ホーム > 暮らし・環境 > 自然・水・大気 > 自然保護・再生 > 外来種について > クビアカツヤカミキリについて

ここから本文です。

更新日:2022年7月20日

クビアカツヤカミキリについて

「クビアカツヤカミキリ」とは

クビアカツヤカミキリは、サクラのほかウメ等のバラ科を中心とした多種の樹木を加害することが知られており、公園や街路樹のサクラ、果樹等の農作物及び生態系への被害が懸念されています。

平成30年1月に環境省により「特定外来生物」に指定されています。

長野県内での発生は確認されていませんが、平成24年に国内で初めて確認されて以降、徐々に分布を広げています。

 

クビアカツヤカミキリ

【分類】 コウチュウ目 ハムシ上科 カミキリムシ科

【学名】 Aromia bungii

【和名】 クビアカツヤカミキリ(一部ではクロジャコウカミキリと呼称している)

【原産地】 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム北部など

【体長・体色】 成虫の体長は、約2.5から4センチ。全体的に光沢のある黒色で胸部(首部)が赤い。

【被害・生態】 幼虫が生木に食入・加害することで樹木を衰弱させ、枯死に至る場合もある。

幼虫が生木の内部を摂食する際、フラス(木くず)を排出。

本種のフラスは、薄い木片状の木屑を多く含み棒状につながり、細い「かりんとう」のような状態になることが多い。

幼虫は樹木内で2から3年かけて成長し、蛹となる。日本での発生地では6月中旬から8月上旬ころ成虫となって樹木の外に出る。雌成虫は交尾後、幹や主枝の樹皮の割れ目に産卵。(平均300個の卵を産むという報告があります)

卵は8日から9日後に孵化し、幼虫が木の内部へ食入します。

【寄生植物】 サクラ、セイヨウスモモ、ウメ、モモ、カキ、オリーブ、ザクロ、コナラ、ヤナギなど

クビアカ1

クビアカ2

 

 

 

 

 

 

 成虫(写真:栃木県庁提供) フラス(木くず)の状況(写真:栃木県庁提供)

 

クビアカツヤカミキリを見つけたら

クビアカツヤカミキリと思われる個体を見つけた場合は、逃がさずに捕まえていただき、長野県庁自然保護課(026-235-7178)又はお近くの地域振興局環境課(下表)まで連絡してください。その際は、発見日時、発見場所、発見時の状況についてお知らせください(個体は死んでいても大丈夫です)。

地域振興局 電話番号(代表)

佐久

0267-63-3111

上田

0268-23-1260

諏訪

0266-53-6000

上伊那

0265-78-2111

南信州

0265-23-1111

木曽

0264-24-2211

松本

0263-47-7800

北アルプス

0261-22-5111

長野

026-233-5151

北信

0269-22-3111


お問い合わせ

環境部自然保護課

電話番号:026-235-7178

ファックス:026-235-7498

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?