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更新日:2022年12月28日
各地でメガソーラーなる発電所が、森林を伐採して建設され、土砂災害が発生したり、パネルが破損したりといった問題が発生しております。長野県民としては、世界に誇る山岳美を壊してまで、効率的に悪く毒性の強い物質を含有するソーラーパネルの設置に反対します。
ソーラーパネル発電所は、悪天候では発電できず、災害で破壊された場合に、バラバラになっても発電を続けたり、毒性の強い物質が流れ出て環境汚染につながります。リサイクルも出来ず、SDGsとはかけ離れたものでありますから、設置場所や、破損したパネルの処理方法、はたまた、設置会社が倒産した場合、放置されないようにどうするのか、など様々な問題点を良く検討されるならば、このような事業を進めるべきではないと考えます。
県としてどの様にお考えか、回答いただきたく存じます。
長野県環境部長の猿田吉秀と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた太陽光発電設備に関するご質問についてお答えいたします。
2050年ゼロカーボン社会の実現に向けては、太陽光発電の普及を推進していくことが必要となりますが、ご懸念の森林開発を伴う太陽光発電の設置につきましては、防災や環境等に配慮し、事業を進めていただくことが重要と考えております。本県としましては、メガソーラーの建設に関して、これまでも環境影響評価制度や林地開発許可、景観法に基づく届出などの関係制度の積極的な見直しを行ってきたほか、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく再エネ促進区域について、本年度、市町村が区域を定める場合の基準を県として策定し、防災や景観・森林の保全の観点から促進区域の対象から除外するなど、環境等への影響をできるだけ小さくするよう努めてきたところです。
また、パネルの処理や含有される有害物質に関するご懸念に関しましては、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法及び廃棄等費用積立ガイドラインにより、本年度から事業者による処理費用の外部積み立てが義務付けられているほか、県として廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき使用済み太陽光発電設備の適正処理の確保に努めております。
以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、ゼロカーボン推進室長:新納範久、担当:再生可能エネルギー係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:環境部/ゼロカーボン推進室/再生可能エネルギー係/電話026-235-7179/メールsai-ene(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:くらし・生活環境)(月別:2022年11月)2022000805
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