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更新日:2024年5月29日
農業試験場
農業試験場では令和6年2月20日に長野県安曇野庁舎で、将来を担う水田農業経営者と関係者が技術の開発状況等の情報を共有するとともに、今後の生産性向上や規模拡大に向けて必要となる技術等について意見交換を行うために「水田農業ミーティング」(おでかけ試験場)を開催しました。
テーマは水田農業の「規模拡大に向けた技術の課題」で110余名の参加者がありました。
農業試験場の研究職員から、品種開発、ドローンや直播、スマート農業について情報提供しました。
東北大学大谷隆二教授から先進地の東北地域の現状と技術革新についてオンラインで講演をいただきました。
後半は若手水田農業経営者3名と専門技術員をパネリストとしてパネルディスカッションを行いました。
昨今の温暖化の状況から今後の高温耐性品種開発に期待する声、一般農家高齢化の離農によるほ場受け入れが限界に近づいているとの意見がありました。
畦畔の草刈り作業がネックであるとの意見に対し、農地整備の畦畔傾斜を今後緩やかにしていくことや農機メーカーから新たな畦畔草刈機の提案もありました。
大谷教授から長野県でも乾田直播に適するほ場があるとの助言がありました
最後に、他県を超えて長野県全体の米の価格を上げていこうとの提言があり盛会のうちに閉会となりました。
業試験場では今後の水田農業について、品質向上、安定生産、など、課題解決のため技術開発に努めてまいります。
担当:作物部
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