」に基づき、被害防止計画を定める市町村が駆除を行っており、駆除に従事された方に支払われる費用は、鳥獣の種類に応じて各市町村が算定しています。また、鳥獣被害対策実施隊への対価についても、設置者である市町村が条例で隊員の報酬等を定めております。
なお、県では国庫補助事業を活用し、駆除した有害鳥獣の種類に応じて捕獲活動費を補助しているほか、県単独事業で鳥獣被害対策実施隊の活動費等、地域の実情に応じて市町村が取り組む捕獲活動等に要する費用の一部に対して補助を行っております。
4点目のご質問についてですが、有害鳥獣の捕獲は被害に近い市町村が行い、県がその取組を支援する形で鳥獣被害対策に取り組んでおります。
農林業被害については以前より減少傾向にはありますが、県としては、補助事業等を活用して、捕獲、侵入防止柵の設置、緩衝帯整備のほか、鳥獣被害対策実施隊の設置・任命など、市町村が講じる総合的な対策を支援してまいります。
以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、鳥獣対策室長小澤岳弘、担当:鳥獣保護管理係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:林務部/鳥獣対策室/鳥獣保護管理係/電話026-235-7273/メールchoju(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:農業・林業)(月別:2022年5月)2022000198
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください