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更新日:2026年9月10日
ナガエツルノゲイトウは、南米原産のヒユ科の多年草で、外来生物法により「特定外来生物」に指定されています。繁殖力が非常に強く、生態系や農業への影響が懸念されています。
河川や水路、水田などに生育し、ちぎれた茎や根からも再生するため、一度広がると駆除が難しくなります。
国内では1989年に兵庫県で初めて確認され、その後、福島県から沖縄県にかけて多くの都府県で確認されています。長野県内では、これまでに確認されていません。
疑わしい植物を見つけた場合は、刈り取ったり持ち帰ったりせず、下記の相談窓口へご連絡ください。
主に河川や水路、ため池などの水辺に生育します。乾燥にも強く、陸上でも育ち、水田やあぜを覆うように繁茂することがあります。
| 部位 | 特徴 |
| 葉 | 楕円形で、茎の同じ節から左右に対になってつきます。葉の縁には細かなギザギザがあります。 |
| 茎 | 内部がストローのように空洞になっています。横にはったり斜め上に伸びたりしながらよく枝分かれし、長さは約1mになります。節から根を出します。 |
| 花 | 夏から秋にかけて、葉の付け根から細い柄を伸ばし、その先に白い小さな花が集まった、直径約1.5cmの球状の花をつけます。 |

(写真提供:環境省)

(写真提供:環境省)
日本では種子の形成は確認されていませんが、茎や根の断片から容易に再生し、増殖します。
茎は横にはいながら節から根を出し、生育範囲を広げます。また、ちぎれた茎は水に浮くため、水の流れによって運ばれ、別の場所に定着することがあります。
ナガエツルノゲイトウが繁茂すると、次のような影響が生じるおそれがあります。
水の流れを妨げるほか、大雨などで流された茎や葉が取水口や排水口、ポンプなどに詰まり、除去や維持管理の負担が増加します。
水田やあぜなどを覆うように繁茂し、イネなどの農作物の生育を妨げます。また、農業機械への絡みつきなどにより、収穫作業などに支障を及ぼします。
在来の水生植物などを覆って生育を妨げ、水辺の植生や景観を大きく変えてしまうおそれがあります。

(写真提供:環境省)
無理に取り除かず、まずは管轄する地域振興局や発見した場所の市町村担当課へご連絡ください。
ナガエツルノゲイトウは、刈取りや抜取りで生じた断片からも再生します。取り除く方法を誤ると、かえって生育範囲を広げてしまうおそれがあります。
疑わしい植物を見つけた場合は、安全な場所から写真を撮影し、地域振興局または市町村担当課に次の情報をお知らせください。
※確認のために植物を採取し、持ち込むことはお控えください。
※ナガエツルノゲイトウは、外来生物法により、栽培や生きたままの運搬などが原則として禁止されています。
生育範囲が小さいうちに発見し、早期に対応することが重要です。少量の場合は根ごと丁寧に取り除く方法がありますが、茎や根の断片が残ったり、周囲に流出したりすると、再び増えてしまいます。
機械による刈払いは、茎の断片を飛散させ、生育範囲を広げるおそれがあるため、行わないでください。
駆除や処分の方法については、生育状況に応じた対応が必要となるため、作業前にご相談ください。