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更新日:2021年11月21日
基本目標 水・土・里を支え活かし、次代へつなぐ農業農村整備
本計画は、国の土地改良長期計画との整合を図りつつ、第3期長野県食と農業農村振興計画において、農業・農村の「めざす姿」としている「県民生活に大きく関わっている農業・農村を、県民一人ひとりの高い意識によって守り、農業者の高い技術力、経営力、マーケティング力をもって、農業を更に発展させることにより、みんなが笑顔になり、幸せを感じて暮らせる農村」を実現させるための実行計画の一つとして、2018年度から5か年の農業農村整備事業の展開方向を示しています。
・安定した農業用水と生産性の高い農地が農業生産を支えることにより、
しっかりと稼げる農業の展開を目指します。
・防災減災対策、適切に施設を保全管理する体制づくり、地域住民等の協働により、
安全で暮らしやすい農村の環境を目指します。
・疏水等の歴史や景観の観光への活用、小水力発電の導入により、
農村資源を活用した取組の広まりを目指します
基本方向1 稼ぐ農業を支える基盤整備の推進
・農業水利施設の適切な保全管理と重要構造物の耐震・長寿命化により、農業用水の安定供給を図ります。
・高収益作物を導入するための水田の畑地化・汎用化、導入作物に適したかん水方式への改良など、収益性を高めるための農地の整備を進めます。
・農地の大区画化と担い手への農地集積・集約化による生産コストの低減や、農業水利施設の電動・自動化など用水管理の省力化により、生産性を高める農地の整備を進めます。
基本方向2 持続的な農業生産活動を支える基盤づくり
・ため池等の耐震対策、豪雨対策、地すべり防止施設の長寿命化など、農村の暮らしを守る防災減災対策を進めます。
・中山間地等の条件不利地域においては、地域の特徴を活かしたきめ細かな基盤整備など持続的な営農を支える農地の条件整備と生活環境の整備を推進し、農村の活性化を図ります。
・農地と水を守り担う土地改良区の人材育成や運営強化など、農業水利施設の適切な保全管理体制の構築を進めます。
・水路の草刈りや泥上げ等、農業者自らが行う保全管理活動や、地域住民・都市住民も含めた多様な主体の協働による取組を支援します。
基本方向3 地域の強みを活かした農村景観や地域資源の活用
・歴史的な疏水、ため池、棚田等の農業資産を観光資源として活用する取組や、地域学習へ活用する取組を支援します。
・農業用水を活用した小水力発電の導入を推進し、農業水利施設の維持管理に伴う農業者の負担軽減を図ります。
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