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更新日:2026年9月11日
時間:午前11時30分~午前11時53分
場所:県庁特別会議室
出席者:
阿部知事、関副知事、新田副知事、阿部警察本部長、吉沢公営企業管理者、渡邉危機管理監、田中産業政策監、矢島危機管理部長、塩原企画振興部次長、高橋総務部長、小池県民文化部長、清水健康福祉部長、小林環境部長、米沢産業労働部長、柳井観光スポーツ部長、根橋農政部長、千代林務部長、森下建設部長、柳沢会計管理者兼会計局長、池田監査委員事務局長、若月人事委員会事務局長、小野労働委員会事務局長、滝沢佐久地域振興局長、合津上田地域振興局長、山口諏訪地域振興局長、水上上伊那地域振興局長、大日方南信州地域振興局長、小林木曽地域振興局長、斎藤松本地域振興局長、柳原北アルプス地域振興局長、百瀬長野地域振興局長、三森北信地域振興局長、松本教育次長、清水教育次長、村井議会事務局長
(関副知事)
それでは、ただいまから部局長会議を始めます。
本日は通常のメンバーに加えて、教育次長、議会事務局長にも出席をいただいております。よろしくお願いします。
それではまず、本日付けで会議のメンバーになられた清水健康福祉部長から御挨拶をお願いいたします。
(清水健康福祉部長)
本日付けで着任しました、清水と申します。
県政の拡大のために、一生懸命努力して邁進していく所存でございますので、皆様方、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(関副知事)
それでは、本日から5期目のスタートに当たりまして、知事から御挨拶をお願いします。
(阿部知事)
それでは、改めまして部局長会議メンバーの皆様方、これから4年間お世話になりますので、よろしくお願いいたします。
先ほど講堂で、県民起点、県民の皆様の思いに寄り添ってください、というお話しもさせていただきましたが、部局長の皆さんには、また少し違う観点でお話しを申し上げたいと思います。
まず、これまでの4年間、あるいは16年間、部局長の皆さんにはそれぞれの部局を率いながら、県政を進めていただき、仲間として、取り組んでいただいてきていること、心から感謝を申し上げたいと思います。
今、時代の大きな転換期に当たって、二つの側面をしっかりと意識することが必要だと思っています。
一つは社会が大きく変わろうとしていますので、そうした中でいろんなひずみや課題が出てきています。そうした変革期の足元の課題にしっかりと向き合って、県民の皆様の暮らしや産業を支えていくことが、必要だと思っています。ただ、その一方で、この時代の大転換期の先には、私達がこれまで通ってきた社会とは違う社会が訪れるわけであります。人口がどんどん減って、AIが当たり前のように活用され、今回も本県でも災害が起きていますし、全国を見ると、非常に大規模な災害が日常的に起きるような状況になってしまっています。
産業構造、あるいは人手が足りない、あるいは産業の在り方も、これまでと同じような状況が未来も同じ形で続くわけではなくて、むしろ新しい形に変わっていくだろうと考えています。
そうしたことを考えると、目の前の課題に向き合うということと併せて、10年後、20年後を見据えて、どのような社会になっていくのか、あるいはしていかなければいけないのか、こういったことについても、あわせて、しっかりと意識をしながら県政を進めていくことが大変重要だと思っています。
そういう観点で今回の私のお配りした公約では、未来への投資、それから社会の仕組みの改革、こうしたことを前面に出させていただいております。まず、これまでいろんな取組を進めてきたわけでありますけれども、将来に向けて、今の制度や仕組みが本当にこのままでいいのか。予算の使い方も今まで通りでいいのか、こうしたことをぜひ意識して取り組んでいっていただきたいと。何を始めるのかということと併せて、これまでの取組をもう1回検証して、何をやめるのか、何を変えるのか。そうしたことにも、部局長のリーダーシップがないとなかなか担当レベルでは、今までやってきたことをやめるという判断はできにくいと思いますので、そうしたことにも意を用いていっていただければと考えています。
そうした政策面での考え方の中で、部局長の皆さんには、5期目の冒頭に当たって、5点お願いをしていきたいと思っています。
私自身、先ほど少し職員の挨拶の中で申し上げたように、知事がやるべきこと、私でしかできないことに集中をしていきたいと思っています。私がそういう行動をとると、部局長の皆様方には直接的に影響する可能性がありますので、ぜひ任せるところは任せていきたいと思っています。各部局長の皆さんには、それぞれ自らの判断と責任で、進めていく範囲を増やそうということをぜひ意識して取り組んでいってもらいたいなと思っています。五つの枠外で、全体的にそうしてもらいたいことです。
まず、先ほど職員の皆さんにお願いしたことと、同じであります。ぜひ部局長の皆さんには現場に出て、いろんな県民の皆様と対話をし、コミュニケーションをとっていただきたいと思います。普通の県民の皆様方と直接話をするケースというのは、なかなかないかもしれませんけれども、ぜひ意識的に県民の皆さんが何を考えているのかということを心がけて聞くように。街角で人を捕まえろということだけではなくて、いろんな親戚や友人だとかそういう皆さんのところに行って、何を悩んでいるのかと。あるいはいろんな場面で引き合った人たちに所管する政策だけではなくて、一体県に何を期待しているのか、ぜひいろんな形でコミュニケーションを取っていただくと。皆様方のこの枠組みもどんどん広がっていくんじゃないかなと思います。
私達は、とかくさっき言ったように、データであったり、あるいは制度の枠組みから県民を見ているんじゃないかなと思っています。それを県民側から制度を見る、県民側から政策を眺める。そうしたことをぜひ強く意識をしていただきたいと思っています。
「現場から日本を動かす」というのが、私の全国知事会長としてのスローガンでもありますので、県民とコミュニケーションをとっていただき、ぜひ現場に出かけていくことを私も心がけますので、ぜひ皆さんには心がけていただきたいと思っています。
そういう観点で申し上げると、給付付き税額控除で国と地方の協議の場で今議論しているところでありますが、国からの指示待ちではなくて、現場起点、県民起点、ぜひここはしっかりと意識をしてもらいたいのです。要は、国が言っていることをやるのが我々の仕事ではなくて、県民の皆様方が期待していること、願っていることを我々が実現し、また、国にも提言していくことが我々の責任なので、まず、その現場、あるいは県民から、あるいは我々から、国をはじめとする関係方面、そうしたベクトルをぜひ意識をしてもらいたいなと思っています。これが1点目です。
それから2点目は、今回も選挙を通じて、改めて感じたのは、せっかくいいことやっているのに伝わってないなということ。あるいは県民の皆さんの期待している通りに、なかなか成果をお示しすることができてないという部分があろうかと思います。
これから総合計画を策定していく形にもなろうかと思いますけれども、いろいろなところで言われるのは、計画は一生懸命つくるけど、そこからの実行はどうなっているのという部分であります。
各部局長の皆さんには成果を意識してもらいたいと思いますし、成果というのは我々が知っているだけの成果ではなくて、県民に伝わって、県民から評価されて、改善しろとかいまいちだということも含めて、評価されるところまでを含めて、成果だと思いますので、広報も意識をしながら、政策の成果に意識を向けていっていただきたいと思います。
それから3点目でありますが、先ほども職員の皆さんにも上司に忖度するなと。県民のためなら、チャレンジしてくれという話もさせていただきましたが、都合のいい情報だけが私や部局長に上がってくるような組織にならないようにしていきたいなと思っています。
私自身も皆さんからの苦言や意見をできるだけ率直に聞いていきたいなと思っていますし、このことは部局長の皆さんにおいても、ぜひ同じような姿勢で取り組んでいただきたいと考えています。
かえるプロジェクトを進めていますが、そうしたところで出てきた職員の声もしっかり活かせるように、また、日々の仕事の中でも、若い職員も含めて、率直な意見交換ができるような職場になるように、皆さんの御協力をいただければと思っています。
それから4点目でありますが、先日、欠席の部局長もいらっしゃいましたけれども、オフサイトミーティングで、部局長の役割は経営幹部としての役割と知事の参謀という話がありました。ぜひこのことを意識していただけるとありがたいなと思っています。
なかなか世の中の変化が激しくて、私自身のアンテナでカバーできないこともたくさんあります。また、私もいろんな経験を積んできましたが、そのことが実は私自身の思考の枠組みを逆に固定化してしまっているんじゃないかという不安も持っています。
そういう意味では、ぜひ皆さんには、県全体の幹部として、もちろん部局を統率していただくという役割も重要でありますが、それと同時に、できるだけ、県全体の課題も部局長の皆さんとは共有していきたいと思います。これはA部局、これはB部局ということよりも、他の部局が考えていることを感じていることもできるだけ共有していきたいと思っています。そのことは皆さんがそれぞれ部局を牽引する上でも大切なことだと思いますし、また皆さん一人ひとりが、部局の長ということだけじゃなくて、経営幹部であり、また私の参謀役であるということを意識していただくことにもつながると思いますので、そういう意味で定期的に部局長の皆さんに集まっていただくような場をもっと増やしていきたいと思っています。
そういう意味では県庁全体の経営幹部として、そして私は参謀役として役割を果たしていっていただきたいというのが4点目です。
最後5点目でありますが、これは私自身にも言い聞かせなければいけないことがありますが、社会が大きく変化しているので、ぜひ学び続けてもらいたいなと思います。去年の情報はもう既に古いものと思わなければいけない時代になっているんじゃないかと思います。そういう意味では部局長の皆さんには学び続けていただきたいと思いますし、まずいろんな意味でアンテナを高く張っていっていただきたいと思っています。
5点申し上げましたが、もう1回復習すると、県民と対話し現場に出てもらいたいという、県民あるいは現場にコミットしてもらいたいということが一つ目。それから周知する成果をお知らせすることも含めて、結果に責任を持ってもらいたい、結果にコミットしてもらいたいということが2点目。それから3点目が風通しのいい、率直に物が言い合える組織にしてもらいたいということで、組織にコミットしてもらいたいということ。それから、4点目が経営幹部として、あるいは私の参謀役として県政全体にコミットしてもらいたいということ。5点目が学び続けていただきたいということ。これはある意味、自分自身がコミットしてまいりたいと。以上5点。
私の5期目の初日に当たって部局長の皆様方には、私からのお願いとして受けとめていただければと思っています。
更に最重要課題としては、ぜひ健康にはくれぐれも留意してもらいたいと思っています。なかなか難しい課題もたくさんありますが、息抜きをするときは息抜きをしたり、休めるときは休めてですね、メリハリをつけてもらって結構です。そうしないと仕事の効率も下がりますし、また部局長も私も率先してそうやって休みを取る風土にしていかないと、職員全体の休みづらくなりますので。健康に留意しながら、オフをしっかり切り替えながら、県政に向き合っていただきたいと思っています。
これから4年間、また皆さんにお世話になりますが、まず県庁が一つのチームとして機能するように私も努力していきたいと思いますので、部局長の皆様には引き続きの御協力いただきますようお願いを申し上げて、私からのお願いとしたいと思っております。よろしくお願いします。
もう一つ、私の公約とそれから「信州未来・100日アクション」をお配りしております。今回5期目の県政をスタートするに当たりまして、いろいろな公約を掲げて、県民の皆様からの訴え、また対話をしてきました。それをしっかり具現化していくことが私の県知事としての役割でありますので、関係する部局の皆さんと御相談をさせていただく中で、まず当初のアクションとして、この「信州未来・100日アクション」を取りまとめさせていただきました。
大きく8点、掲げさせていただいておりますが、いずれも概ね100日以内に着手をし、具体化をするというものでございます。
一つ一つの細かい説明は省略しますが、大きく申し上げると、先ほど足元の話と未来の話と二つ意識しましょうという話を申し上げましたが、どちらかというと、1から3までは今のことに目を向けるテーマであります。
やはり県民の皆様の暮らしが、非常に物価高騰局面で、厳しい状況に置かれている方が大勢いらっしゃる中で、生活支援しっかり取り組んでいきたいと思いますし、また中山間地の暮らしは人口減少の影響をいち早く受けていますので、そうした皆様方が安心を感じていただけるような地域社会を作るための対話もスタートしていきたいと思っています。
加えて、熊本地震。我々も教訓をしっかり生かしながら、改めて、長野県も糸魚川-静岡構造線断層をはじめとして、地震の発生確率が全国の中でも比較的高い地域がありますので、そういう意味では、改めてこの地震防災対策については総点検。各部局、しっかり意識をしてもらいたいと思っています。
4以降がどちらかというと、中長期も見据えながらということでありますが、着手については、速やかに行っていきたいと思っています。
まず、人口減少は、今まで信州未来共創戦略の中で、県民の皆様とともに力を合わせて取り組んできましたが、我々県としてやるべきことについても、しっかり本部を立ち上げて、まずは子ども、若者の増加・定着に向けた具体的な検討を行っていきたいと思っています。
また、今回かなり県民の皆様方と会話をする中で、やはり教育に対する期待、あるいは教育に対する問題意識を、多くの皆様方がお持ちになられていますので、そういう意味では、教育委員会の皆様方と一緒に、これからの信州教育の基本的な考え方、方向感を取りまとめていきたいと思っています。
加えて、経済が大きく変動する中で、やはり県民からすると収入・所得が上がっていくことを期待していますし、そのためには産業の生産性をどう高めるかということが大変重要な課題であります。「所得向上・生産性革命プロジェクト」ということを県政の最重要課題に位置付けて、取り組んでいきたいと思っています。
その表裏の関係で、7番目に掲げたダイバーシティ&インクルージョンワークということで、働き方、産業の発展のためにも、あるいは豊かな暮らしを県民の皆様に営んでいただくためにも、この働き方の問題は極めて重要だと思っております。
対話をする中でも、経営者の皆様方からは、人材確保のための働き方改革。そして、働く方たちからすると、家庭と仕事を両立するための働き方改革、働く皆さんからも経営者の皆さんからも、この働き方の多様性をどうつくっていくかを求められていますので、これもぜひ力を合わせて取り組んでいきたいと思っています。
最後8番目は全体を通じて、今回、候補者阿部守一として掲げさせていただいた公約、大変多岐にわたっておりますが、それをこの県組織にしっかり落とし込んでいく作業をしていかなければいけないと思っています。この作業をそれぞれの部局に行っていただく形になりますが、先ほど申し上げたように、この公約は私が県民に対して約束したものですので、もとより最大限尊重していただきたいと思っています。
ただ一方で、現実の今の各部局が向き合っている仕事、あるいは仕事の完了等はあまり加味しないで掲げているところもありますので、具体的な政策に落とし込んでいく際には、ぜひ皆さんからは率直な意見を出してもらいたいと。これをやるためには人が必要だとか、これを進めるためには予算が必要だと。あるいはこれはやるけれども優先順位としてはこっちの方がもっと先ではないか。そうした意見はぜひ率直に出していただきながら、この実現に向けての取組方針をまとめていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
この後、知事会見でも、この100日アクションを発表していきたいと思いますので、ここに掲げた取組に関係する部局の皆さんには御協力いただくと同時に、ぜひ公約全体の具現化に向けても、皆様方のお力をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
(関副知事)
それでは、部局長の皆さんから何かありましたらお願いいたします。
はい。企画振興部次長。
(塩原企画振興部次長)
企画振興部から1件、御礼申し上げたいと思います。
今年度取り組んでおります、「県民提案・投票制度~信州未来スイッチ~」につきましては、県民の皆様から159件の提案をいただきました。庁内審査を受けた10件について、今般、県民投票の対象として選定をしたところでございます。
御提案いただいた県民の皆様、また、この間、周知や審査に御協力いただいた、各部局の皆様には、この場をお借りしまして、御礼を申し上げたいと思います。
今後は、審査を経た10件の提案につきまして、来週月曜日9月7日から9月27日までの間、県公式LINEによる県民投票を実施する予定でございます。
投票の結果、上位となりました提案につきましては、該当する部局において、令和9年度当初予算の反映について、検討をお願いすることになりますので、引き続き御協力のほどよろしくお願いいたします。
(関副知事)
他に何かありますか。
よろしいでしょうか。
それでは以上で、部局長会議を終わります。
ありがとうございました。
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