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更新日:2023年3月31日

バックカントリースキー(スノーボード)規制条例策定について

ご意見(2023年2月1日受付:Eメール)

平素よりお世話になっております。
さて、先日長野県内のスキー場にて3件ものバックカントリースキー(スノーボード)に起因する痛ましい遭難死亡事故が発生いたしました。対応に当たられた県職員様につきましてはご苦労様でございます。
また県内ではここ数年、20人ほどのスキーヤー(スノーボーダー)がバックカントリースキーを起因として遭難している現状があります。

既に県内では野沢温泉村がスキー場の安全に係る条例を制定しており、バックカントリーを規制しているとのことです。

これに倣い、バックカントリーでの遭難被害を抑止するため、長野県として県全体に適用されるバックカントリースキー(スノーボード)の規制条例を策定してはいかがかと思いご進言差し上げます。

よろしくご検討のほどをお願いいたします。

回答(2023年2月8日回答)

長野県観光部長の渡辺高秀と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた「バックカントリースキー(スノーボード)規制条例策定」に関するご意見についてお答えいたします。

このたびは、バックカントリースキー等の安全対策について貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。

バックカントリースキー等は、大自然の中でパウダースノーを滑り降りる爽快感などから、近年人気が高まっております。一方、冬山登山の形態の一つであることから、スキー場内の整備されたゲレンデ滑走とは異なり大きな事故につながるリスクがあります。
このため、県では、長野県登山安全条例等も踏まえ、登山計画書の届出のほか、長野県山岳遭難防止対策協会(県遭対協)や関係者と連携して、「7ステップ」、「ロープの向こう側」などの啓発資料を活用して事前準備の徹底や必要な装備品の着用、気象条件や自分の力量を見極めた慎重な行動等を呼びかけるとともに、雪崩対策の情報等を提供しているところです。(以下参考)
【参考】信州の冬山、バックカントリーを楽しむ皆様へ
(https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangaku/winter.html)

なお、お話のありました野沢温泉村の「スキー場安全条例」については、バックカントリーを規制するものではなく、スキー場内のルールやスキー場管理区域外で生じた救助の費用請求等を規定したものであることを申し添えます。

ご指摘のとおり、今冬もバックカントリーでの遭難事故が発生し、また山の楽しみ方も多様化していることから、今後はより効果的な対策を講じる必要があると認識しております。平成27年度に制定した長野県登山安全条例の運用面の検証を含め、今後、スキー場関係者や市町村等とも意見交換を行い、個々のスキー場等では対応できない課題を整理し、バックカントリースキーを含めた登山等の具体的なルール、周知方法の見直し等について検討を進めてまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、山岳高原観光課長:小林伸行、担当:山岳高原観光係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:観光部/山岳高原観光課/山岳高原観光係/電話026-235-7250/メールmt-tourism(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:商業・工業・観光)(月別:2023年2月)2022000983

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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