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更新日:2024年10月28日
過去最高にインバウンド需要(海外)が盛り上がってきているが、住民が困ることも散見される。
長野県としてがいいのか、観光地を内包している市町村がいいのかはわからないが、オーバーツーリズムに対するコストを頂くことが必要ではないか。
例えば上高地とかで、河童橋の改修やトイレの増設などが起きた場合に備えて、観光税のようなものを海外から頂くようにして、観光地でのインフラ整備を進めていくことが継続的に観光地として生きていくために必要だと思うのでよろしくお願いします。
長野県観光スポーツ部長の加藤浩と申します。
お寄せいただいたオーバーツーリズム対策に関するご質問についてお答えいたします。
この度は、長野県の観光振興に向けて貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。
長野県では、令和5年3月に策定した「しあわせ信州創造プラン3.0」における政策の柱として「快適でゆとりある社会生活を創造する」ことを掲げており、その実現に向けては、長野県に暮らす方も訪れる方も長野県を楽しんでいただける持続可能な観光地域づくりを推進していくことが必要だと考えております。
その取組の一つとして、ご質問いただいた、旅行者が集中する一部の地域や時間帯等において、過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念が生じる、いわゆるオーバーツーリズムについては、暮らす方、訪れる方双方に影響を及ぼす重要な課題であるとともに、具体的な地域の実情に応じた対策が必要であると認識しております。こうした課題は、コロナ禍からの観光需要の回復や、外国人旅行者の一層の増加に伴い、今後も顕在化が懸念されることから、そのインフラ整備等に要するコストの一部を、外国人を含む旅行者の方々に広くご負担いただくことは、持続可能な観光地域づくりの実現に向けて重要な選択肢の一つだと考えております。
現在、県内では、上高地を中心とする北アルプス南部地域において、北アルプス登山道等維持連絡協議会により、持続可能な登山道維持を実現するため、利用者から協力金を募る実証実験(北アルプストレイルプログラム)が行われているところです。また、県においても、観光がもたらす弊害の防止、除去のほか県内の各地域にある強みや特長を大きく伸ばすため、観光振興財源の検討に取り組んでいるところですので、いただいたご意見も参考にしながら、オーバーツーリズムの抑制等への財源の活用も含め、検討を進めてまいります。
以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、山岳高原観光課長:若林憲彦、担当:オーバーツーリズム対策については観光地域づくり係、観光振興財源については企画経理係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:観光スポーツ部/山岳高原観光課/観光地域づくり係/電話026-235-7254/メールmt-tourism(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
【問合せ先:観光スポーツ部/山岳高原観光課/企画経理係/電話026-235-7247/メールmt-tourism(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:商業・工業・観光)(月別:2024年4月)2024000061
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