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更新日:2022年12月28日

上高地や乗鞍高原への車の乗入れについて

ご意見(2022年11月14日受付:Eメール)

上高地など自然環境保全に努める観光スポットには、現在マイカー乗入れは認められていません。
世界環境、温暖化対策もあると思いますが、車両も電気自動車、EV車は環境にほぼ害が無いと思います。
つきましては、ガソリン、軽油などの化石燃料を使わない車両の乗り入れを是非とも緩和、許可して頂きたく、お願いします。

回答(2022年11月21日回答)

長野県環境部長の猿田吉秀と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた上高地や乗鞍高原への車の乗り入れに関するご意見についてお答えいたします。

この度は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。

本県におけるマイカー規制は、入込客の増加に伴う渋滞や駐車場以外に駐車された際の踏み荒らし等による環境悪化を防ぐため、主に入込を抑制(総量規制)する目的で、上高地については昭和50年から、乗鞍については平成15年から開始されたものです。これは上高地や乗鞍畳平の駐車場の容量が限られる中、駐車場の大規模な拡張は自然環境を損なうため困難であるという状況において措置されました。
この状況に変わりがない中で、単に電気自動車、EVのマイカー乗り入れを緩和し、規制対象外とした場合、入込総量の増加を招くことが予想され、上述の規制目的の達成が困難となります。

一方で、2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ(ゼロカーボン)を宣言している本県としては、二酸化炭素を排出しないEVの活用は大変重要であると考えております。
このため、総量規制を目的としたマイカー規制下において、EVをどのように位置付けていくことができるか、県や環境省、交通事業者など関係機関で構成された自動車利用適正化連絡協議会などにおいて検討を開始しております。

マイカー規制下における通行車両のEV化のステップとしては、現行規制で通行が許されているシャトルバスやタクシーのEV化を進める方法や、事前登録制など入込総量をコントロールしながらEVを規制対象外とする方法、最終的にはEV以外は入れない規制方法などが考えられますが、環境を保全していくためにより効果的な仕組みとなるよう、環境省、松本市など行政機関、交通事業者をはじめとした民間団体や地元住民の皆様とともに検討を進めていきたいと考えております。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、自然保護課長:新津俊二、担当:自然公園利用推進担当までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:環境部/自然保護課/自然公園利用推進担当/電話026-235-7178/メールshizenhogo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2022年11月)2022000784

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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