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更新日:2022年5月31日

県建設事務所における松糸道路の大町市街地区間の計画の進め方の改善について

ご意見(2022年4月22日受付:Eメール)

松糸道路の大町市街地区間について幅の細いルート帯の説明会が行われていますが、大町市街地区間の計画の進め方があまりにずさんで一方的に感じられるのでホットラインに投書させて頂きました。

県建設事務所は道路計画は道路計画策定プロセスガイドラインに沿って進めていることを強調して説明を行っていますが、とてもそう思えません。ガイドラインには要件として、透明性、客観性、合理性、公平性があげられていますが、これらが全く感じられません。事例をいくつか挙げさせて頂きますが、細かなことをあげるときりがないくらいです。

1.大町市民の意識調査アンケートでは、北アルプスや田園の景観を守ることの意見がトップであり、大町の総合計画にも地域資源として山岳景観があげられ、保全することが書かれています。計画当初の意見交換会でも景観を守ってほしいという意見が出され、県の資料にも景観を守ることが課題とありましたが、幅の広いルート選定の段階では景観が守られているかどうかの評価はなくなっていました。その後の説明会や幅の細いルート帯の意見でも数多くの景観保全に関する意見や要望が出ましたが全く取り入れられず、幅の細いルート帯案も景観保全を考慮しておらず、優良農地を分断し市民や大町を訪れる人から景観を奪うような案となっています。幅の細いルート帯の評価項目にも景観保全の項目はありません。

2.ルート帯の評価がとても客観的だと思えません。たとえば幅の広いルート帯の評価でコンクリートの橋脚より盛り土の方が見栄えがよいと評価していますが、盛り土だと雑草、雑木が生え、とても見栄えがいいとは思えないです。各ルート帯の通行量も疑問です。また今回の幅の細いルート帯の意見に、評価項目を具体的にするように、というものがありましたが、評価の”例”が書かれただけで具体化されていません。都合のいいように評価できるようにしているとしか思えません。

3.市民の声により、説明会の開催が自治会ごとに行われるようになりましたが、ルート案上の自治会だけでそれ以外は実施していません。問題なのが、稲尾・海ノ口地域で、そこは木崎トンネル以北であり大町市街地から外れているため説明会が行われず、そこの住民に情報が届いていません。その地域は現道利用区間になるのですが、市街地区間がバイパス化されるとどのような影響が出るのかが全く説明されず不安です。まだ検討していないとの説明ですが、その地域前後の法定速度が上がると、交通量が増え、つられて走行速度も上がり、安全性・騒音・振動の問題が発生すると思います。

4.先日、幅の細いルート帯の説明会で集約した意見・質問を反映した資料について再度説明会が行われました。意見や質問は200件ほどあったとのことですが、資料に反映されたのはほんの3件程度でほとんどの意見は取り入れられませんでした。取り入れられたものも説明が追加されただけで計画に反映された訳ではありません。個別の意見の回答も表面的な回答であり、理由を知り理解するまでは至りません。そこで知人がその回答の元になる資料の情報公開請求をしたのですが、ほとんど”資料は存在しない”か”市民が混乱するので開示できない”との回答でまったく公開してもらえませんでした。

5.説明会でガイドラインに書かれたことをやっておらず進め方がおかしいという旨の意見と、大町市街地区間のように市街地を通る自動車専用道路の例を教えてほしいという質問を出しましたが、両方とも公開された意見一覧にありませんでした。なぜ無いのかの問い合わせをし、何度か回答の督促をしたのですが、2ヶ月たった今でもまだ回答がありません。

幅の細いルート帯案は作りやすい場所に線を引いただけのように思え、このままでは大町市街地区間は市民にはデメリットだけでメリットがないものになってしまいます。ガイドラインに沿ってやっていると言うのであればガイドラインを遵守し、市民の声を計画に反映して、市民が納得する道路にしてもらえるよう強く要望します。

回答(2022年4月28日回答)

長野県建設部長の田中衛と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた、県建設事務所における松糸道路の大町市街地区間の計画の進め方の改善に関するご意見についてお答えいたします。

はじめに、複数回のお問い合わせに対し回答が遅れ、ご不快な思いをさせてしまいましたことに、まずもってお詫び申し上げます。

このたび、これまでの説明会における主な事例をいくつか挙げていただき、住民の皆様のご意見がどのように反映されているのか疑問に思われていること、またご納得できるような説明がなされていない状況であることをご指摘いただきました。

松本糸魚川連絡道路大町市街地区間につきましては、令和2年8月に幅の広いルート帯を「西ルート帯」に決定し、大町建設事務所及び大町市において、昨年9月から「幅の細いルート帯案と評価項目」について住民説明会を開催してまいりました。

更に、より丁寧な説明をさせていただくため、本年3月21日に「幅の細いルート帯案と評価項目」について、再度、全体説明会を開催し、現在、地区別説明会を順次開催しているところです。
県としましては、できる限りわかりやすく丁寧な説明に努めるとともに、投稿者様や他の住民の皆様のご意見を伺いながら、段階を踏んだ検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、このたびご指摘いただいた個別事例等への対応につきましては、長野県大町建設事務所より4月27日の住民説明会時にお話しさせていただいたとおり、別途、機会を設けご説明させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、道路建設課長青木謙通、担当:計画調整係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:建設部/道路建設課/計画調整係/電話026-235-7304/メールmichiken(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:まち・みち・かわづくり)(月別:2022年4月)2022000093

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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