感染症情報（2025年第44週）

長野県（健康福祉部疾病・感染症対策課）プレスリリース令和7年(2025年)11月5日

2025年第44週(2025年10月27日～11月2日)の感染症の発生情報です。

主な発生動向

インフルエンザの報告数は前週から増加しました（前週：1.41人/定点→今週：3.70人/定点）。
新型コロナウイルス感染症の報告数は前週から増加しました（前週：2.62人/定点→今週：3.42人/定点）。
百日咳の報告数は前週から増加しました（前週：21人→今週：24人）。例年より多い状態で推移しています。
マイコプラズマ肺炎の報告数は前週から増加しました（前週：1.00人/定点→今週：1.83人/定点）。秋から冬にかけて、特に小児は感染に注意が必要です。

注意が必要な感染症等

新型コロナウイルス感染症・インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎
いずれも主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
感染予防のため日頃から体調に気を付け、手洗いや手指消毒、室内の換気、場面に応じたマスクの着脱、咳エチケット等の基本的な感染対策を心掛けましょう。
　〇長野県「新型コロナウイルス感染症について」
　〇厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
　〇長野県「インフルエンザ情報（季節性インフルエンザ）」
　〇厚生労働省「マイコプラズマ肺炎」（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
腸管出血性大腸菌感染症
菌が付着した飲食物や手指を介して口から感染する経口感染が主な感染経路です。
感染予防のために、調理前後や食事前、トイレ後には石けんと流水による手洗いを心掛けましょう。
また、調理の際、加熱が必要な食材は中心部まで十分加熱しましょう。
　〇厚生労働省「腸管出血性大腸菌Q&A」（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
百日咳
百日咳は長引く咳を主症状とする気道感染症です。感染予防のため、手洗いや咳エチケットを心掛けるとともに、咳症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
また、特に生後6か月以下の乳児が感染すると重症化することがあり注意が必要です。重症化予防のため、定期接種の対象年齢（月齢）に達した乳児は速やかな予防接種を検討しましょう。
　〇厚生労働省「百日咳」（別ウィンドウで外部サイトが開きます）
　　　
急性呼吸器感染症（ARI）サーベイランスの病原体検出状況を掲載しています
　〇長野県「急性呼吸器感染症（ARI）サーベイランス」

第45週は令和7年11月12日（水曜日）発行予定です。

「長野県感染症情報」も併せてご覧ください。