松本地域のすいか産地では、毎年カラスによる果実被害が発生し、生産者の大きな課題となっています。このため、松本農業農村支援センターでは、JA松本ハイランドと連携し、すいかを栽培している畑でテグスを活用したカラス侵入防止対策を実施しています。
8月10日には対策を実施した畑において検討会を開催し、すいか生産者やJA関係者など約15名が参加しました。
当日は、3種類のカラス対策について、配布資料を用いながらそれぞれの特徴や設置方法、必要経費などを説明しました。1つ目は、農研機構の「畑作テグス君」をすいか栽培で活用しやすい形に改良した「畑作テグス改良2」を、2つ目は、簡単なテグス対策を多くの生産者が活用しているカイト鷹を組み合わせた「テグス+カイト鷹を」、3つ目は、遮熱資材での被覆とテグスを活用した「遮熱対策併用」の対策を実施し比較検討しました。
また、テグスを2~3本同時に張ることができる簡易な設置装置も紹介し、参加者に実際に使用していただきました。
今後は、現地で得られた成果をもとに設置方法や資材等をまとめたマニュアルを作成し、多くの生産者が導入しやすい体制づくりを進めていきます。松本農業農村支援センターでは、カラスによる果実被害の軽減に向けて、引き続き関係機関と連携しながら効果的な対策の普及を図っていきます。

写真1 意見交換会の様子 写真2 テグス設置装置を試している様子