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更新日:2021年8月31日

太陽光発電事業に伴う開発行為について

ご意見(2021年7月5日受付:Eメール)

お世話になります。

静岡県の熱海では開発行為地区を起点とする土石流が発生しました。

ある市町村の地区で進められている森林開発エリアは、熱海と同様な勾配の土地ですが、開発行為を起点とする土石流発生の可能性調査有無(行政側あるいは第三者機関での調査)を教えてください。
森林法にそって貯水池(排水ライン)が存在します。貯水池での地盤力測定資料および森林開発による崩落可能性についての検討内容を教えてください。排水溝を設けたことによる山地崩落の可能性についての検討資料(申請側)および検討結果をおしえてください。
人家の隣にて開発されていますので、開発行為起点の災害にならぬようにご配慮願います。

回答(2021年7月12日回答)

長野県林務部長の井出英治と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた太陽光発電事業に伴う開発行為に関するご質問等についてお答えいたします。

森林法における林地開発許可制度は、土砂災害の防止、水害の防止、水の確保、周辺環境の保全の4つの要件について、審査基準に従い事業計画を確認し、適切な措置が講じられ基準を満たしていると認められる場合には、許可することとされています。
このことから、土砂災害を発生させないために必要な措置が講じられているか審査するとともに、該当地区においては制度に定められる森林審議会保全部会を開催し、委員の意見を伺い判断しております。
お問い合わせの貯水池については、調整池及び沈砂池の検討のことと推察しお答えします。調整池及び沈砂池については、事業計画地の中央部分にブロック積の構造で、50年確率の降雨強度を調整できる規模の計画調整池容量を確保するとともに、想定される発生土砂が処理できる容量を合わせて確保するよう計画されております。なお、調整池の設置個所は地山に設置する計画で実施時も地盤の安定を確認するとともにコンクリートで底張りされる計画になっています。
排水溝の検討については、10年確率の降雨強度が処理できる規模のコンクリート水路を計画地内及び周囲管理道に沿って配置し、計画地中央の最下部の調整池に確実に集水できるよう計画されています。また、申請者は地質調査を行い、開発による地盤に与える影響は低いことを確認しています。
県としましては、必要な防災施設の設置が行われ適正に維持管理がなされるよう、事業者を指導していくとともに、該当の市町村や関係機関と情報共有し、適正に開発行為が行われるよう慎重に対応してまいります。

以上、ご質問等への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長三澤雅孝、担当:保安林係まで、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

【問合せ先:林務部/森林づくり推進課/保安林係/電話026-235-7275/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

 

(分野別:農業・林業)(月別:2021年7月)2021000435

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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